この1週間ほどの間だけ、短期的に、更年期の年齢の患者さんには保険が効くプラセンタ(メルスモン)注が提供できましたが、それも本日で終わりとなり、明日からはまたラエンネック注の自費注射となります。
そのラエンネックも供給が少ないため、自費でも良いとして来院された方でも、注射を提供できない場合もあります。
こういう状況は1年間続くと予測されます。大変恐縮ですが、宜しくお願いいたします。
2023.04.27更新
この1週間ほどの間だけ、短期的に、更年期の年齢の患者さんには保険が効くプラセンタ(メルスモン)注が提供できましたが、それも本日で終わりとなり、明日からはまたラエンネック注の自費注射となります。
そのラエンネックも供給が少ないため、自費でも良いとして来院された方でも、注射を提供できない場合もあります。
こういう状況は1年間続くと予測されます。大変恐縮ですが、宜しくお願いいたします。
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2023.04.27更新
昨日、子宮がん予防ワクチンのセミナーをウェブ形式で受講しました。
子宮がんワクチンというと、副反応後遺症のイメージがいまだに脳裏に浮かびますが、今般ではそういった後遺症についての因果関係は完全に払しょくされています。
結論からいうと、対象年齢の女性はこの2年以内に接種一連を完了するべき、ということです。
以下に、今回のレクチャーで得た知識を羅列します。順不同なのはご容赦願います。
平成9年度生まれから平成17年度生まれの女子で、3回のセット接種が完了していない場合、キャッチアップ接種といって、残りの回数を完遂するようにしましょう。これから2年間の間だけはキャッチアップ接種者でも無料となりますが、それ以後は5万円とか9万円とかのワクチン費用が自費負担となります。
ワクチンによる後遺症、とくに機能性身体症状といって、不随意運動や神経症状が発生するのは2万人に1人の確率。で、それはワクチンの薬剤によるものでなく、注射恐怖や接種時の痛みを過剰に感じてしまったり故の心的外傷が原因と統計学的に判明した。
日本が世界的にも接種率が最低となっている。
10歳から16歳の期間に接種すれば子宮がんを88%予防できる。17歳以後であっても53%予防できるので接種する意味は充分ある。
子宮がん予防ワクチンは感染そのものを阻止するワクチンであり、コロナワクチンやインフルワクチンのように、重症化を抑えるが感染はしてしまう可能性があるワクチンとは全くことなる。
子宮がんは8割が性交渉由来によるパピローマウイルス感染に起因する。
昔とくらべて子宮がんは年寄りの罹患する病気でなくなっており、20歳代から急激に罹患者が増えてきている。35歳から39歳といった、まだ妊娠を期待したい年代において、発癌のピークとなっているのが昨今の現状。
子宮がんには従来型の扁平上皮癌タイプと、最近増えてきた腺がんタイプとあり、昨今では腺がんタイプが子宮がん全体の20%にまで割合増加している。
腺がんタイプは通常の子宮頸がん検診では早期発見できない。かつ、放射線治療などの治療に抵抗性が高く、手遅れになりやすい。
扁平上皮癌タイプは古典的な子宮頸がんだが、初期または前がん病変においては、子宮の入り口を部分切除する治療で完結することが多い。が、部分切除とはいえ、その後の妊娠に対しての悪影響はあり、早産リスクは2.5倍、不妊リスクは2倍となってしまう。
早期発見できず、治療も難しい腺がんタイプの原因であるパピローマウイルスの型は16と18型の遺伝子タイプが90%。この2種類の遺伝型は従来のワクチンである二価配合型ワクチンであるサーバリックスで予防できる。ちなみにガーダシルはこの2価を含む4価のタイプ。
扁平上皮癌タイプでは16と18型が原因となるケースは65%と比較的少ないけれど、扁平上皮型タイプは健診で早期発見しやすいのと、化学療法や放射線治療で奏功しやすい。
腺がんタイプでは、現状ではワクチン接種が一番有効な発症予防手段である。
この4月から新たに公費接種可能となるシルガードというワクチンは9価のタイプで、つまり9種類の遺伝型のパピローマウイルスに対応している。もちろん16と18の主流のものも含有。このワクチンにより、性交渉する前の小児ではほぼ100%、子宮がんを(扁平上皮癌も腺がんも)予防できる。
、、、
ということで、昨今の性感染症の蔓延(子宮がんの原因となるパピローマウイルスだけでなく、梅毒も)事情を考慮すると、子供のうちから接種完了させておくことが、女児の命を守ることになります。
