院長BLOG

2019.03.04更新

今年は暖冬で花粉症がはやく訪れましたが、急激な花粉の飛散量なのでしょうか、今年は目の症状がきついですね。

そのため、マブタ周辺にまで皮膚がカサカサして赤くなってしまいます。実際そういう患者さんは多い印象があります。

当院では内科が基本ですが、ジェネラルに一通り治療薬を提供できます。

点眼薬、点鼻薬、塗り薬、といったものがすべて処方できます。

投稿者: 三本木クリニック

2019.02.28更新

昨夜は日進おりど病院で開催された循環器糖尿病フォーラムという研修会に参加しました。

藤田医科大病院の准教授先生による講演で、心疾患のリスク低減を目指した糖尿病治療薬の選択に関するお話でした。

 

こじんまりした会ではありましたがそれなりに得るものはありました。

抜粋メモから、、

 

健常人の心筋梗塞や脳卒中の発症率は千人に一人といったところだが、糖尿病を持病にもつとその5倍となる。

糖尿病の程度を示すヘモグロビンA1cの数値が高いのがリスクを呼ぶのは当然ではあるが、意外に若い人のほうが死亡率が高い。

糖尿病があると心房細動発生リスクが高まる(喫煙や高脂血症などの原因理由ももちろんリスクを高める)。

高齢者においては糖尿病をあまり厳格にコントロールしようとして強い治療をすると低血糖による死亡率が上昇する。ただし、それはSU薬のような、低血糖リスクの高い薬を積極使用した場合の話ではあるが。

低血糖は致命的な疾患症状であって、例えば不整脈の見地からいっても、QT延長、除脈化、心室期外収縮などの頻度リスクが上昇する。(このことについては低血糖のお話として以前私のブログでも説明したことに関連しています。循環器の専門医からもこのような確証が得られたわけです)

 

最近、エースとして出現してきたSGLT2阻害剤はEMPA REG OUTCOMEという臨床試験結果によれば、(以前このブログでも紹介しましたが)心臓や脳血管など大血管の致命的合併症リスクを有意に下げる唯一の糖尿病治療薬である。

またさらにそのSGLT2阻害剤は今回新しい知見として、心不全に対しても実はARBやβブロッカーと同等の治療効果があることが分かってきており、この薬剤が単なる血糖降下剤という意味だけではなく、心筋細胞の代謝にも有効に働くことを示唆する。当然ダイエット効果があるため、間接的な心臓保護作用というのもありますね。

 

ざっとこのようなことですが、他にもこまごまと知見がアップデートされました。今後の臨床に生かしたいです。

投稿者: 三本木クリニック

2019.02.25更新

今年は暖冬のため、花粉の飛散がすでに2月のこの時点で3月10日並みにたくさんだということですが、たしかに私の花粉症のスタートも例年より1週間以上早く訪れました。

また、昨日の日曜日は、またまた奈良に行ってきたので余計に山林に暴露している花粉を浴びることとなり、翌日の今朝はひどいものです。

今回の奈良は奈良の山奥にある洞川温泉(天川村)まで日帰りロングソロツー。

ただ行って銭湯に入ってすぐ帰るというものでしたが、2月は通常なら奈良の山々は雪でしょうけれど、今年はそれこそ暖冬にて春の路面状態ということで、お得な2月となっており、日曜でも小さな銭湯は混雑しておらず、快適な入浴を楽しめました。

洞川と書いてドロカワと読むのは何故だか調べていないので分かりませんが、ここは患者さんのTさんに教わって急きょ行くことにしたのです。いいところだと教わってしまうと、大変遠いところなのに、どうにも頭にひっかかってしまって、行ってみないことには気が済まないのですね。で、行ってみたら、たしかに静かな温泉地で、ここはまたじっくりゆっくり訪れたいなあと思うほど好みの場所で、観光地としても有名なのでしょう、近隣には大峯山、金峯山寺といった修験僧の山や寺が世界遺産としてある地域のようです。桜の季節からは雪が降るようになるまでずっと、とても混雑しそうなのですが、2月はひなびた風情を味わう意味では素晴らしいと思います。

