本日時点で、来年1月分のコロナワクチン予約を開始しました。
人数枠に限りがありますので、予定人数に達し次第、予約終了となります。
2022.11.25更新
本日時点で、来年1月分のコロナワクチン予約を開始しました。
人数枠に限りがありますので、予定人数に達し次第、予約終了となります。
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2022.11.25更新
今年の11月は後半になってもまだ昼間かなり暖かいですが、冬は寒くなる予想がでているので戦々恐々としています。
実際朝晩はかなり冷えるようになってきています。インフルエンザもとうとう今年は出始めたという話が聞こえてくるようになりましたし、コロナ第8波はまだダラダラ続いています。
風邪はまあ、慢性疲労や冷えと脱水が背景にあったりするわけですが、お勧めしたい予防法として、寝るときに首にバスタオルを巻いて寝るというものです。
いくら上質の布団であっても首回りはどうしても覆うことができません。エアコンなどの暖房器具を夜間つけっぱなしにするのは気道を乾燥させてしまい、それこそ風邪をひいてしまいます。
それで、首まわりをバスタオルでくるんで、保温と保湿をするのです。これは肩こりにも有効ですので、寝違え対策にもなるかと思います。
とはいえどうせ寝てしばらくの間だけのことで、あっちこっちに寝返りしているうちに外れてしまうんですけれどもね、でも自分の感覚としては有効に思いますね。
この時期は例年やや忙しいのですが、今年はさらにちょっとまた忙しい印象があります。昨年の今頃はやたらとランニングに精を出していた覚えがありますが、今年はせいぜい週3回程度の運動となっています。
そんな中にあって、昨日の夜のランニングは比較的星がいろいろと見えました。一番明るい星はおそらく惑星のうちの木星か土星か、そういったものだったと思いますが、かなり明るくてきれいに見えました。愛知池は昨晩やたらと風が吹いていましたが、スロージョギングでもまあちょうどいい涼しさといった感じです。世間全体もバタバタと忙しいのでしょうか、昨年ほどはランナーは居ないように思います。自分も走る頻度が少なくなっていますからね、、明確にはどうか分かりませんけど。
毎日仕事や勉強で頭がパンクするような日々を送っている人は、どうぞ夜のジョギングをお勧めしたい。なかなかしんどくておっくうで、第一歩を踏み出すには気合が必要なのですけれど、なんとか終わって帰るころにはずいぶん気持ちがリフレッシュしているものです。
なによりも、おいしい食事を楽しもうとすれば、それは運動してメタボを解消しておかないと、ですから。人生、結局は食べることが一番楽しいわけで、どうせなら美味しく気分よく飲み食いしたいですからね。メタボや運動不足だとそうはいきません。惰性でダラダラ飲み食いすることになり、当然それは心身に悪影響です。
何ごともこだわりすぎは良くないですが、適度にバランスよく生きるということが、心身ともに健康で長生きのために大切なのですね。
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2022.11.23更新
これまで、フォトセラピーとして、当院では長らくオーロラ、メディラックスを用いてきましたが、ここらで一度、この2種類の機能を統一できるレベルの新機種を導入しようかと検討しています。
メディラックスについては、まだ未使用の予備の機械が一台保管してありますので、メディラックスをこれまでどおり安く継続したい方には継続も可能です。
実際に本日、名古屋にて、新機種についてのデモンストレーションを見てきました。
今日はちょうど名古屋で毎年1回定期的に行われる、社会保険の集団指導集会があって、それを受講したついでに、という訳です。
集団指導講習集会では、毎回のように保険診療ルールの遵守についての解説と、医療安全の対策、そして昨今目まぐるしく変化するコロナの諸事情や対策についてという内容を受講しました。
