院長BLOG

2023.02.28更新

腹八分で、といいますが、自分自身で体感するにふと気づいたことに、

普通の食べるスピード、つまり早食いだと、満腹中枢が実際の食事量の感覚に追いつくのにタイムラグがあるから、食べているときに「自分はいま腹八分だ」と思っていても、実際にはそのときにはまだ満腹中枢が追い付いていないので、すでに腹十分に至ってしまっている、ということです。

 

だから、本当に腹八分にとどめるためには、食べているときに腹六分のところで食事終了とする、という、そういう量でとどめること、となるんですね。

そうすれば真の腹八分が達成できることとなり、太り過ぎにならずに済むのではないか、と思うわけです。

 

運動は逆に、8割の運動と思っていたら実際にはせいぜい6割程度にしかなっていない、ということはありうるのが現代社会というものでしょう。

東京都心部に住んでいる人達は基本的に車を使わず徒歩や自転車や電車など交通機関を利用しますから、意識せずして大変歩きます。東京の人たちを見ると肥満の人が少ないのはそういうことなのでしょう。

投稿者: 三本木クリニック

2023.02.27更新

土日、友人とひさびさのツーリングでした。

灯台スタンプを集めるためまず大王埼へ。以前にも行ったことがあるのですがスタンプ帳紛失して、やりなおしのためです。

天気は良いがとにかく強風で寒いこと。。でもちゃんと観覧できました。

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大王崎はだいだら法師の由来があるようです。漁港でもあり真珠の露天販売などの細い通り道もあり、風情が昭和で感慨深い。

自動車で40分ほどの距離には安乗崎灯台があり、こちらも本来登れる灯台ですが、強風のため観覧不可でした。スタンプだけはゲットできたので良かった。安乗崎灯台には公園があり、地域の人々に愛されていることがよく分かります。

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安乗崎付近の宿でのんびり過ごし寝ました。

帰りは何年振りかの伊勢神宮にあいさつに行きました。とくに外宮は私にとって10年以上ぶりで、かつ2回目という少なさです。

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上が内宮、下が外宮です。いずれもここからなら写真撮影可でした。

外宮も内宮も、参拝場所は門で閉ざされていて、はす向かいから垣間見ると、さらにその奥にも閉じた門があり、さらにその奥に本殿があるということで、どうも神様と対話することはできない印象は毎度のことです。感じる人は感じるんだろうけれども、、。日本全体の神様だから仕方ないか。それでも個人的な願掛けなど聞き入れてもらえるのだろうか?とか思いながら。

日本を代表する神社だからでしょう、朝早くから参拝者が多数でした。初詣の時期などは大変なことでしょう。

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伊勢神宮のサイトによると外宮は「豊受大神宮は、豊受大御神をお祀りしています。豊受大御神は内宮の天照大御神のお食事を司る御饌都神であり、衣食住、産業の守り神としても崇敬されています。」とあります。

土日のツーリングで心身ともに大変リフレッシュしました。しかし寒かったー。

帰宅後は愛知池1周。このところは愛知池は週2維持といったところです。昨年と比べるとずいぶん少ないのですが、とにかくやれるだけはやろうと思います。

花粉症は今年は始まるのが早くて、もう1週間ほど前から症状がある私です。例年3月1日ぴったりに発症するのですが、今年はこんなに寒い時期ながら始まりました。飛散量も多いという予想なので、今年も対応です。

内服や貼付剤や点鼻点眼などの治療薬を駆使して総合的に対応するのが一番無難な気がしますが、患者さんの症状や要望に合わせて相談の上処方しています。

もう2月も終わります。3月からはいろいろとバタバタとしてくるのかな、、。世の中が大変な状況は相変わらずですが、そんな中でも元気を培って、頑張って生きなければならないのが現実です。

投稿者: 三本木クリニック

2023.02.25更新

メルスモン製薬のプラセンタが供給停止となったため、当院では保険適応はありませんが、自費医療としてラエンネックを用意しました。

ただ、同様の対応をとる医院が多いため、ラエンネックも安定供給できないことが今後予想されます。実際、メーカーによるとすでに不安定供給となりつつあるそうです。

投与方法については訂正があります。

これまでラエンネックは筋肉注射だけだと思っていましたが、添付文書では皮下注も可能であり、メーカーの説明でも同様でしたので、今後ラエンネックを希望される患者さんには投与法についても選択できることになります。

投稿者: 三本木クリニック

2023.02.20更新

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この土日はきつかったー。

乳がん検診のための、マンモグラフィの読影認定医の資格更新のための、試験と講習を、東京は両国にて受けてきました。

先週の1週間もなかなか忙しくてですね、その中でもまあ水曜木曜とランニングなどして、土曜などは何故だか大変外来診療が混雑してしまって、その後老人ホームへの定期往診したのち、東京へ向かいました。東京にまともに行くのはもうコロナ以前、3年前までさかのぼらないと、覚えがないほどに久しぶりでした。

日曜朝早くからの試験なので、前日泊したのですが、大相撲で有名な両国という場所に行くのは初めてでした。ちょっといけばスカイツリーがある場所でもあるし、東京駅からも比較的近い場所ではあるものの、どちらかというと静かな住宅地区という印象です。

宿からはスカイツリーが見えたのがちょっとしたアクセントですが、

https://youtube.com/shorts/9tdE0uruUcw

 

翌日に試験があるのと、1週間の疲労とで、とてもじゃないが観光する余裕はなく、、東京駅到着時に少しだけ銀座あたりを歩いた程度で、あとは早朝へむけて柄にもなく緊張してたようです。緊張というよりも、疲れかな、、。夜もあまり眠れずでした。なんだろう?