シルガードについては今年度から9歳から14歳までの女児においては2回の接種でOKとなります。2回目以後の接種時期が15歳となった場合には3回めも接種が必要となります。
また、キャッチアップ接種対象者である、過去のサーバリックスかガーダシルを接種した子が、2回目3回目をこの新しいシルガードにて接種したい場合でも公費(無料)で対応できるそうですが、原則的には1回目から2回目3回目とも同じワクチンで行うというのがエビデンスがある投与法なので、途中からシルガードにする場合にはエビデンスが確立されていないことを理解のうえ、接種されたし、ということです。
以上、非常に重要な話ですので、箇条書きとなってしまいましたが、急いで報告しておきます。
こちらのワクチンは当院で対応予定です。今年度から開始となります。スケジュール詳細は保健センターや広報にて確認ください。
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2023.04.26更新
当院オリジナルサプリメントである、ナチュラケアシリーズです。
ネットショップでも販売しています。
https://sanbongi.ad-shop.jp/index.html
ADは吸収効率の良いヒアルロン酸のECMEを主成分とし、ビタミン類、ミネラル類を配合したものです。
主成分のヒアルロン酸ECMEは、二重盲検比較法による臨床試験で、アトピー皮膚炎の症状改善効果に統計学的有意差をもって有効性が示されました。日本皮膚科学会でも発表済みです。
このECMEは関節の軟骨に効果的で、これについても論文発表済みです。
SKは同じくECMEを主成分とし、そこにプラセンタとビタミンCとコラーゲンを配合した、女性のお肌の改善に特化した製品となっています。
ECMEのその他のさまざまな効能については当院待合室の小冊子にいろいろ記載されており、興味深い内容となっています。
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2023.04.24更新
先週は愛知池を4回まわりました。
歩きは足腰を整える作用があるのは当然ですが、ジョギングはさらにそれに体幹筋つまり姿勢保持のための筋トレになると感じます。
ジョギングはウェイトトレーニングではないので、筋トレというと違和感があるようにも思えますが、ウェイトトレーニングは全体をバランスよく整えるのはかなり知識とプランニングが必要ではないかと思うので、あくまでも歩く走るといった全身運動で全体を整えつつ、それに上乗せしてウェイトトレーニングというのが順番としては一番ではないかと個人的には考えます。
体幹筋が整うと、立ったり座ったり、階段の上り下りがスムーズにできるようになります。体幹筋が弱いと、四肢がバラバラに力をいれないといけない感覚になり、体が重く感じます。
また、五十肩や肩甲骨周囲の痛みやしびれといった症状には、肩甲骨や肩関節周囲の筋肉を整える必要がありますが、これはウェイトトレーニングが有効な気がするし、見た目もカッコよくなるから良いんでしょうけれど、ただでさえ調子悪いときにウェイトかけるのも危険な気もしますね。
となると、結局はジョギングや腕ふりウォーキングや縄跳びといった、軽いがしかし時間をじっくりかけてやれる、持続的な姿勢保持力をあげるのに有効な方法が安全かつバランスが良い筋トレになるように思います。
私の場合、好きなバイクツーリングはこれらいずれも整う筋トレに、実はなってしまうのです。そこそこ時間かけて。運転ですから、腕を前に保持する状態をずっと継続し、体幹バランス運動を絶えず無意識に行い、結果として全体の筋トレ効果を感じます。ときに肩こり頭痛になったりもしますが、それは筋トレの副作用だと思って対症療法で抑えます。
逆に考えたら、体が整っていない状態でバイクに乗ることは危険が増すし、バイクに失礼な気もします。つまり乗りこなせないのです。
人それぞれ好きなスポーツや運動があるでしょう。テニスをする人、ゴルフをする人、マラソンの人、などいろいろあろうかと思います。私はゴルフをやりませんで、バイクツーリング、登山あたりが好きです。そのためにジョギングをしている面もあります。バイクで行くキャンプなども結構体力要るんですよ。設営、調理、撤収で、不慣れなので無駄に体力消耗する面もあります。それもまた部活と称して筋トレだと思っています。
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2023.04.21更新
当院ではシミとりレーザーを備えています。
