院長BLOG

2019.04.09更新

普段当院が何かとお世話になっている、愛知国際病院ですが、小児科の先生が退職されることとなり、小児科自体がなくなるという話を患者さんから伝え聞きました。

何とも寂しいことですが、他にお仕事が何かしらあるとのことですから、仕方がありません。私が独立開業するまえの時代には、うちの子供も何度かお世話になったこともあります。ありがとうございました。

これまで地域の大きな役割を担っていたと思いますが、それが消失するとなると、、、。また別の先生が来られて再開されるかも知れませんけれども。

とりあえずは当院は小児科を標榜しておりますので、もし子供さんの病気やワクチン接種などのことでお困りでしたらお気軽に受診ください。

当院も開院し10年を過ぎましたので、いろいろな変化が地味にいろいろあって、時の流れというものを実感するようになりました。定点観測ですから。親しくさせてもらった患者さんもお亡くなりになったりとか、寂しいことも増えました。

まあ、そうは言っても、頑張って生きていくしかないのですから、頑張るしかありません。

当院ではアミーゴの結界を張っています。ツバメもその一員であり、観葉植物もしかり、象徴です。この結界に入ることで何かしら元気になり、インスパイアされるように、ときには診察において厳しいことも言わせてもらいますが、それは背景に大きな気持ちの裏付けがあってのこととご理解くださるようお願いいたします。

投稿者: 三本木クリニック

2019.04.09更新

このところ黄砂による花粉症がひどいです。

以前に顕微鏡で調べてみたところ、たしかに黄砂です。花粉も混ざってますがこの時期のこれは、砂主体。

砂でアレルギー反応というのも変な話ですが、アスベストから中皮腫が発生するように、無機物でも何らかのアレルギー反応を惹起することはあるでしょう。たとえば黄砂に付着しているPM2.5などの化学物質の類とかも、科学的に証明しようと思えばできるのではないかと思います。

いずれにせよ対症療法や物理的な保護対策しかないですね、、。

 

まだ本格的なツバメ時期ではないですが、当院のツバメ台1丁目には着々と営巣しています、ツバメのつがい。なるべく皆さんにご迷惑をおかけしないように対応しますので、宜しくお願い致します。

 

日曜日はちょっとしたお出かけとして京都鴨川とその近辺の桜を見てきました。まあ大変な人混みですが鴨川はさすがに広いので気持ち良い場所となっていましたね、。鴨川にカモが泳いでいたりして、シャレの光景もありながら、もしかしてカモが来るから鴨川?などと思いながら眺めたり。

三本木川周辺の桜も素晴らしい状態になっています。三本木川は天白川の源流であり、三本木川の源泉は三ヶ峰にあります。名古屋商科大学付近の池。三本木川には夏にはホタルが観られるということで、一度見に行きましたが、蚊みたいなサイズのホタルですが、ホントに普通にいるんですよね。驚きます。地元の皆さんの努力もあるはずです。

投稿者: 三本木クリニック

2019.04.08更新

日本で安定剤とか睡眠導入剤とかいわれているもののほとんどはベンゾジアゼピン系といわれるものです。

本来の睡眠薬とされるものは現状では2種類しかありません。またそれはベンゾジアゼピン系に比べると眠らせる力はどうしても弱いものとなります。ただし漢方にも良い薬がありますが今回は漢方についてはとりあえず除外しておきます。西洋医薬の中でどうか、ということを話します。

 

先週末土曜日の医師会講習会において、睡眠剤は今後処方できない、しない方向で進めていかねばならない、という話を聴講しました。

ややこしいですが、ここからは睡眠剤、安定剤、という言葉は、これまでふつうに処方されてきた、ベンゾジアゼピン系の薬剤のことを指すことにします。

名古屋市立大学睡眠医療センター長兼准教授の中山先生による講義だったのですが、これまで日本でふつうに処方されてきた安定剤とか眠剤とかは、その依存性や悪影響性がタバコやアルコールと同じレベルであって、ほとんど麻薬として認識すべきものである、というのが主たる内容でした。

ハルシオンについてはその麻薬性から、アングラ社会では高価で売買されているということで、眠剤の中では最も処方してはならないものである、と。これについては私も殆ど処方することはありませんが、今後は一切処方しないことにしようと思います。