宿のすぐ近くには横綱公園や両国国技館やらあって、力士の集まりなどもそのホテルであったらしくて土曜の夕方はワイワイ賑わってました。しかしいまや東京も名古屋も完全にポストコロナ状態ですね。人混みが凄い。ただ、年配の人たちは少ないのは一目瞭然。それは東京も名古屋も同じです。

横綱公園は、実は関東大震災の慰霊公園でもあるようです。また、駅の付近には日大の建物があって、その脇には怪談「おいてけ堀」の舞台となった土地であることを示す看板が立ち据えられていて、歴史的にも興味深い。いろいろと歴史探訪するのにもいいところだろうに、、

ともあれ日曜朝早くから始まったマンモグラフィ試験は朝8時半から13時半まで、途中わずかな休憩だけで昼食などもなく、ほぼぶっつづけで5時間、試験と講習とで大変でしたがなんとか終わりました。

私の成績は最高位ではなかったものの、予想よりはすこし良かった上位組グループに入っていて、とりあえずは認定医の更新に成功した次第です。ただ、5年後の更新はどうするか未定です。他の人たちの成績を見るに、どうも以前よりも読影がしにくくなっている、問題が難しくなっている印象があります。それは、おそらくですが、かつてのフィルム読影時代からデジタル写真時代になってからのようです。デジタルの場合、機械が自動的に画像補正処理をしてしまい、腫瘍のレントゲン濃度が抑えられてコントラスト重視になってしまうことに理由の一端があるように思いました。

頭と目が疲れ果てて、帰路について、帰宅したのは結局夕方でした。

運動しないとどうにも良い睡眠が得られないので、夜、愛知池を走りました。ゆっくり1時間。ひさびさに息子も参加させました。おかげで昨夜はまずまずの睡眠でした。若いころには睡眠の質など何も考えずともよく眠れたのですが、中高年となるとそうじゃないんだなあ。

さて今週もまた始まります。ボチボチと頑張ります。

 

投稿者: 三本木クリニック

2023.02.20更新

爪白癬の診断は偽陰性が多いのが難点です。

見た目が爪白癬に見えても顕微鏡でみると菌体が見つからない、というわけです。

ですので、顕鏡検査だけでなく、問診や経過や肉眼所見を総合的にみて判断するのですが、偽陰性が多い理由は、爪という、硬くて分厚い標本だからです。KOH液により角質を溶解させて顕微鏡で見られるようにするのですが、それが迅速検査でやろうとすると、分厚すぎる検体の場合、ちゃんと確認できません。

にもかかわらず、実際の臨床では、足の爪の異常というのは、貝殻のように分厚く濁ってしまった状態で受診されるケースが多くて、それが慢性の外傷によるものか、アレルギー疾患によるものか、白癬やカンジダによるのか、鑑別が難しいのです。

試験薬に浸して、白癬菌が存在するかどうかを確認する簡便な検査キットもあるようですが、保険適応の面で、どうしてもまずは顕微鏡検査をする必要があり、それでも判定困難のときにのみ、そういうキットを使うことができるというルールがあるようでして、そうなると、二度手間になるので患者さんにも医師にも負担となります。

それで最近勉強会の内容から知った方法として、KOH液に3時間以上、例えば一晩なり浸漬しておいて、完全に爪がドロドロの液体になった状態で、改めて顕微鏡で確認するというものがあったのです。

早速それでやり始めたところですが、当然迅速結果ということは無理なので、結果は後日説明することになりますが、これまでに数例、実際に検査したところ、かなりクリアカットに判別できるように思います。

このようにして、一つ一つ、少しずつ診療のレベルを磨いていくことが、必要なのですね、、。

投稿者: 三本木クリニック

2023.02.16更新

前回が11月だったので、もう3か月も過ぎてしまっていました。

風がなければ見た目はもう春ですが、昨日はかなり寒い日で、気温も低いし風は吹いてるしなかなかでしたが、平日でも猿投には登山客が普通にいますね。土日だと大変でしょうからなかなか休みの日には行く気になりません。例によって午後からの山行なので帰りゆく人たちがほとんどでして、山頂に到着したころには誰もいませんでした。

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防寒具とリュックで行ったので、ゆっくりと焦らずに歩きました。