自分は花粉症もちなのに、春になるといろいろ出かけたくなってしまうのはもうかれこれ大学生のころからです。

三重県や奈良県、和歌山、大阪方面は土日の東名阪自動車道路の上下線とも亀山から四日市までは混雑がひどいので、やはり望ましくは平日ですが、、、なかなか現役世代には無理でしょうね。

投稿者: 三本木クリニック

2019.02.24更新

昨夜は前夜に続き、また名古屋市内で研究会があり、漢方が高齢者医療にどのように有用かについてのフォーラムでした。

まず高齢者の特徴であるフレイルの概説についての講演がありました。年齢を重ねると自動的に筋肉や内臓機能が衰えますので、フレイルの予防としてはいろいろ挙げられますが、とにかく、運動とタンパク質摂取、そしてビタミンD摂取が重要であるとまとめられていました。

最近ではフレイルが栄養と運動機能の問題だけにとどまらず、社会的フレイルという概念もでてきており、例えば独居老人の認知症発症や悪化に如実に関わってくるというお話もありました。

その後、高齢者の精神神経領域、消化管領域、呼吸器領域、というように、各分野からの専門家の先生が講演され、それらの分野に関する西洋医学の限界と漢方の有効性について述べられました。

その中で興味深くメモした内容をいくつか紹介すると、、

風邪やインフルエンザをきっかけにして長引く咳には麦門冬湯や半夏厚朴湯といった1,2種類の漢方を単独または併用すると良い、とか、もともと免疫が低下している、体力が低下しているとみれば、補中益気湯で養生力を補うというのも良い、とか。

ちなみに、風邪、急性期や慢性期について有効な漢方を分かりやすく紹介したプリントを当院の待合室に用意しておきますので、ご自分で症状とあう漢方を見つけて処方依頼されるのも面白いと思います。漢方は不思議なもので、これが効くかな?と期待して服用すると、プラセボ効果も付加されて、結構良く効くものです。

メモした内容にもどると、

「気」の鬱滞には、具体的にどういう症状がでるかというと、風邪の症状にも似ていますが、ノドのつまり感、イガイガ感、息が十分に吸えない感覚、ノドのへばりつき感といったものがあり、このような症状には、先述の半夏厚朴湯が良い適応

認知症の随伴症状の中で、どちらかというと陽性症状であるところの、イライラ、暴力暴言、攻撃的症状にたいしては、その患者さんが胸脇苦満といって、わき腹の筋肉の緊張が強い場合に抑肝散が良く効く、反対に、おなかが軟弱で、心窩部で大動脈の拍動が触れるような場合には、抑肝散加陳皮半夏が有効

認知症や高齢者のアパシー(活動性の極端な低下や食事摂取困難)に対しては人参養栄湯が有効

胃もたれや胸やけ症状を有する、高齢者、やせ体型の女性には六君子湯を8週間続けることで明らかに効果がみられる

 

などの興味深い内容が得られました。他にも睡眠障害には最近ではベンゾジアゼピン系の西洋薬(ほとんどのいわゆる睡眠剤がこれに相当する)がいろいろな意味でよろしくないことが取りざたされてきており、欧米先進国をはじめとして処方の禁止や制限がなされ、日本でもだんだんそういう方向に行っている中で、日本では幸いにも漢方により代替治療が可能であって、たとえば以前にも紹介したかもしれませんが、酸棗仁湯で代用していくとか、今回教わったのは、不安と夢見不良を伴う場合には帰脾湯、加味帰脾湯といったものも良いし、虚証の体質の人なら先述した、抑肝散加半夏陳皮も有効だとか、いろいろ選択肢がある、ということも改めて確認しました。

前の日にも勉強会に参加して思ったことは、やはりときどきこういう知見にふれる機会を頻繁にもたないと、かつて学習したことをすぐに忘れてしまっていて、そういえばそうだったなあ、というようなことが多々あるので、コンピュータのように確実性のない自分の脳に対しては、この仕事を続けるのであれば、やはりどうしても絶えず知識のアップデートをし続けなければならないということです。

 