ハルシオンだけではなく、他の同様のベンゾジアゼピン系についても似たようなものであり、徐々に減薬または代替薬にしていく必要があります。現状で、一応非ベンゾジアゼピン系とされているものはアモバン、マイスリー、ルネスタといったものだそうですが、あくまでも便宜上そう分類されているだけのことであって、結局はベンゾジアゼピン系と同じ類という扱いになっていくだろうということです。そして、冒頭に記したように、本当の意味での睡眠剤というもの、つまり、安全性が高いもので、自然なる睡眠を得ることを主たる目的とする薬剤は、メラトニン製剤であるロゼレムか、オレキシン拮抗薬であるベルソムラの2種類、となります。メラトニン製剤は市販薬でもあるほどですが、これは基本的に時差ボケの治療薬とするようなものだということで、今後はオレキシン拮抗薬が、本来の睡眠薬の主役となるであろう、ということです。

 

睡眠障害についてはなかなかツライものがありますが、これについては睡眠に関する生活指導療法というものが非常に有効ということで、それらについては今回の講義で学んだことをフィードバックしていこうと思います(教科書も購入しました)。睡眠生活指導(専門的には睡眠衛生指導という)は、例えば、夕寝でなく昼寝にするべし(15時までに終わらせる)、とか、睡眠日誌をつける、とか、夕食後の散歩、とか、眠くならないなら眠くなったと感じるまで床に入らないようにする、とか、スマホやテレビを見ない、とか、いろいろあるようです。

いずれにせよ、デパスなどの安定剤(眠剤としても使用したりしている)が世界中で日本だけが突出して大量に処方されている現状は、世界的な視点に立てば、麻薬を処方しまくっているのと同等だというふうにとらえられているのだ、というのが本当のところなのだというのですね。これはゆゆしきことであって、芸能人がコカインや大麻をやっていて非難することができないのだと、医者自身が麻薬を処方していてどうするんだよ、という認識を眠剤に対してもたねばならない時代が、とっくの昔から実は来ていたのだということでした。

そういうことで、日本では今年度から、睡眠剤を安易に処方することは診療報酬の減点という罰則を受けることになります。ゆえに、当院ではこのことを受け、以後は徐々に処方量を減らしていくことにしたいと思います。その代り、漢方薬を併用したり、先述したような安全性の高いオレキシン拮抗剤であるベルソムラに移行させたりすることで対応したいと思います。

まあ、実際、睡眠剤は離脱症状を2週間なり乗り越えれば、タバコをやめるのと同じようなもので、やめれるもんです。あとは睡眠衛生指導で対応すればよろしい、となります。

保険で処方できないとなると、悪い医者だと自費で処方しまくってしまう、という輩もでてくるかも知れませんが、それは悪魔的な所業ですので、あくまでも正しい倫理を意識して診療方針を決めたいものです。

投稿者: 三本木クリニック

2019.04.06更新

味覚障害(味が薄く感じるなど)、それによる食思不振、皮膚炎、口内炎、脱毛、関節痛、成長期なのに身長の伸びが悪い、鉄欠乏でないのに貧血、といったことの原因に、すべて当てはまるのが、亜鉛欠乏です。精子の増殖にも効果があり、不妊症の治療としても役立ちます。

亜鉛欠乏症は、単純に摂取不足、というだけでなく、それを引き起こしやすい背景疾患としては、肝障害、慢性腎不全、糖尿病、クローン病、潰瘍性大腸炎、リウマチ、といったものがあるそうです。

これまで私は、亜鉛欠乏に対しては、亜鉛を含む胃薬があるので、それを味覚障害や脱毛に対して処方してはいましたが、本来的には胃薬として処方するものです。しかしその薬しか亜鉛補充薬はなかったのでした。

ところが、私は知らなかったのですが、実は2年前から、血液検査で亜鉛濃度が低い人に対して、そして上記のような症状がある場合、亜鉛欠乏症として処方できるようになった薬があります。もともとは、体に銅が蓄積してしまう病気であるウイルソン病の治療薬として用いる亜鉛製剤なのですが、私が知らないうちに、2年前に亜鉛欠乏症としてその亜鉛製剤が正式に保険処方できるようになっていたのです。