それでも往復2時間半だから、私としては思ったより早かった印象です。

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午後4時ちょっと前の山頂です。

愛知池を走るのよりも時間も労力も大きいはずですが、平地を走るのと違って、山に登ったあとは、なぜだか元気になっているのは何故なんだろうか、、毎回思います。

下山後2月は初めてとなる神社にも挨拶にいきました。祭神の大碓命と景行天皇はいずれも生命力の象徴という印象があります。

ちなみに猿投神社の2月のことばは、「笑う門には福来る」でした。そうだねえ、戦争や疫病や自然災害でとてもじゃないが笑えないご時世といえばそうですが、カラ元気も元気のうちだし、無理笑いでも笑いのうち、ということなのでしょう。

山歩きにはツーリングと同じく、友人と行くも良しですが、ソロで行くのも大変な意義があると感じます。自然の木や草花と対話してみると、返事してくれる感覚が得られます。それは一人で行ったときに分かる感覚です。神社参拝も同様に思います。

 

投稿者: 三本木クリニック

2023.02.15更新

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投稿者: 三本木クリニック

2023.02.15更新

当院であつかっているプラセンタはメルスモン製薬のメルスモン注ですが、このほど製造工程の見直しとのことで、メーカーからの供給が停止となりました。

在庫が無くなり次第、保険扱いできるプラセンタの提供は終了となります。

代替品としてラエンネック注を用意する予定です。ただし、これは自費扱いとなること、筋肉注射となることが変更点として挙げられます。

ご希望の方には、メルスモンが終わり次第、順次案内していきます。

投稿者: 三本木クリニック

2023.02.13更新

 

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和歌山方面へのソロツーリングは以前11月に潮岬に行ったとき以来だからずいぶん久しぶりとなりました。

日曜日帰りなのと体力を考慮して熊野本宮だけのピストンです。この日は天気が良くて、参拝客も比較的多い印象ですが1月とかよりは静かだったことでしょう。

熊野神社は今年初めてで、かれこれ往復8時間というのはだんだんシンドイなあと思うようになってしまいました。

前の日の土曜にはこの週愛知池2回目となるランニングをしたのですが、1時間とかかかるし他のすべての人たちに追い越されるし、このところ水曜と日曜でなんとか週2程度を維持している程度ですから、なにかれと忙しいわけです。ただ2月はもうこのことになると寒さもさほどでなく、走るのには良い時期かと思いますね。

ツーリングは以前なら10時間とか頑張れたのですが、53歳ともなると、途中でなんだか眠くなったりして、どうしても休憩をこまめにはさまざるを得ない、、。

それで帰宅後夕方にまた愛知池をランニングして、自分の筋肉不足や体力不足を確認したのですが、やっぱり1時間かかってしまいます。他の人たちの速いことよ。

土日は普段できないことや雑用をするので昼に休むことがなかなかできずに結局一日フル活動してしまいますね、、。

今週も雨始まりですが、ボチボチと頑張ります。

待合室の絵を自作のものに切り替えました。

投稿者: 三本木クリニック

2023.02.09更新

昨日はどうも風邪による肩こり頭痛がひどかったので、いっそ汗かいて治そうということで、ランニングして、クタビレマシタが、その後、夕方はひさびさに名大病院に赴いて、ツムラ主催の東海漢方研究会に実地参加してきました。

今回は珍しいテーマで、傷痕治療と漢方との関連で、非常に勉強になりました。

ケロイドの治療で第一人者という日本医科大学形成外科教授の小川先生による、非常に分かりやすい講演でした。

肥厚性瘢痕とケロイドと、ほぼ同じようなことで使われる別の言葉ですが、いずれにせよ、小川先生曰く、手術のやり方、術後の固定、炎症の治療、そして放射線治療までを駆使すればこの病態はすべて治癒できるという話で、なおかつ日本医科大形成外科でもケロイド患者のうち、8割は非手術的治療で完治できるとのことです。

ケロイドの原因としては、ケガやニキビ、手術創などいろいろありますが、たとえばニキビだとどういう治療が良いか、手術はどういうやり方が良いか、そもそもどういう創で切開すればケロイド予防になるのか、そしてケロイドになる物理学的病態理論、といった話や、保存的治療やケロイド発生予防にはどういう薬や固定貼付剤があるか、ステロイド貼付剤のベストは何か、そしてそれらをいつまで治療するべきなのか、という話まで、ほぼケロイドのすべてを網羅した解説を、たった1時間で完全に明快に教えて頂きました。

当院では形成外科的な処置を扱うことも多いですが、現在ケロイド治療をしている患者さんや今後ケロイド患者さんが相談来院された際にも、今回の講演によって、かなり困ることがなくなる気がします。

それにしてもこの小川先生、頭の良い人というのは、世の中の救世主になるんだなあ、という話です。

そういえば、ケロイドのリスク因子として、若い女性、高血圧患者、というのがあるのだという話もされていました。女性ホルモンがケロイドに悪影響だということのようです。男女比では女性が男性の3倍、ケロイドリスクがあるそうです。高血圧患者では血管内皮細胞の機能が低下しているため、ケロイドリスクが高いそうです。

 

投稿者: 三本木クリニック

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