さきほど記述したように、風邪の諸症状に対する漢方の選択肢を紹介したプリントを待合室に置いておきますが、その内容は、ある専門家先生の監修により作成した漢方のパンフレットでして、具体的に挙げると、慢性期のものとしては、小柴胡湯、柴朴湯、柴胡桂枝湯、補中益気湯、柴胡桂枝乾姜湯、茯苓四逆湯、そして、急性期のものには、麻黄湯、葛根湯、小青竜湯、桂枝湯、香蘇散、麻黄附子細辛湯といったものが、症状に応じて紹介されています。

 

投稿者: 三本木クリニック

2019.02.23更新

昨夜は名古屋市内で便秘フォーラムに参加しました。

この数年で新規便秘薬がいろいろ新発売されており、それらを踏まえたうえでの便秘治療の専門家の先生による講演です。

従来の便秘薬といえば、センナや大黄といった、即効性はあるけれど依存性があり、また漫然とした使用ではいずれ効かなくなってしまい、最終的には大腸を全切除しなければならないほどに大腸が機能停止に陥ってしまう危険性があるものか、もしくは、酸化マグネシウム(これは便を柔らかくさせる)が主たる下剤でした。あとは、ピコスルファートの系統ですね。これは液体でもありなかなか使いやすいですが、何故だか液体製剤だからでしょうか、ややマイナーな扱われ方にとどまっています。あとはもちろん、漢方薬もいろいろありますが、漢方の下剤にも多少センナや大黄が含まれています。そういう系が含まれていない漢方整腸薬は別であり、それはそれで有効ではあります。

日本ではこの数年で、アミティーザ、リンゼス、グーフィス、モビコールといった、新規の下剤が次々に発売となりました。当院でも症例に応じて処方しております。また、従来は肝性脳症にしか使えなかったラクツロース製剤もこれからは便秘治療薬として処方できるようになるようです。

センナやダイオウ、アロエの類であるアントラキノン系の下剤は今後はその弊害から徐々に廃れていくことになるだろうと思われます。

今回の研究会で面白い内容だったのは、胆汁の主成分がコレステロールであるということ、そしてその胆汁は回腸末端で90%以上が再吸収されるということ、それで高脂血症の治療としてかつてアメリカでは回腸バイパス術が試験的になされた、という話です。胆汁の主成分がコレステロールというのは、そういえばそう習ったなあ、という記憶を思い起こしたのですが、高コレステロール血症の治療薬としてスタチン系薬剤がまだ発明されなかった時代に、そういう外科的治療が有効だった、という話です。ちなみに、食事内容での脂質の吸収阻害を来たすことで高脂血症の治療としようというのが、コレバインとかゼチーアといった薬ですね。

胆汁はほとんどが回腸末端から肝臓に再吸収されますが、少しだけ大腸にそのまま流れ落ちることで、胆汁成分が大腸の蠕動を促進するという効果があるのです。その胆汁の再吸収を少し鈍らせることで下剤効果を発揮するのがエロビキシバット(グーフィス)というわけです。この薬の機序からいえる注意点は、できれば、食前に服用してから食事をする、というものです。というのは、食前に飲んでから食事をして、食事摂取により胆汁が分泌されることで効果が出るからです。

ほかにもいろいろ話題がありましたが、まあとにかく、下剤の種類がいろいろ増えて、治療しやすくなった、ということです。

ちなみに、便秘の人は生命予後が悪いことが分かっています。また、睡眠不良と便秘の因果関係、便秘と脳出血、高血圧との関係は死に直結することであり、なかなかあなどれません。

 

 

投稿者: 三本木クリニック

2019.02.21更新

水曜日の午後、いろいろな雑用をそっちのけで、奈良は吉野山への一人ドライブに行きました。雨が予想されたのと、たまには車で遠出も良いだろうと思って車で行きました。

吉野山は春には桜が大変きれいに色づく名所でしょうし、また、それゆえそのころには大変に混雑することでしょうが、いまの枯れ山の時期は誰もいなくて気分が良いです。とはいえ今回私、吉野山には初めてでかけたのです。名阪国道針インターから吉野へ下道でしばらく走り、吉野駅(終着駅)を右側にみながらさらに山のほうへ細い道を上がっていくと、いろいろなお寺や神社のようなところがありながら、自分の今回の目的地の閼伽井不動明王像にたどりつきました。

