院長BLOG

2023.02.20更新

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この土日はきつかったー。

乳がん検診のための、マンモグラフィの読影認定医の資格更新のための、試験と講習を、東京は両国にて受けてきました。

先週の1週間もなかなか忙しくてですね、その中でもまあ水曜木曜とランニングなどして、土曜などは何故だか大変外来診療が混雑してしまって、その後老人ホームへの定期往診したのち、東京へ向かいました。東京にまともに行くのはもうコロナ以前、3年前までさかのぼらないと、覚えがないほどに久しぶりでした。

日曜朝早くからの試験なので、前日泊したのですが、大相撲で有名な両国という場所に行くのは初めてでした。ちょっといけばスカイツリーがある場所でもあるし、東京駅からも比較的近い場所ではあるものの、どちらかというと静かな住宅地区という印象です。

宿からはスカイツリーが見えたのがちょっとしたアクセントですが、

https://youtube.com/shorts/9tdE0uruUcw

 

翌日に試験があるのと、1週間の疲労とで、とてもじゃないが観光する余裕はなく、、東京駅到着時に少しだけ銀座あたりを歩いた程度で、あとは早朝へむけて柄にもなく緊張してたようです。緊張というよりも、疲れかな、、。夜もあまり眠れずでした。なんだろう?

宿のすぐ近くには横綱公園や両国国技館やらあって、力士の集まりなどもそのホテルであったらしくて土曜の夕方はワイワイ賑わってました。しかしいまや東京も名古屋も完全にポストコロナ状態ですね。人混みが凄い。ただ、年配の人たちは少ないのは一目瞭然。それは東京も名古屋も同じです。

横綱公園は、実は関東大震災の慰霊公園でもあるようです。また、駅の付近には日大の建物があって、その脇には怪談「おいてけ堀」の舞台となった土地であることを示す看板が立ち据えられていて、歴史的にも興味深い。いろいろと歴史探訪するのにもいいところだろうに、、

ともあれ日曜朝早くから始まったマンモグラフィ試験は朝8時半から13時半まで、途中わずかな休憩だけで昼食などもなく、ほぼぶっつづけで5時間、試験と講習とで大変でしたがなんとか終わりました。

私の成績は最高位ではなかったものの、予想よりはすこし良かった上位組グループに入っていて、とりあえずは認定医の更新に成功した次第です。ただ、5年後の更新はどうするか未定です。他の人たちの成績を見るに、どうも以前よりも読影がしにくくなっている、問題が難しくなっている印象があります。それは、おそらくですが、かつてのフィルム読影時代からデジタル写真時代になってからのようです。デジタルの場合、機械が自動的に画像補正処理をしてしまい、腫瘍のレントゲン濃度が抑えられてコントラスト重視になってしまうことに理由の一端があるように思いました。

頭と目が疲れ果てて、帰路について、帰宅したのは結局夕方でした。

運動しないとどうにも良い睡眠が得られないので、夜、愛知池を走りました。ゆっくり1時間。ひさびさに息子も参加させました。おかげで昨夜はまずまずの睡眠でした。若いころには睡眠の質など何も考えずともよく眠れたのですが、中高年となるとそうじゃないんだなあ。

さて今週もまた始まります。ボチボチと頑張ります。

 

投稿者: 三本木クリニック

2023.02.20更新

爪白癬の診断は偽陰性が多いのが難点です。

見た目が爪白癬に見えても顕微鏡でみると菌体が見つからない、というわけです。

ですので、顕鏡検査だけでなく、問診や経過や肉眼所見を総合的にみて判断するのですが、偽陰性が多い理由は、爪という、硬くて分厚い標本だからです。KOH液により角質を溶解させて顕微鏡で見られるようにするのですが、それが迅速検査でやろうとすると、分厚すぎる検体の場合、ちゃんと確認できません。

にもかかわらず、実際の臨床では、足の爪の異常というのは、貝殻のように分厚く濁ってしまった状態で受診されるケースが多くて、それが慢性の外傷によるものか、アレルギー疾患によるものか、白癬やカンジダによるのか、鑑別が難しいのです。

