健康診断について
「病気は早期発見・早期治療」が健康な未来への第一歩です。
現代の日本社会において「悪性疾患」・「心疾患」・「脳卒中」は三大死因とされています。その中でも特に高血圧、糖尿病、高脂血症といった生活習慣病がこれらの疾患の原因母体であると考えられています。
生活習慣病は、何も自覚症状がなく気付かないうちに発病している事が非常に多く、現在は増加の一途をたどっています。
健康診断は病気の早期発見に役立ちます。病気に関して、発見が遅れ、治療が手遅れにならない為にも普段から健康に関心をもつことが大切です。
ご不明点やご相談がありましたら当院までお気軽にご連絡下さい。
健診項目 | 金額 |
身長・体重・血圧・視力・聴力・胸部レントゲン・検尿 | 4,000円 |
身長・体重・血圧・視力・聴力・心電図・検尿・胸部レントゲン・一般採血 | 8,500円 |
※一般採血10項目以上の場合は5項目増えるごとに1,000円追加されます。
経鼻内視鏡検査(胃カメラ)
当院では、経鼻内視鏡検査を導入しています。この検査では、鼻からカメラを入れ、食道や胃、十二指腸などを検査することができます。
経鼻内視鏡は、口から内視鏡を入れるよりも、おう吐反射や苦しさが少なく済みます。検査しながらの会話もできるので、スムーズに検査が行えます。
胸焼けや胃痛、膨満感などの症状がある場合は、経鼻内視鏡による上部消化管検査をお勧めします。
胃カメラはバリウム検査に比べて、胃粘膜を直接観察できるメリットに加え、胃がんや胃十二指腸潰瘍の原因となるピロリ菌のチェックもできます。
経鼻内視鏡検査でわかる病気
食道
逆流性食道炎、食道がん など
胃
胃潰瘍、ポリープ、胃がん、ヘリコバクター・ピロリ菌、食道裂孔ヘルニア など
十二指腸
十二指腸潰瘍、腫瘍性病変 など
腫瘍性病変の場合は、専門機関へ検査結果とともに紹介し、今度の治療方針を計画します。
胃潰瘍、十二指腸潰瘍の場合は、お薬で治療を行います。その場合の多くは、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染が背景にあります。
ヘリコバクター・ピロリ菌陽性の場合は、除菌治療を行います。治療を行うことで、胃がんの発症リスクが低下します。
超音波画像検査(エコー)
超音波画像診断(エコー検査)は、超音波を患部に当てることで画像を摘出する検査装置で、X線やCTなどと違い、被爆もなく非常に安全な検査です。また、短時間で非常に多くの情報が得られます。健診をはじめ、より精密な検査も可能です。
当院の超音波エコー機器は、大病院でも採用されているハイスペック機種を採用しています。
エコーで検査できる臓器の疾患
これらエコー検査でわかる領域の臓器のうち、例えば胆のう、膵臓、肝臓といったものは、住民健診での公的がん検診では検査されません。したがって住民健診だけで安心するのは、危険であるともいえます。
中でも、当院では膵(すい)臓のがんの発見を重要視しています。膵臓は、がんが発生しても初期には症状が出にくく、発見を見逃しやすい臓器です。
しかし条件がよければ、エコーでも膵臓癌を視認することができます。
エコー検査で疾患が見つかった場合、それぞれの疾患に対して、適切な対応をいたします。
また、それぞれの疾患に合わせて、適切なお薬を出したり、より高度な治療が必要な場合は、専門の医療機関を紹介いたします。
そけいヘルニアの手術
そけいヘルニアは、足のつけ根、そけい部に発症する、いわゆる「脱腸」のことです。
初期症状では、立ったときや腹部に力を入れた状態のとき、そけい部に柔らかい腫れができます。押さえると元に戻ります。しかし症状が進むと、飛び出した腸が元に戻らなくなり、命にも関わりうる事態になります。
そけいヘルニアの治療は、根本的には手術しか方法がありません。
再発防止のため、人工補強材で穴をふさぐ手術方法の場合、飛び出てくる部分に人工の膜(メッシュ)を留置します。この手術方法はテンションフリー法というもので、使用するメッシュは脱腸の場所や程度によって使い分けます。
近年では術式や麻酔法の進歩で、手術の身体的負担が軽くなり、日帰り手術も可能となりました。
当院では、麻酔を工夫しています。局所麻酔と静脈麻酔を併用し、苦痛なく手術を受けていただけます。手術が終了すると、すぐに意識が回復します。もちろん、痛みも殆ど感じません。また、手術の侵襲度も相当小さく済む工夫をしており、術後1日目でも痛みが少ないのが特長です。
当院で鼡径ヘルニアの手術を受ける詳細な利点についてはこちらのブログをご参照ください。↓
http://www.sanbongi-clinic.com/blog/2020/07/post-1505-743337.html
医師手術実績合計348 例以上(2020年8月末時点)
手術の流れ
手術後に気を付けること
- 手術後は、日常生活レベルの作業であれば、術後すぐに再開できますが、念のため3~4日は休養をお勧めします。
- 重たいものを持ったり、運動や階段を駆け上がるなど、腹圧がかかるような運動は1ヶ月は避けましょう。
- 術後1週間目に創部の抜糸をします。
- 術後4週間を過ぎれば激しい運動も可能です。
- お風呂は、翌日の診察を受けてから入浴できます。
手術費用
手術費用は、3割負担の健康保険の場合で、3~4万円となります。
痔の日帰り手術
痔とは、肛門の病気の総称です。いぼ痔、痔ろう、切れ痔と大きく3つがあり、その半分以上はいぼ痔です。
当院では、痔の日帰り手術を行なっています。いぼ痔の場合、主としてジオン(ALTA)という局所注入治療薬を使った、根治的硬化縮小療法を行っています。当院は、この治療を行うために必要な一定以上の肛門手術経験数と、専門的な講習を修了しています。
入院治療で行っている施設もありますが、当院のように麻酔法を工夫すれば日帰り手術も可能な治療です。
滞在時間は1時間ほどで、手術自体は正味20~30分です。
当院では、独自の麻酔法を駆使しています。局所麻酔(静脈麻酔)と眠り薬を併用し、眠ったまま手術を受けていただきます。手術が終了すると、すみやかに意識が回復します。
当院の肛門科手術についての詳細な長所については下記ブログをご参照ください。
http://www.sanbongi-clinic.com/blog/2020/05/post-1428-735286.html
肛門手術医師実績538例以上(2020年8月末時点)
2020年1年間での肛門手術115例中、男性52例、女性63例(2020/12末時集計)
手術の流れ
手術後に気を付けること
手術費用
手術費用は、3割負担の健康保険の場合で、2~3万円となります。