ここはあるスピリチュアリストの方が書籍で紹介されていたスポットですが、残念ながら鈍感な私には何のインスピレーションも感じませんでしたが、まあとりあえず無事往復できて満足しました。。

名阪国道帰りは東名阪に合流して御在所エクスパーサに着くまでは、伊賀のサービスエリアが唯一の休憩場所で、その伊賀のパーキングの食堂が大好きな私です。仮眠のトラックがぎっしり駐車してありますが、平日の食堂はガラガラで、ここはいつも思うことですが、メニューのすべてが普通に美味しい。旨い。のです。

四日市名物のとんてきもありますし、から揚げとかの料理も以前食べた時に大変美味しかったし、今回は前回いつか立ち寄ったとき食べたちゃんぽん麺をまた食べました。間違いがない。安心できる美味しさがある。

土日の夕方となると東名阪は大渋滞になりますが、平日は渋滞はほとんどなく帰れるのですね。たまにはこういうドライブで気分転換も楽しいなあと思いました。

吉野山は山歩きの向きにも大人気のコースでしょう、私は混雑が苦手なのでいつ行けるか分かりませんが、金峯山寺という有名なお寺も春には仏像御開帳と桜満開とで大賑わいとなるでしょうし、奈良には実は京都のように外国人などの超満員な観光客でひしめくようなことまではならないでしょうけれど、地味に非常に魅力的な風光明媚な歴史スポットがたくさんあるので、いろいろ調べては訪ねていきたいものだと思いました。

平日に宿泊などできる職種の人や現役をリタイアされた旅行好きの人などは、本当に最高に良いでしょうね!

投稿者: 三本木クリニック

2019.02.21更新

いまエビデンスが確立されている薄毛治療の薬といえば、市販薬の外用剤ミノキシジルか、病院医院でしか処方できないフィナステリド(プロペシア)とデュタステリドの3種類だけ、ということですが、

私の少ないながらの症例経験から言えば、ミノキシジルは効き目が分からない。プロペシアは効果は確かにあるが、劇的ではないのと、リビドーの低下を来たす副作用があることが問題に思います。

デュタステリドには商品名でアボルブとザガーロがありますが、ザガーロは私は処方したことはありません。同じ内容の薬であるアボルブについては、もともと前立腺肥大症の薬ですので、それはふつうに保険扱いの処方しています。ただし、あくまでも保険処方できるのは前立腺肥大症の患者さんに対してです。

発毛目的の処方は保険が効かないのは、どこの医療機関でも同じです。

ちなみに、アボルブでリビドー低下を来たしたとか、なんとなく元気がなくなった、という印象はいまのところ私の経験上はありません。前立腺肥大の治療しながら、実は発毛の治療になっている、というのはなかなか楽しい話ではありますね。

投稿者: 三本木クリニック

2019.02.20更新

面白い薬があるものですね。

実はもうすでに昨年から発売になっていたということなのですが不勉強で(メーカーも宣伝に来なくて、、です)、知りませんでしたが、テレビで見て、という患者さんから教わって、自分自身が花粉症ですから試してみたところですが、なかなか面白い。

適当に腕とかに貼っても、効きますね、、・

症状次第で2種類の薬剤量のタイプがあります。

はっきり言って、いまは飲み薬もいろいろありますので、貼り薬にする意味がどんなけあるのか分かりませんが、アトラクションとしては面白いと思いました。効果も普通にあります。皮膚炎がある人とかには勧められませんけれど、普通の皮膚状態の人であればどこに貼っても問題なく効果が得られるでしょう。

花粉症の治療薬領域にとうとうシップメーカーが参入してくるとは、、です。

投稿者: 三本木クリニック

2019.02.18更新

ひさしぶりのプチツーということで、焼津、清水灯台を訪ねました。

焼津では本マグロとやらを食し、個人的には初めて食べた太刀魚の天ぷら、そして春の魚と書いてサワラのたたきなどもいただきました。宿では年輩ライダーのコンビと一緒になったりして、静かな夜がしみじみ楽しめました。

