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日進市■内科・小児科・肛門科・外科・形成外科・皮膚科・美容注射

TEL0561-56-4532 

〒470-0101 日進市三本木町細廻間2-1 

診療案内Medical information

内 科 小児科 肛門科 外科/形成外科 皮膚科 美容注射 サプリ

外科・形成外科

当院の外科・形成外科治療

外科は、切り傷や打撲などの外傷の手当てをはじめ、人体の多くの部分の手術を執り行う科といえます。
手術とは、生身の臓器を見て触って行う治療で、外科の経験がある医師は、臓器に関する病気をよく理解することができます。
当院の医師は幅広い外科経験があり、内科も外科も診療できることが、大きな強みです。
当院は内科と外科の融合により、偏りのない集学的治療を心がけています。
形成外科と整形外科は、名称が似ているため間違われがちですが、治療内容はまったく異なるものです。
整形外科は、骨や関節や筋肉の病気、外傷を治療します。
それに対して形成外科では、一般に体表の変形(外傷、やけど、傷跡、生まれつきの体表異常、床ずれ、爪の変形など)を中心に、皮膚腫瘍(ホクロやイボ)、あざ、しみの治療といった美容外科的な治療をします。

日進市 外科・形成外科

当院で対応できる外科医療

  • 整形外科領域を除いたすべての外傷疾患(但し、二次救急以上の重傷のものは除く)
  • 癌の検査と診断(乳腺・甲状腺・肝臓・膵臓・胆嚢・腎臓・膀胱・肺・大腸・胃・食道・十二指腸など)
  • 内臓手術後のケア
  • 肛門科
  • そけいヘルニア(脱腸)手術
  • 巻き爪根治手術
  • ガングリオン切除
  • 低周波治療器やホットパックなどのリハビリ理学療法
  • 熱傷治療
  • 床ずれ(褥瘡(じょくそう))
  • 皮膚潰瘍
  • 下肢静脈瘤 など

当院で対応できる形成外科医療

  • 顔などの外傷治療
  • すり傷、切り傷
  • きず跡・手術跡の修正手術
  • やけど、ケロイド、皮下腫瘍や皮膚腫瘍の手術
  • 巻き爪、陥入爪、爪の変形、床ずれなど
  • 下肢静脈瘤の手術

日帰り下肢静脈瘤の手術
当院ではときどき下肢静脈瘤の患者さんの相談を受けます。
手術適応があるものと無いものとありますが、手術適応のあるもののうち、症状を半減もしくはほぼ消失させることができ、なおかつ非常に侵襲が少ない方法があります。
それを当院では行なうことができます。
高位結紮術という術式です。
これは費用対効果が非常に高い、かつ、安楽に終わる手術です。
外科医が2人で向かい合ってやるならば15分もあれば終わるような手術ですが、当院では医師は私一人であるので、30分ほどかけて行います。
とはいえ、やる内容はあっけないほどの手技で、卵円窩という部位から皮膚切開し、皮下脂肪をかきわけたら直下にある大伏在静脈を露出し、大腿静脈本幹から分岐したところで結紮します。
付近の第一枝の静脈も結紮します。大伏在静脈の切断は敢えて行わないこともあります。
この術式では、通常局所麻酔だけでOKですが、不安のある患者さんの場合には希望に応じて、事前に眠る麻酔を選択しておいて併用しても良いかもしれません。その場合でも対応可能です。

対して、ストリッピング手術はどうかというと、これはなかなか大変です。
普通に入院が必要となるでしょうし、術後の痛みや安静維持などの日常生活制限があります。

たしかにストリッピングを行わなければならないような症例では、高位結紮術だけでは完治させられないかもしれませんが、まず侵襲の少ない、日帰り30分で終わるこの術式をしてみてから、それでも改善しなければ改めてそのストリッピング(大伏在静脈抜去術)を選択すればいいのだと思います。
そういうことも選択できる、ということです。

近年レーザー治療も普及してきており、専門施設ではストリッピングの代替として血管内レーザー治療もやられているかとは思いますが、機序的にいって、そうそううまくいかないだろうことは容易に想像がつきます。
また、不十分な治療となるリスクが普通にありますから、遊離する血栓を誘発するリスクもあり、つまりエコノミークラス症候群的な肺梗塞を誘発する危険があるため、私はレーザー治療をお勧めはしません。
当然入院治療が必要な術式でしょうし、当院では行なっておりません。
おそらく、レーザー治療をする場合でも高位結紮はしておいた方が安全でしょうから、そうなると高位結紮だけ最初にしてみてから判断する、でも良いのではないかと思います。

問題なのは病院側にとっては利益が少ない術式だという点です。
当院では本質的医療の提供をモットーとしておりますから、安くても良い治療は良いんだというポリシーでやっています。
これは鼡径ヘルニアの手術でも言えることです。

なお、下肢静脈瘤の手術は、当院では入院が必要なストリッピング術は行なっておりませんが、たとえば高位結紮のみでは消褪しきれなかった下腿の静脈瘤については部分切除を行うことで対応可能です。
目立つところを直接直下に小さい傷により可及的に除去する方法です。
これもまた、局所麻酔で行えます。
正直言って、それでもう十分ではないかと実際思っています。