試験薬に浸して、白癬菌が存在するかどうかを確認する簡便な検査キットもあるようですが、保険適応の面で、どうしてもまずは顕微鏡検査をする必要があり、それでも判定困難のときにのみ、そういうキットを使うことができるというルールがあるようでして、そうなると、二度手間になるので患者さんにも医師にも負担となります。

それで最近勉強会の内容から知った方法として、KOH液に3時間以上、例えば一晩なり浸漬しておいて、完全に爪がドロドロの液体になった状態で、改めて顕微鏡で確認するというものがあったのです。

早速それでやり始めたところですが、当然迅速結果ということは無理なので、結果は後日説明することになりますが、これまでに数例、実際に検査したところ、かなりクリアカットに判別できるように思います。

このようにして、一つ一つ、少しずつ診療のレベルを磨いていくことが、必要なのですね、、。

投稿者: 三本木クリニック

2023.02.16更新

前回が11月だったので、もう3か月も過ぎてしまっていました。

風がなければ見た目はもう春ですが、昨日はかなり寒い日で、気温も低いし風は吹いてるしなかなかでしたが、平日でも猿投には登山客が普通にいますね。土日だと大変でしょうからなかなか休みの日には行く気になりません。例によって午後からの山行なので帰りゆく人たちがほとんどでして、山頂に到着したころには誰もいませんでした。

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防寒具とリュックで行ったので、ゆっくりと焦らずに歩きました。

それでも往復2時間半だから、私としては思ったより早かった印象です。

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午後4時ちょっと前の山頂です。

愛知池を走るのよりも時間も労力も大きいはずですが、平地を走るのと違って、山に登ったあとは、なぜだか元気になっているのは何故なんだろうか、、毎回思います。

下山後2月は初めてとなる神社にも挨拶にいきました。祭神の大碓命と景行天皇はいずれも生命力の象徴という印象があります。

ちなみに猿投神社の2月のことばは、「笑う門には福来る」でした。そうだねえ、戦争や疫病や自然災害でとてもじゃないが笑えないご時世といえばそうですが、カラ元気も元気のうちだし、無理笑いでも笑いのうち、ということなのでしょう。

山歩きにはツーリングと同じく、友人と行くも良しですが、ソロで行くのも大変な意義があると感じます。自然の木や草花と対話してみると、返事してくれる感覚が得られます。それは一人で行ったときに分かる感覚です。神社参拝も同様に思います。

 

投稿者: 三本木クリニック

2023.02.15更新

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投稿者: 三本木クリニック

2023.02.15更新

当院であつかっているプラセンタはメルスモン製薬のメルスモン注ですが、このほど製造工程の見直しとのことで、メーカーからの供給が停止となりました。

在庫が無くなり次第、保険扱いできるプラセンタの提供は終了となります。

代替品としてラエンネック注を用意する予定です。ただし、これは自費扱いとなること、筋肉注射となることが変更点として挙げられます。

ご希望の方には、メルスモンが終わり次第、順次案内していきます。

投稿者: 三本木クリニック

2023.02.13更新

 

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和歌山方面へのソロツーリングは以前11月に潮岬に行ったとき以来だからずいぶん久しぶりとなりました。

日曜日帰りなのと体力を考慮して熊野本宮だけのピストンです。この日は天気が良くて、参拝客も比較的多い印象ですが1月とかよりは静かだったことでしょう。

熊野神社は今年初めてで、かれこれ往復8時間というのはだんだんシンドイなあと思うようになってしまいました。

前の日の土曜にはこの週愛知池2回目となるランニングをしたのですが、1時間とかかかるし他のすべての人たちに追い越されるし、このところ水曜と日曜でなんとか週2程度を維持している程度ですから、なにかれと忙しいわけです。ただ2月はもうこのことになると寒さもさほどでなく、走るのには良い時期かと思いますね。