保険診療ルールについては年々その強制力が強まる傾向にあり、AIのシステムにより画一化していくそうです。たとえばビタミン剤の処方などについては適正な臨床効果との関連のフィードバックをしていかないと、保険処方ができなくなる恐れがあります。保湿剤のような準化粧品の類も同様で、漫然とした処方や大量の処方は指導の対象になってしまいます。つまり、短期的にしか処方できなくなる恐れがある、ということになります。
そして医療安全については、これは医療事故防止の意味なのですが、直近の話題ではワクチンによる副反応で死亡する例について、医師であればACLSといった救急医療実習を受けた経歴があるかどうか、ということも、重要な資格として挙げられるとのことでした。幸い私は麻酔科標榜医の資格を有し、大学院時代にACLS実習を済ませていますので、そのあたりは大丈夫と思いますが、決してゼロではないリスクを忘れないように日々の臨床に臨みたいと思います。
また、目まぐるしく変化するコロナ対策や現状についてですが、これはもう本当に大変です。たとえば抗原検査を行うのに、検査薬によっては鼻腔咽頭からの採取でなく唾液からでも可とするものもあるようですが、それについては専門家に言わせると甚だ信用性に欠ける手法だそうです。このあたりはあまり衆愚的な傾向に流されないようにしたいと思いました。
ワクチンを受ける場合についても、いまや5回も接種した人もあれば、0回の人もあって、おのおのの多様性を受け入れながら対応しなければならない、地域内科医の苦しさは、世の人々にもっと分かっていただきたいものだと思っています。実際、今回の講演でも、ワクチンの接種回数に比例して感染リスクは減ずるというデータが示されました。医療従事者自身は有無を言えずにルーティンでリスクのあるワクチンを規定回数接種し、またさらに日々患者さんからの感染のリスクを受け止めて地域医療に貢献しています。発熱患者さんをバイキンのように扱うのにも人道的に抵抗があり、そこは全人的な対応をしています。幸い、オミクロンタイプの場合、まだ高齢者などの死亡率は決して低くないものの、現役世代に関してはかなり悪性度が下がっていることで、どのポリシーの患者さんにも均一に対応するように奮闘しています。
多様性はなるべく尊重したいしマイノリティーが迫害を受けないという意味では結構なことですが、それとわがまま勝手な行為というのは違うということで、例えば人の迷惑顧みないという話でいうと、あるお寺では以前、お金持ちのおばあさんが参拝客の人々のために良かれと思って、そのお寺に公衆トイレを寄贈したそうですが、その後、参拝の人でなく、お寺と関係のないような、通りすがりのハイキング客らが無料で利用し、まあそれは良しとしても、その利用の仕方がひどく、お寺の職員が毎日掃除をすることが大変なことになってしまったそうです。いろいろなお願いや張り紙をしてマナー向上を訴えていたが、長年そうしていても一向にマナーが改善することはなく、さらに、タダで利用しておいてから「ペーパーがない!」とお寺にクレームをしてきたり、落書きや破壊行為があとを絶たないことから、とうとう善意のトイレを撤去することにしたそうです。
日本は従来そんな国ではなかったはずだと私は思っています。都会だろうと田舎だろうと。
何でも自己中心的に勝手なことを言ったり汚したままにしたり、そういったことをしないことが、いま世界中に広まっているSDGsの考え方ではないでしょうか?医療でもなんでもそうです。安い値段や無料で世話になっておいて、さらに文句や暴言を吐くというのは、天に唾する行為です。かならずその人に因果応報が返ってきます。
健康保険診療ルールや医療安全やコロナのことからこんな話へ発展してしまい我ながら残念ではありますが、「お客様は神様です」というのは、あくまでもお店やサービスを提供する側が自発的に言うことであって、客側が強要するものではありません。あくまでも対等の関係である、ということを、人類の将来のためにもあらためて考えるべきだと思うのです。
フォトセラピーの話からずいぶんとずれてしまいましたが、新しい機械を導入したとしても、良識のある紳士淑女に是非提供したいサービスだ、ということです。
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2022.11.17更新