朝は明治45年に建てられたという清水灯台(ここは美保の松原の一部とか)を見に行きましたが、あまりにもひっそりした感じに哀愁を感じました。現在でも稼働しているのか分からないと思うほどですが、おそらく稼働しているのでしょう。

そこへの往復で久能山東照宮に立ち寄りました。ここは初めての訪問ですが、1159段の階段を上り、汗だくになって家康の墓にたどり着きました。海抜ゼロから標高270メートルまでという、なかなかの登山です。さらにここから日本平までロープウエイがあるということです(私はスルーしました)。

久能山のほうが日光よりも19年も前に東照宮が建立されているのですね。なかなか豪華な造りで、日光に負けず劣らず風光明媚なスポットとなっています。

今の時期、沿岸には延々とイチゴ農園のビニルハウスがたくさんあって、そこでのイチゴ狩り観光が盛況のようでした(これもスルー)。

焼津にはインターおりてすぐのところにさかなセンターという観光場所があるのですが、そこは車は満車状態で、バイクもあまり置けないような混雑ぶりでした(そこもスルー)。

付近のお寺で千手観音像を見て、のんびり帰路につきました。この日はバイク乗りがボチボチでてきている印象で、そろそろ春になればまた、本格的に出回るようになるのかなと感じました。

毎年2月は暇な月ですが、今年はとくに暇で、のんびり自分のことをしようと思っています。雑用などはいろいろありますのでね、、。

イボ痔やヘルニアの手術については現在完全予定ゼロ状態です。すぐに予約できるような状態となっています。

投稿者: 三本木クリニック

2019.02.12更新

先週末は研究会が2件あり、2件目が尿酸とか痛風の話でした。

とくに興味を持って聴講したのが、「関節エコーによる痛風関節炎の診断」というテーマで、実演があったため、よりよく理解できました。

講師は横浜市立大学のリウマチ膠原病センター准教授の先生です。

無症状性の痛風でも、関節に沈着した痛風の結晶をエコーで確認でき、また、それは特徴的な所見である、というものでした。

エコーは当院でも表在部位観察用のプローベがありますので、甲状腺、乳腺、皮膚皮下組織、表在血管といったさまざまなものを観察できるのですが、それを利用して、関節の内部や軟骨表面の痛風結節や結晶化現象を見つけよう、ということです。

高尿酸血症は、痛風の症状がなければすぐに治療をやめてしまう傾向があるようですが、一番怖いのは腎臓への沈着です。尿路結石症の原因にももちろんなりますが、腎臓全体に尿酸の結晶が充満してしまうと、腎不全に陥ります。

腎不全になってしまうと、現代では透析をすれば命には差しさわりはない代わりに、通常の社会生活ができなくなります。また、透析ですべての老廃物を除去できるわけではないので、皮膚が黒ずんだり、だるさがすっきりしなかったりということはどうしても避けられません。

そういうこともあり、日本では症状に応じてではありますが、基本的にはやはり正常値を維持しましょう、また、痛風や腎機能障害の既往経過がある場合には正常値の中でもより低め低めにコントロールしましょう、ということになっています。

アメリカでは医療費は任意保険で賄うため、統計学的な観点から高尿酸血症についてはよほど無症状であれば治療介入しないということになってしまっているようですが、日本はいまのところ世界に誇れる医療レベル+健康保険制度がありますので、健康長寿に貢献できるわけです。

高尿酸血症は、疫学的にメタボ症候群と有意に相関があり、随時採血にて尿酸値が高い場合、将来、糖尿病、高血圧、高脂血症を合併する確率が倍増することが分かっていることから、生活習慣を見直す良い指標としても役立ちます。すでにそれらの併存疾患を有している患者さんも決して少なくはなく、より一層生活習慣の改善を要します。

生活習慣を改善するのはなかなか性格を治すようなもので難しいものです。肥満の患者さんがしばしば口にするセリフ「何を食べたら痩せれるかなあ」という言葉がそれを物語っています。食べるから太るんですからね。食べ物は大なり小なりカロリーがありますからね。

ですので、生活習慣の是正を簡単にはできないからこそ、さまざまな治療薬がある、というわけです。

投稿者: 三本木クリニック

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