院長BLOG

2022.09.10更新

人相手の仕事をしていると、まあなんだか勝手な誤解をされて、理不尽な扱いを受けることがときにあります。

ほとんどの事象は建設的であり良好なんだけれど、千分の一くらいの確率で汚点のような事象に出くわすと、そのことが他の999を帳消しにしてしまうほどの悪いインパクトを与えてくれます。

いざとなったらいつでも相手になるんだけれど、やはりいろいろ守るべきものもあるし、なるべく紛争は避けたいというのは誰しも社会人だったら思うところではないでしょうか。

それで私は思うんだけど、結局は芯の部分で闘いの炎を灯しているということと、相手がどうあろうと己のポリシーを守り抜く姿勢が結局は生きるのに最低限必要なんじゃないかな、と。

自分がしっかり真っ当な振る舞いをしているのであればなんら遠慮することはない。堂々と主張すればいいし、そしてそれは相手が納得するかどうかはむしろ関係なくて、自己表現、自己主張をとにかくはっきりと声明する、ということです。

いま世界は戦争や不景気や疫病で不穏や不安な空気が蔓延しています。まともに生きていても全然予想外のところから攻撃を受けることも稀ではない時代になっています。右の頬を打たれたら左の頬を差し出せなどというキリスト教を国教とする国ほど実は好戦的な歴史を繰り返し続けていることを見ても、結局は闘わざるを得ない現実というものがある。

といっても、何も喧嘩を推奨しているわけではないんです。少なくとも、言われっぱなしややられっぱなしで我慢して自分を壊す羽目になるなどということはやめましょうということです。相手がどんなバカであろうともそれなりに自己主張はしましょう。そこで相手が反応しようがしまいが関係ないです。それが自我の存続のために必要なことです。そして二次被害を受けないためにも。バカを勘違いさせてつけあがらせてはならない。

理不尽な相手や空気に屈しないこと。自分の人生を生命を守るためには芯の部分で闘いの炎を絶やしてはならない。

 

投稿者: 三本木クリニック

2022.09.09更新

昨夜、木曜の夜ですが、ひさしぶりに勉強会に参加してきました。

夜8時20分までの会だったので少ししか聴講できませんでしたが、それでも今回は面白い内容でした。

近年糖尿病に対する効果だけでなく、心臓や腎臓にも良い効果を発揮するため心臓病や腎臓病にも保険適応になったSGLT2阻害剤についてです。

今回は香川からはるばる薬理学の教授先生が名古屋に来られて、このSGLT2阻害剤がどのようにして腎保護に作用するのかというメカニズムを基礎医学の立場から研究されているというお話をされました。

SGLT2阻害剤は内服開始して1か月ほどは利尿効果がやや脱水になるほどに得られるのと、継続して服用することで平均して2,3kgの体重減少を得られるということはすでに知られていますが、利尿効果は2か月も過ぎると治まり、通常の尿量に戻ってきます。この機序が腎臓でどうなっているのかを解説されました。

この薬剤はブドウ糖を尿に逃がすことによって浸透圧利尿を来たすのですが、体はそれを脱水兆候と判断し、尿素が腎臓に集結して水分ロスをブロックさせるというのです。そのようにして尿量を通常に戻す、と。その働きをする尿素は肝臓でしか作られません。そして尿素の原料はというとタンパク質です。このたんぱく質はどこから来るかというと摂取した栄養からはもちろんですが、体内からだと筋肉から動員されます(運動と筋トレが重要であることはこういうところからも説明ができます)。肝臓で尿素がつくられるのを促進する作用を持つのは血糖上昇ホルモンであるグルカゴンや抗利尿ホルモンであるバソプレシンです。このようにして尿から水分やカロリー(糖)をロスすることを代償するように働くというのが、人間には備わっている機能だというのですね。

ちなみに、このように、渇水条件において脱水から身を守る機能は、脊椎動物だと両生類や爬虫類に備わっているそうで、この機能は「夏眠」という現象の一部だそうです。冬に冬眠するのの反対語で、夏の渇水期に、両生類のたとえばカエルが命を守るために備えた機能だというのです。水分やエネルギーロスを防ぐのです。