ツーリングは以前なら10時間とか頑張れたのですが、53歳ともなると、途中でなんだか眠くなったりして、どうしても休憩をこまめにはさまざるを得ない、、。

それで帰宅後夕方にまた愛知池をランニングして、自分の筋肉不足や体力不足を確認したのですが、やっぱり1時間かかってしまいます。他の人たちの速いことよ。

土日は普段できないことや雑用をするので昼に休むことがなかなかできずに結局一日フル活動してしまいますね、、。

今週も雨始まりですが、ボチボチと頑張ります。

待合室の絵を自作のものに切り替えました。

投稿者: 三本木クリニック

2023.02.09更新

昨日はどうも風邪による肩こり頭痛がひどかったので、いっそ汗かいて治そうということで、ランニングして、クタビレマシタが、その後、夕方はひさびさに名大病院に赴いて、ツムラ主催の東海漢方研究会に実地参加してきました。

今回は珍しいテーマで、傷痕治療と漢方との関連で、非常に勉強になりました。

ケロイドの治療で第一人者という日本医科大学形成外科教授の小川先生による、非常に分かりやすい講演でした。

肥厚性瘢痕とケロイドと、ほぼ同じようなことで使われる別の言葉ですが、いずれにせよ、小川先生曰く、手術のやり方、術後の固定、炎症の治療、そして放射線治療までを駆使すればこの病態はすべて治癒できるという話で、なおかつ日本医科大形成外科でもケロイド患者のうち、8割は非手術的治療で完治できるとのことです。

ケロイドの原因としては、ケガやニキビ、手術創などいろいろありますが、たとえばニキビだとどういう治療が良いか、手術はどういうやり方が良いか、そもそもどういう創で切開すればケロイド予防になるのか、そしてケロイドになる物理学的病態理論、といった話や、保存的治療やケロイド発生予防にはどういう薬や固定貼付剤があるか、ステロイド貼付剤のベストは何か、そしてそれらをいつまで治療するべきなのか、という話まで、ほぼケロイドのすべてを網羅した解説を、たった1時間で完全に明快に教えて頂きました。

当院では形成外科的な処置を扱うことも多いですが、現在ケロイド治療をしている患者さんや今後ケロイド患者さんが相談来院された際にも、今回の講演によって、かなり困ることがなくなる気がします。

それにしてもこの小川先生、頭の良い人というのは、世の中の救世主になるんだなあ、という話です。

そういえば、ケロイドのリスク因子として、若い女性、高血圧患者、というのがあるのだという話もされていました。女性ホルモンがケロイドに悪影響だということのようです。男女比では女性が男性の3倍、ケロイドリスクがあるそうです。高血圧患者では血管内皮細胞の機能が低下しているため、ケロイドリスクが高いそうです。

 

投稿者: 三本木クリニック

2023.02.06更新

昨日の日曜日は細々とした雑用やら書類作業やらウェブラーニングやらランニングやら、朝から夜遅くまで休憩なしでひたすら活動しつづけました。

本当はツーリングに行きたい天気だったのですが、とんでもないほどにやるべきことが山積していたので、、。

土曜の午後は老人ホームの往診のあと、さすがにバテてしまい、2時間ほどぐったり休んでましたが、夕方からはまた会合があり名古屋へ、、、

毎週が闘いですな、、・

今週は先週よりはマシかと思いますのでボチボチ頑張りましょう。

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投稿者: 三本木クリニック

2023.01.30更新

昨日の日曜は休日診療所の担当日でした。

年末年始はコロナが猛威を振るっていたでしょうが、幸いこの日はずいぶん下火になっている印象でした。

インフルとコロナと半々、といったところ。ここ最近1週間ほどはずっと寒いでしょう。なので、皆さん外出を控えているんでしょう。それで結局伝染病は減るということはあるんじゃないかなと思います。

昨日も午前中雪がちらついているような1日ずっと寒い状況で、寒い中、患者さんは野外でドライブスルー式に検査を受けるという形でした。休日診療所でかれこれ数年いろいろやっているうち固まったルールなのでしょう。しかし寒いですよね。当然胸部診察などできやしません。発熱の患者さんがほとんどですから、野外でノド見て検査する、そういうやり方です。

昨年担当したときは、患者さんが待機している車の駐車場まで出向いて対応していたのですが、患者数が多くなったためいまの方式に変更となったのでしょう。そのあたりはやむを得ない状況があるんだと思いました。