高脂血症つまり高コレステロール、中性脂肪血症というのは、動脈内膜にドロドロの脂肪を沈着させて閉塞させる要因となるのですが、それを改善させるために血液中の脂質濃度を低下させる、スタチン製剤やフィブラート製剤に代表される代謝作用薬があります。
それらの薬により、「数値が低いほど予後が改善する」というエビデンスが確立しています。
ただ、実は特に日本人ではそれだけでは役不足であるというケースがあります。実際、比較的若い年齢の体格の良い男性などでは、それらの脂質低下薬により血液検査ではほぼ正常に維持されているにも関わらず、血管内膜の脆弱性は遺残していたという結果、致命的な心筋梗塞を引き起こす事例があるそうです。
老人の場合には、動脈硬化は長年経過して形成されるため、内腔は狭いものの、血管壁の安定性は比較的保たれるということで、古典的な狭心症症状からの心筋梗塞という形になるのが典型的ですが、若年者ではもともと組織がまだ若くて柔らかいところにどんどん脂質プラークが血管内膜に蓄積するため、血管の線維化安定作用が機能しにくいと思われます。
そこで、若い人ほど重要な役割をもつのが、血管内膜のスタビライザーとでもいいましょうか、青魚の油から抽出されたEPA製剤(エイコサペンタエン酸)なのです。
雪に例えるならば、新たに積もってくる雪を降らさないようにするのがスタチンやフィブラートや脂質吸収阻害剤ならば、すでに積もってしまった柔らかい積雪を硬く安定させて雪崩を起こしにくくするのがEPAということになります。
ちなみに、しっかりとした治療成績が確立されているのは高純度のEPA単独製剤のみであり、市販薬や調剤薬である、EPA+DHAの製剤についてはその効果についてのエビデンスははっきりしたものはないままというのが現状です。これは青魚の油を単に濃縮させただけではダメだということを示しています。EPAだけを抽出して、なおかつ高純度に濃縮したものだけが奏功する、ということです。
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2022.11.17更新
猿投神社の内側の鳥居付近にあるのは四季桜なのでしょうか、これから続々と開花しそうな気配です。
(ピンボケが残念)
もみじもかなり色づいてきました。今年は11月が暖かいので少し遅めの紅葉の印象があります。
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2022.11.16更新
アナフィラキシーとは、即時型アレルギー反応のうち、進行すると命の危険にせまられる病態を指します。
食物アレルギーによるものだったり、ワクチンによるものだったり、いずれにせよ外部因子による反応です。
実際の症状としては初期または軽症の場合には、口腔内がむずがゆくなったり腫れぼったい感じになったり、全身がかゆくなったりします。
それが進行すると吐き気が出現したり、息苦しくなり、血圧が低下、全身発赤または蒼白といった状態に進展します。気管支痙攣や肺浮腫による呼吸不全になったり、循環状態として血圧が測れないショック状態となると、意識消失にいたります。
皮下注射製剤に代表されるような、アドレナリンの投与によって、気管支痙攣の緩和、血圧上昇作用を得ようとするわけですが、あたかもその薬だけで解決するかのような誤解されている気がしますので、それは違うということを世間に分かっておいてもらいたいです。つまりマスコミは報道するまえに、医師に監修を受けてから正しい情報を発信するべきだということです。
救急蘇生のABCという見地から言えば、アドレナリン製剤を躊躇なく使うことももちろん必要ですが、第一に何をするかというと、人を呼び集めつつ、airwayつまり気道を確保することです。肥満体の人は簡単に舌根沈下で窒息しやすいので、臥床させて顔を横向きにして舌根沈下を防ぐ体位をとります。
下肢を拳上させて血圧低下した循環動態を補います。つまり心臓と脳に血液循環を集中させるためです。ショックとは、出血性でもないかぎり、過度に血管が弛緩拡張した状態や、血管透過性が急激に亢進して血管外へ血漿が抜け出てしまう状態ですので、相対的に少なくなった循環血液を重要な場所に集約させるのです。