それに類似した機能を人間も持っている、というお話でした。

こういう機能を有しているからこそ、SGLT2阻害剤を毎日飲み続けていて毎日延々とカロリーロスを呈していても、体重がどんどん減ることにはならないし、脱水がどんどん進むこともなく通常状態に保たれるわけだということです。

生物というものは、ありとあらゆる機構でもっていろいろなパターンでホメオスタシスを成立することができる、本当に凄い存在だなあとつくづく思います。作ろうとしたって生命や生物は作れない、というのはもうその機能がものすごすぎるからなのですね。

 

投稿者: 三本木クリニック

2022.09.06更新

本来なら、というか、このところのルーティンでは月曜の夜はランニングすることがほとんどだったのですが、昨日の月曜夜はそれをせず、バイクで夜の猿投神社としました。

しばらく夜の猿投神社へはずっと行ってなかったのだけど、秋は夜の猿投の風情が深まる時期なので、初秋の空気を感じに。

誰も居ない夜の静かな猿投神社は、やさしい風で迎えてくれました。

奈良の大神神社は大きくて偉大なパワーを感じますが、猿投神社はあくまでも優しいです。

神社めぐりの楽しさはこういう空気が個性いろいろあるからなのでしょう。訪れる時期や時間などの条件にもよりけりなのですが、猿投は大体いつも優しい癒しを感じます。

実は日曜にミニバイクで奈良へツーリングしてきたのが何だろう、全身のビミョウな筋肉痛と疲労になっていて、火曜の朝のいまでもふくらはぎがまだ筋肉痛という状況なのです。思えば先週末土曜の夕方は、夜に約束があったために急いでランニングをしたため、自分としてはかなり早いペースの46分で愛知池を1周したこともあって、そこへ翌日日曜日のミニバイクでのツーのスポーツ的運動も重なったと思います。

 

というわけで、今週は休養と好きな事をなるべくするという余暇にしようかと思います。とはいえ雑用もいろいろあるんですけどね、、。

8月末ごろから患者さんでやや目立つのは、何かしらないけれどシンドイ、という訴えです。これは私もそうだったのですけども、結局は忙しいとか疲労の蓄積とか、夏の疲れとか、そういうことによるものだと思うんですね。

 

心身一如といいますが、肉体もあまりにも疲労すると精神にも支障を来たしますので、そのあたりは上手に臨機応変にスイングするということが重要ではないかなあと思いますね。

メタボ対策としては、長すぎる休憩や怠惰生活は良くないのですが、日頃ハードワークが続いている人には、適度に休養をとることも重要なのだと思いますね、、。

 

投稿者: 三本木クリニック

2022.09.05更新

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これはJRのポスターですが、三輪山全体がご神体という珍しい神社ですね。

ひなびた単線電車の駅が神社のすぐそばにあります。三輪駅。

日曜の早朝出発して午前のうちに往復してきました。こちらの神社はもう8時前から参拝者がどんどん行き交うすごいところで、毎回訪れる度に心が清々しくなります。

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先週は4回のランニングをなんとか実施しました。最近はストレスと飲食の過多により、この週末は胃腸がやや不調だったのと、息子が日曜夜遅くまでアルバイトをしていたため日曜夜のランニングは省略しました。

今日は昼から北山の日進ニュータウンの集会所で私が発表する講演会「かかりつけ医について」があります。1時間弱の内容としました。テーマがやや漠然としているので、あまり難しくない説明を心掛けようと思っています。

ところで、当院のグーグルマップが一応刷新されました。一応、という理由としては、まだサポータの皆さんの応援評価やコメントが反映されない状態が続いているためです。この件については業者さんに対応をお願いしているところです。が、グーグルの仕組みは雑なところがあって、うまくいかないことがこれまでにも経験済なので、どうなるか分からないといった印象です。せっかく応援いただいた方々には大変恐縮ですが、また落ち着いたと思われるころにお願いしたいと思います。

ともあれ、9月も5日となりました。台風が西日本のほうでどうなるか、愛知県はいまのところ昨日今日と晴天です。まだ蒸し暑さが残りますね。ボチボチ今週も無理せずにやりましょう。

 

 

 

投稿者: 三本木クリニック

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