ただ、外回りを担当していた看護婦さんは、普通の上下ナース服にガウンマスクフェイスシールドを被った状態で、雪降る風吹く寒い環境で午前だけで3時間、ほぼずっと外にいて対応していました。それもその一人が午前ずっと一人だけ外まわり担当して。窓開けた状態のままでドライブスルー診察するので室内にいても滅茶苦茶寒い(暖房など効きません)のに、外でずっと、って、、、。労働環境としては過酷すぎますね。でも献身的に対応している姿に感動し、頭が下がる思いでした。他の介助の看護師もかなり寒かったと思います。私も午前はほぼずっと立ちっぱなしでしたけど、看護師さんの苦労とは落差があります。

幸い午後に入ると患者さんはずいぶん減ったので、ときたま対応する程度で済んだようです。この日は午前と午後と看護師も医師も通常の倍人数いて、午前と午後で主従業務交替入れ替わりでやってましたのです。一緒に勤務したもう一人の医師は最近開業された先生でしたが、まだ若いのに非常に優秀な経歴をもち、コミュニケーション能力も高く、かつての同じころの自分と比べ内心落ち込んだりしました。ということで、午後は私はほぼ仕事ない状態で済みました。おかげで、、診察室にあったほとんどの教科書(小児科外来診療、診療と法律の本、日経メディカル)を読むことができました。また、精神科の薬が分かる本、という題名の本や、皮膚科アトラスの本も少し見直しました。この最後の2冊は以前にもここで見て、自分でも購入したので一通り読んだものでした。が、皮膚科アトラスの本については、しばらく見てなかったから、もう忘れてる内容がかなりあったりして、驚愕しました。また自分とこで復習しなければと。

なんとか無事に業務を終わり、土日も結局仕事やなんやらで忙しかったので、日曜の最後夕食は、1週間頑張った自分にご褒美ということで、餃子の王将に行ったのですが、、、日本で一番混んでるんじゃないか、というほどの盛況ぶりにまたまた驚きました。人手不足はしかしどこでもあるようで、調理が追い付かないので待合場所は超満員なのに客席はあえて空席がある状態にしてありました。これもまたなんだかなあと思いました。コロナの影響なんでしょうな。

土曜だったら餃子を食べるところでしたが、今回は五目あんかけラーメンだけにしました。なにせ動いてない1日だったから、腹が減らんのです。息子が家で友達と過ごしているようなので、彼らにテイクアウトして帰ったらずいぶん喜んでくれました。私はその後ウォーキングして終わりました。しかし寒いです。見上げるとオリオン座。

夜メールに気づいてみてみると、千葉の旧友2人から私の著書第三巻をアマゾンで購入してくれたとのこと。ありがとう。アマゾン分はほんの少ししか割り当ててないし、院内在庫も多数余っている状態でしたから、内容の良しあしは勘弁してもらうとしても本当にありがたいことです。その旧友は二人とも非常に優秀で第一線で活躍されています。そういう友に購入してもらうということの値打ちの高さよ。

さて、まだまだ今週も寒いのかな、、またボチボチと頑張りましょう。

投稿者: 三本木クリニック

2023.01.30更新

先週末土曜日は夜、日進支部の医師会新年会がありました。コロナの影響もあって、3年ぶりの開催とのことでした。

前回も恒例となっているその会場は、正直な気持ちを言えばかなりアクセスの悪い場所にある飲食店なので、このところの寒さを考慮するととても電車乗り継ぎと徒歩で片道1時間半は行きはまだしも帰りもと思うととてもじゃないが無理、と判断して、タクシーでは高額すぎるし、結局お酒のまない方針で車で行くことにしました。

名古屋市内在住の先生方は往復ともタクシーでさほどかからないから良いんだろうけど、、。

ともあれ、なんとか意気込んで参加しました。

寒さが厳しいというのもあって、過去振り返るに参加者人数は20名ほどという少なさでしたが、だいたい参加される人は同じ顔ぶれです。そこへ新規開業の先生も1人参加されたり。

まあ皆さんいろいろ思うところや大変な苦労などもあろう中でも、なんとか頑張って地域医療に貢献されている、という感想を持ちました。

 

 

投稿者: 三本木クリニック

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