亜鉛は、食べ物で言うと、ココアとかチョコレートとかに比較的多く含まれているほか、海産物だとカキとかカニなどの魚介類、あとは納豆のような大豆とか、そら豆、ナッツ類、他にも、レバー、ドジョウ、牛肩肉、チーズ、玄米など、ということです。

 

もちろん急激な摂取過剰は体に悪いです。

 

とくに高齢者となると、密かに亜鉛欠乏の患者さんが少なくないように思います。担当している患者さんで、上述のような症状に当てはまる場合には採血検査してみようと思います。

投稿者: 三本木クリニック

2019.04.03更新


日帰りでの鼡径ヘルニア手術、最近では随分遠方からの患者さんも当院で日帰り手術をするようになってきました。


日帰り手術ですから、一旦帰宅して、手術翌日には当然もう一度診察に来ていただくわけですが、手術当日も翌日も、自動車を運転して、付きそいなどを要さずに通院していただけます。

実際には程度や病態や患者さんの痛み感度によっても多少は異なりますが、いまのところ、とくに例外となることはありません。

他のルールとしては、著しく肥満体型の患者さんや、ヘルニア内容が還納できない状態の患者さんの場合には当院での日帰り手術の適応外とさせていただいていますが、通常大半の患者さんにあっては、普通の体型であって、嵌頓していませんから、当院の日帰り手術の適応外となるケースはまれと言えます。

日帰り手術を安全に行うためには、そして、患者さんが一人で来て帰るためには、麻酔方法、手術の低侵襲性の確保にそれなりのテクニックを必要とします。
麻酔については麻酔効果が遷延してしまうことのない手法を用いており、また、手術術式としては、手術当日にも自動車の運転をするのに支障がないような、内部の低侵襲的手術を意識して行っています。

加えて、当院での手術は費用負担が大変軽いことが地味に大きなメリットです。

 

投稿者: 三本木クリニック

2019.04.01更新

昨日、日曜は珍しく鶴舞公園の花見会場を歩いてきました。報道ではちょうど見ごろとか言われていましたがまだ平均して4分から6分咲きといったところでした。そしてこの日はときおり雨ふったり風が寒い不安定な天候で、皆さん風邪ひくかもしれないような環境でよくこれだけ賑わうものだと驚きました。

もう何年前になるのか、私が大学院で名大病院と医局に4年間通ったころというと、15,6年前になってしまうんですが、そのころの鶴舞公園の花見というと、そんなに屋台出店もなかったし、浮浪者の建てた、ブルーシートで出来た家モドキの小屋がたくさんあったし、ましてやzip fmのイベントとかはなかっただろうし、という状況だったのですが、時代は変わるものだなあと感慨深いものがあります。

年をとると人混みに恐怖すら覚えます。とくに今の時代、凶暴な犯罪が多い印象もありますし、名古屋もずいぶん国際的な街になったなあと思うほどに多国籍な人たちがかなり花見に来ていましたね。外国人だから怖いということはないですが、マナーとかルールというものについては地元の人間である我々が少しずつ教えてあげるようにすると良い社会を形成できるだろうと思います。昼間はまだまあまあ騒いでいる人達がいるという程度でしたが、混雑がひどいというのもあるし、また、夜とかになったらちょっと危ないかもしれないと思います。

まだ1週間くらいは見ごろが続くでしょうが、花見も風邪ひかないようにしてほしいなあと思いました。浩養園とかが出店して鍋料理など提供しているのもあったりしましたが、そうでなければ火器使用禁止ということでしょうから、温まる要素はほとんどないですからね。

投稿者: 三本木クリニック

2019.03.31更新

看護師の資格制度には、医師の立場からみるとどうにも解せないものがあります。

准看護師と正看護師、そして看護学校と看護学部、さらには大学院への進学の有無

これだけたくさんの階級分けをしてしまっています。

精度を作るのは役人や現場から退役された人たちでしょう、だからこそ現場が分かっていない。

医師はどうかというと、いくら専門医や学位を苦労して取得しても、大学院を卒業しても、給料には何にもプラス反映されません。

大学院で学位をとるのに、凄く優秀な人でも3年かかります。私は通常の年数の4年かかりました。4年間、これ、看護大学の4年間と同じ年数ですね。でも何にも給料には関与しません。

何が言いたいかというと、ナイチンゲール精神に、資格の上下(うえした)で扱いに上下があるのか、という原理原則からの疑問です。

ただでさえ准看護師と正看護師とで階級があるのに、さらに3年の専門学校と3年の大学と、また階級を分けて、現場は公平感や平等感があって和気藹々協力的に仕事ができるのか?