女性に多い、肌が弱いタイプにはいきなりは難しいケースもありますので、たとえばフォトセラピーをしばらくやっておいて、皮膚の状態を良くしてから、シミもある程度解決させてから、それでもなお難治性のシミについてはレーザーで駆逐していこう、ということで、このところは意識しています。
真皮性のシミはレーザーでも何度か治療を繰り返さないと難しい、いってみればアザに近い病変もあります。
つまり、フォトで治らないケースはレーザーでじっくりと攻めるという手がある、ということです。
紫外線の季節はレーザー治療は心配だという人もありますが、いまの日本では年中紫外線は多いのと女性は必ず日焼け止めを使用しているでしょうから、あまり季節にこだわる必要はないでしょう。マスクもしてますしね。そもそも、男性のシミの場合には、私自身もそうですが、レーザー治療後に日焼け対策などなにもせず放置してもあまり問題になりません。
ということで、フォトは2か月先まで予約が詰まっている状態が続いていますが、レーザーはすぐに予約が取れるように枠を確保していますので、ここで一発スカッと治そうか。という人にはどうぞご検討いただければと思います。大変優秀な機械です。
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2023.04.21更新
当院ではもう長らくイボ痔の治療としてALTA療法を行なっています。
いまさら、されどあらためて、といった感じですが、昨晩はこの治療法の基本的な手技や治療の原理や考え方を学ぶセミナーに参加しました。
最近多い、ウェブ形式でのセミナーです。
基本をときどき勉強しなおして、またそこから熟成させていく、これまでの経験と照らし合わせてモディファイして向上する。
そういうところで、安全かつ効果的な治療を提供するようにします。
今回のセミナー参加は、講義の1時間があっという間に過ぎ終わった感があるほどに、今後の治療に生かそうという気持ちが改めて湧いてきた次第です。
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2023.04.21更新
お酒は習慣化すると、さして飲みたくもないのに惰性で飲んでしまうというところがあるでしょう。
思い切って今日今夜はアルコールをやめて、代わりに夕食後しばし休憩ののちにスロージョギングかウォーキングで数kmでもいいからしてみると、その後風呂に入り少し炭酸水でも飲んで寝ると、夜間の途中覚醒が無くなります。
アルコールを飲んで寝る場合、たいてい深夜に途中覚醒することになります。それはアルコールの持つ麻酔作用と覚せい作用とによるものでしょう。
深夜にふと目が覚めてしまうと、その後ついスマホなど見てしまうともうなかなか寝付けない、ということはないですか?
コロナ禍によって、睡眠を良くするというテーマが流行しているのか、健康食品でも睡眠に効果があるなどというものが売り切れたりしてますね。
乳酸菌や牛乳でリラックス効果を期待するのも良いんですけれど、30分程度の近所歩きやジョギングでもかなり良いと思いますよ。
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2023.04.19更新
「葉となりて 桜に永き 夢のあと」 中西龍
桜は花が散って葉になった状態でも十分に美しい、と。
それは桜の木自身が、花咲かせていたころの栄華を、覚えているからだと。
1991年3月に終わった、にっぽんのメロディというNHKのラジオ番組で、最終回に寄せて病床から発した、中西龍さんの俳句とコメントです。
中西さんは元NHKアナウンサーで、長らくその番組を一人で担当していた方です。
こういう良い番組をまたやってくれないかなあと思うこのごろです。
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2023.04.18更新
プラセンタの供給が停滞しています。
ラエンネックで代用していましたが、現状ではそれも配給停止となっており、逆にメルスモンのほうが入荷されました。
メルスモンについては一時自費診療で対応しておりましたが、このほど10日分ほど供給確保されましたので、以後は年齢的に保険適応の対象となる方には以前のように保険扱いで提供する方針とします。
ただ、今後いずれのプラセンタも枯渇することが予想されますので、使用する薬剤(メルスモンかラエンネックか)やその供給具合により都度取扱いを変更する可能性がありますのでよろしくお願いいたします。
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