その上で、breathつまり呼吸をさせる。これはマウスツーマウスでもいいですが、一番簡単なのは心臓マッサージをゆっくり大きめにするような形による胸郭運動を他動的にアシストすることです。
明らかに血圧が測れないとか、鼠径部や頸動脈の拍動が触知しないならば心臓マッサージの強さで胸部圧迫を繰り返す方法に移行します。これがcirculationつまり循環確保ということです。
点滴ルート確保はこれらABCの処置を最優先させながら同時進行で行います。
ワクチンなどによる重篤なアナフィラキシーなどというものは、比較的若手の医師や看護師の殆どは経験がありません。そんなにしょっちゅう出くわすような病気ではないのです。たとえ年輩の医師であっても、内科や外科のメジャーな科目以外の、例えば皮膚科や眼科といった科目では、救急蘇生行為など、まず未経験でしょう。
すべての疾患に対して経験がないと医者は医療行為をしてはならない、となれば、医療は成立しませんし、研修医はいつまでも素人のままに終わってしまいます。
一番言いたいことは何かというと、
アドレナリンの皮下注ですべて解決するかのような誤解を持たないこと
アナフィラキシーに限らず、呼吸不全、循環不全に陥った意識喪失患者に対しては救急蘇生のABCが基本であること
です。
道具や薬剤が一切ない状態であっても、本来は、理学的な対応だけでも十分回復を見込めます。AEDなどなくても心臓マッサージで対応可能なのです。しかし、麻酔科や救急をある程度一人前にやれるようになるまで研修をする、というプログラムはいまの医療研修制度にはありません。全身麻酔や救急外来をどれだけ何年担当するか、によって決まるでしょう。外科系医師ですらベーシックな麻酔や救急蘇生にほぼ未経験というままに医師人生を終えることすらあるのが、いまの若手世代や専門医重視の研修制度です。
また、ワクチンの集団接種会場での接種を、なぜ医師でなく看護師が行うのか、という点も前々からずっと疑問に思っています。毒物を投与するのに、医師が問診係で、実施が看護師というのはどう考えても逆でしょう。小規模会場で、医師と看護師の連携や信頼関係が確立された病院でなら理解できますが、知らない者同士が広い会場にその日だけ集まって、というその日限りのチームでは、やはり医師が毒物投与担当をすべき、というのが私の考えです。注射の仕方一つとってみても、ちゃんと解剖を理解して実行しているのか?ということは、経験不足な医師なら医師ですらあやうい面があるというのに、アルバイトの看護師が実施する、というのは、ちょっとどうなんだろうかと、思わなくもない。ただ、全国に多数ある集団会場で、一気に大勢の人々に接種する必要がある社会的状況においては、にわか仕込みのシステムで対応せざるを得ないわけで、結果として、どうしても稀ながらある一定の確率でリスクはある。
そもそも、ワクチンを3回以上接種していれば旅行代が半減できるというキャンペーンにつられて、にわかに接種希望者が増えた、という面も地味に重要な要素だと思うのですが、それは報道されませんね。
追記)
厚労省からの、日本救急医学会版アナフィラキシー対応図を添付します。この図のフローチャートで絶対的に不足しているのは、呼吸の確保、心臓マッサージについては一切記載されていない点です。医療従事者向けのものにしてはあまりにも内容が不足していることを指摘しておきます。
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2022.11.14更新
土曜日午後御前崎灯台に登ろうと行ってきたのですが、まだ時間内だというのに何故か受付が閉鎖されていました。
とくに理由も表示されておらず、不思議で残念でした。
また後日改めて、としてとりあえず写真を撮りました。
この時期、私も会員の一人となっている橙光会では、全国の灯台絵画コンテストの結果を発表する時期で、会誌で数々の力作が掲載されていました。小中学生なのに凄く上手な作品が表彰されており、大したものだと毎年思います。