同じ仕事をするのに、資格だけで並べると、下から順に、准看護師、看護学校卒の正看護師、大学看護学部卒の正看護師、そして大学院卒の正看護師、と単純に4つもの段差があります。

大学院はともかくとしてもその下に3段階のヒエラルヒーがあって、それらは給料が違うことにしなければならないのでしょうかね。四大卒の場合、初年度のフレッシュマンでも看護学校卒の子の2年目と同じ給料になるんでしょうか?

私個人的にはそういうルールについて、大病院ではどうなっているのか、知りません。知りませんけれど、もしそうなれば何も実務を知らないのにすでにエリート値段をつけられるのでしょうか。また、逆に、就職1年目はどこの学校(専門学校か大学)をでようが同じ給料なのでしょうか。それはそれで四大卒の人は不満に思うかもしれません。

日本におけるこの状況をナイチンゲールが生きていたらどうみるでしょうか。

こういう、身分の違いのような資格分けをどんどん押し進めることは、上述したように協調的な仕事をするのに支障を来たす可能性があるのと、ひいては患者さんの身分によって仕事の調節をしてしまうことを(有意識か無意識に)してしまいかねない危険なことではないかと思います。

看護師は看護師で、形式的な資格に関わらず、価値の高い仕事です。それはしかし、身分や給料の差をつけることでその価値を周囲にみせしめる類のものではない、というのが私のナイチンゲール精神の理解です。

昔、ある看護師から発せられた言葉で、このヒエラルヒーに基づいた差別的意見を私が聞いたとき、唖然とさせられた記憶がありますが、この先もその不快感はずっと忘れることはないでしょう。その時点で私はそういう人は看護師の仕事をするべきではないとすら思います。お金のためと割り切る生活なのでしょうから、それは自由ではありますが、私にはない考えですし、価値観が正反対です。

私は医師ですが、では医師の場合でいうと、出身大学によって給料が変わりますか?変わりません。どの大学をでようと優れた人、そうでない人いずれも関係ありません。スタートラインからどのようなスタンスで生き、仕事をするか、ということの積み重ねで違ってくる。そうですよね。

生物は絶えず学習しつづけ前に進むという存在です。動物は植物よりその性質が顕著で、人間はその最先端の立場にあります。意識するしないにかかわらず、日々成長学習するのです。

かつて仲良しだった友人が、年月とともに疎遠になるのは成長に差があり互いの距離が広がるからです。彼我との人間性の距離が離れすぎてしまえばそれはもう、言語が通じないといっても良いレベルのところにまで達してしまいます。付き合える訳がありません。

たとえば70歳くらいの年代の人たちが、若々しく元気だったりずいぶんヨボヨボになっていたり、個人差が大きいことは日常よく見られることですが、人間性についても同じことが言えると思います。70年も生きてきて、中学生レベルかと思うような人も世の中決して少なくないですね。それは恥ずかしいことと思わなければならない。しかもそういう年齢になってしまうと、もう変えられないし、変わらないし、見かけ上の年だけはとっているので誰も指導してくれません。

偉そうなこと言って、自分はどうなんだ、ということですが、私も当然未熟です。未熟ですからこそ、何かしら勉強したり日々向上しなければならないと思っているのです。それはお互いに感化し合わなければならない。それが仲間であり、友であり、家族であろうというものです。

 

投稿者: 三本木クリニック

2019.03.31更新

鶴舞公園では桜が見ごろとか言われている今日ですが、Tさんという方に教えてもらって気になっていた、稲武のタカドヤ湿地というところに早朝行ってきました。

ここは秋の紅葉は素晴らしいらしいですが、今朝のここは寒い小雨降る状態で、たしかに湿地だと確認し、誰もいない散策路を10分ほどで一周して終わりの小さな自然公園。

初夏とか、秋のもみじの時期は良いでしょうね。

 

当院では開業初年から毎年ツバメが巣をつくってしまうのでこれからの時期毎朝の掃除が大変です。今回はもう諦めて、敢えて彼らのシンパとなって、ツバメ台1丁目を作成してみました。ツバメを応援しつつ、患者さんに迷惑をかけず、掃除も楽になるなど期待しますが、どれだけ役に立つか、また試行錯誤の日々がやってきます。

 

 

投稿者: 三本木クリニック

2019.03.29更新

少し前のブログでも紹介しましたが、6月から長期処方可能となる新しい中性脂肪治療薬のペマフィブラート(商品名パルモディア)は中性脂肪を42から48%低減させ、善玉コレステロールであるHDLを16から19%上昇させ、悪玉コレステロールLDLさえ9%低下させ、ガンマGTP(これは肝臓の酵素)を29%低下させるという、かなり画期的な薬です。

この薬は胆汁排泄のため、腎不全患者さんにも投薬可能となっています。これに関連して、高コレステロール血症の治療薬の筆頭であるスタチン系薬剤との併用禁忌が解除された薬剤となっています。

中性脂肪はLDLコレステロール同様、悪い脂肪であることは知られているのですが、LDLほどたくさんのエビデンスがでてなかったのが最近ではかなりいろいろエビデンスが出てきています。やはりこれも正常値に下げるべき、ということです。

脳卒中、心筋梗塞、といった、直接命にかかわる疾患にならないために、60歳代、70歳代を元気に過ごせるようにするために、自覚症状がなくても、人間ドックや検診で異常値となっていれば、日常生活習慣の改善やダイエットとともに、治療を始めることが大変大事重要なことです。

投稿者: 三本木クリニック

2019.03.29更新

何をきっかけにして、長年続けていた悪習慣である喫煙をゼロにして、以後禁煙を継続できるのか。

これは個人個人でバラバラだなあと思うことしばしばです。

私は禁煙してもう13年ほど経ちますが、私自身は体調への悪影響を自覚してこれはヤバイと感じて以後一切喫煙していないのですが、禁煙してから何年もの間、ときに寝ている最中、タバコを吸ってしまっている夢をみることがありました。結構リアルなので、目が覚めたときに、「あれ?いまタバコすってしまってなかったっけ?」と再確認してしまうほどです。

最近はさすがにそういうことはほとんどありませんが、影響というものはなかなか長いこと残るものですね。

で、患者さんとかでもみていると、こちらがあれだけ厳しく禁煙するように言っていてもなかなかやめられない、やめたくもない、という人で、たとえば昨日こられたおじさん患者さん、ひさしぶりに風邪かなにかで受診されたとき、1年前からふっと禁煙できたと報告してくれました。他人事なのに大変うれしくなりました。握手して拍手して。

禁煙治療を当院では行なっていますが、保険で薬が処方できるのです、今は。それで成功する人もいますし、途中で来なくなって失敗しただろう人もいます。結局は、薬だけではやめられない、ということです。先のおじさんの場合、案外簡単に止められたよ、とのことですし、やはり意志の力が重要です。せっかくやめれる薬を処方しても、薬を服用するかどうかは本人次第ですし、しっかり12週間治療を継続することで失敗を防げる率を高めることも本人次第です。割合多いのは、最初の1か月の治療でもう大丈夫と判断してしまって、来院されなくなり、その後ひさしぶりに何かのことで来院されたときに、実は失敗してましたということはよくあることです。

いまタバコ500円とかするんですよね。驚きます。毎日1箱だとすると、1か月で1万5千円もするんですよね!!それでも日本はタバコの値段が安い方だということですが、いろんな利権がからんでいるでしょうから、なかなかすぐには値上げできないのでしょう。

昨日読んだ短い論文で、糖尿病患者さんで高血圧でヘビースモーカーという患者が足指の壊疽潰瘍となり、先進医療をほどこされたものの、結局すぐ悪化し、膝から切断となり、その4年後に脳卒中で死亡した事例が紹介されてました。待合室にしばらくの期間、置いておきますので関係する患者さんは一読されることをお勧めします。

動脈硬化のもろもろ合併症というのは、症状がでたころにはもうかなりの末期なのです。寿命が尽きる日が近づいているのです。これが人間なかなか分からないんですね。生き物のなかで人間だけが将来のことを予測したり学んだりできるわけですが、それでもこんなことですからね。

投稿者: 三本木クリニック

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