日曜は雨などで結局片付け作業や雑用を少ししただけで終わりました。それでも全身筋肉痛。そしてまた月曜、新しい週が始まりました。ボチボチと頑張りましょう。
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2022.11.11更新
木曜の夜というのは、結構蓄積した疲れもでてきてなかなかシンドイんですが、その木曜だった昨夜は、日進おりど病院にてセミナーに参加しました。
IBDとは炎症性腸疾患、つまり、潰瘍性大腸炎とクローン病です。
クローンは頻度も少なく専門的治療が必須なので小規模病院やクリニックでみることはほぼないんですが、潰瘍性大腸炎は年々その症例が増加傾向にあり、軽症例や裾野症例をクリニックでフォローすることが将来的に必要となる、という話でした。
いわゆる病診連携とからんでくる話です。
そもそも潰瘍性大腸炎は、本来ステロイドで対応するのはあくまでも短期的なものであるべきであって、主として5ASA製剤を用いるべき疾患です。なおかつ、発症後8年経過すると発癌のリスクが急に上がってくるこの疾患は、ともかくも寛解状態を維持することが必須なのです。
一番の治療選択肢はその5ASA製剤で、内服や注腸剤がありますが、この薬の特徴はあくまでも局所に張り付いて効能を発揮する点です。病変の範囲によって使い分けます。
局所に効く薬なので、つまり、どれだけ内服しても、胃腸を通過する際のパッチとして作用するので、血液中に入り込まないので良いのです。用量による副作用が無い。現状では1日1回だけ内服すればよいという、簡便な内服薬もでてきているので、比較的軽症であれば、そしてちゃんと治療を継続していれば、かなりの率で寛解維持が可能のようです。
当院は日進おりど病院さんとはかなりいろいろ症例の紹介や連携をしておりますので、地域連携という観点から、この疾患についてもコラボしていければと思います。頻度はそれでも低いんですけどね。
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2022.11.08更新
千代の富士は毎日腕立て伏せを500回やったそうです。
当然他にもトレーニングはしたでしょうが、肩の脱臼癖をなおすためにも腕立て伏せを重視したそうです。その結果、小柄ながら筋肉ムキムキとなり、相手の力士が当たってもびくともしない硬い鋼のような体幹筋を獲得したとか。
自分でやってみると分かるのですが、腕立ては体幹筋がないと、まともにできません。
老齢になればなるほど、全身の筋肉が劣化して、いわゆるフレイルとなります。
腰痛と高血圧は各々、4人に1人がそれを持病にもつと言われていますが、腰痛にも高血圧にも効く運動で、かつ、気軽にできるのが、スロージョギングです。
ジョギングもやってみると分かると思いますが、足を前に出そうとすると、下腹筋群や大腿筋付け根の筋力を要します。そして走るということは、体幹がしっかりしてないと走れないので、スローなジョギングでも走ることにはなりますから、体幹筋と下肢が鍛えられます。ウォーキングよりも上下運動が自然についてくるので、結果として肩こりや五十肩にも効果がでます。有酸素運動は当然ながら高血圧の治療にもなります。ことに、内臓脂肪がパンパンな人や浮腫みのある人では汗をかくことでテキメンに降圧効果があります。ことに、薬物治療ではなかなか難しい拡張期高血圧にも断然有効です。体幹筋がしっかりすると腰椎のぐらつきや脆弱性が改善し、腰痛にも治療となります。
最初はウォーキングから始めれば良いと思いますが、徐々にジョギングに、つまり走るという運動にシフトすると良いのです。
筋トレというとボディビルを想像しますが、見せる筋肉と、実用筋肉とは全然違うことは、プロの格闘技の一流選手をみればすべて当てはまります。千代の富士も大胸筋などはボディビルダーのものとは全然違います。
ボディビルはカッコイイですが、やはり有酸素運動を取り入れることは、健康で長生きのためには必須と思います。たんにウェイトトレーニングだけだと高血圧には悪さをします。心臓にも負担をかけます。
私は昨夜、愛知池を走りました。息子と走るのは実にひさしぶりで、1か月ぶりくらいに息子も一緒に走らせました。若い子はしかし久しぶりでも余裕で走りますね。
11月の今の時期は、ランニングには気持ちの良い時期です。夜など月が煌々と照って明るいです。いま月の右側に見えるのは土星のようです。非常に明るいです。
とにかく、いろいろな運動をすること。それが健康で長生きのために有効です。
当院の患者さんでも77歳で本格的登山を続けられている凄い達人もいますし、85歳で毎日スクワット500回やっている元アルピニストもいます。いずれも認知機能から肉体機能からすべてが良好です。血圧もコントロール良好にしているので、万全です。
ちなみに、人間の寿命に一番悪影響な要素は、喫煙やアルコールや薬物や癌やいろいろ考えられるかと思うのですが、実は統計的には高血圧が一番の害悪だそうです。それほどにありふれていて、かつコントロール必要な病態だということです。
ランニングなどの有酸素運動は、三大生活習慣病である糖尿、高血圧、高脂血症のすべてに有効かつ自分でできる簡単な治療法です。
ダッシュよりも緩やかに走ることがより良いと思います。
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2022.11.07更新
心療内科医の鈴木裕介先生の著書、「我慢して生きるほど人生は長くない」を先週読み終えたのですが、現代社会において、どのようにこころを扱うか、ということについて、見事にまとめられている本でした。
拙著「よろずや開業医のブログ日記」では、内科的な立場から心身を健康にする方法やこころのあり方を書いているつもりですが、今回の本では心療内科の専門(といっても学会認定専門医だとか、専門研修施設で研鑽をつんだとかそういう名目は備えていないようですがそれでも全く遜色ない優秀さを感じる医師)の立場から、こころのありかたを指南されています。
現代社会はとにかく複雑でストレスが多い。SNSという便利なツールが、いってみれば蔓延している状態なので、便利な反面、余計なストレスをかかえてしまう。そういう世の中に急激に進んでいると思います。インターネットを固定式のパソコンでやっていたのでも凄い変化だったのに、それがモバイル(スマホ)でできるわけですから、ある種危険性をもはらんでいると言えます。
そういった中で、この先生の著書は最初から最後まで非常に上手に網羅されており、十代の若い子から現役世代の大人まで、かなり広範囲の人々にマッチする内容だと思いました。
私もこういう内容を自分自身にも言い聞かせたり、それをブログにしたり、抜粋して著書にしたり、という活動をしてきたわけですが、これほど上手にまとめることはできませんでした。
ありとあらゆる人付き合いの関係における、こころの持ち方について、大変有効な本です。何万部も売れている理由が良く分かります。お勧めします。
ついでに宣伝ですが、私のローカルな著書も、まだまだ販売中ですので、よろしかったらご購入ください。
さて、先週の土日はというと、土曜日は午後あれやこれやとバタバタと、老人ホームの往診やら、バイクの車検やら点検やらのあれこれ、そして日曜はカルテ整理作業と、クリニックの外壁の清掃作業、クルマ磨き作業、といったことなどコマゴマとして、なんと3時過ぎから猿投山に行くという、、、。
山頂到着が4時半過ぎだからこんな景色です。キレイでしょう? 山頂は、もうさすがに日曜といえども最終便といった私で、そこから下りはだれもいなかった、、。
と思いきや一人だけ、オジサンが東の宮の鳥居前をランニングしていたなあ。その時点でかなり暗かったのですが、、凄いね。
駐車場についたときには完全に真っ暗で、ヘッドライトがなければ小走りはできなかっただろうなあ。ナイトハイクにはヘッドライトは有効なツールですね。というか必須アイテムか。なんせこの時期は夕暮れからつるべ落としに暗くなりますからね。
体力があればこそ、キャパも大きくなるし、やれることも増えます。遊びで体力を培うのは有効な方法です。
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