院長BLOG

2022.04.30更新

4月はなかなか猿投登山へ行けなかったのですが29日にようやく行きました。月一がdutyになってしまっているので、、。

雨の日が比較的多いためか、入り口に着いてみると、公式には登山道は閉鎖されている状態でしたが、実際にはどうだろう、20人以上はすれ違いましたね、、。いままでコロナ以前には、雨だとか梅雨だとかだからといって閉鎖されるなんてことはなかったのですが、だんだん世の中萎縮方向に行きがちなのでしょうか、、。んなこと言ってたら北アルプスとかどうなるんだろうかと思いますが、、。相変わらず登山者の死亡事故が続いていますが、、。

ともあれ、私は午前遅めにスタート、かつ、今回は歩き力が弱かったこともあって、途中息が切れないよう途中で小休止しながらで、しかも、山頂到着時は雨ザーザーで帰路はずっとボタボタ雨だったこともあって、もう所要時間は普通に往復3時間という結果。なので、帰路ではほとんど誰もすれ違わなかったけど、マニアックな人はいるもので、雨ザーザー状態から薄着でトレイルランを開始する人が数人いたっけ、、。どんだけ好きなんや?猿投ラン。

そういう猛者もたくさんおられましたが、今回の私としてはとにかく、この日の体調として山歩き力が無いのが分かったので、もうとにかく焦らないこと、急がないこと、あえてゆっくりでエエんや、という気持ちで行きました。ついつい先を急いでしまう毎日のクセがついているんですが、時間かかるのをガマンするのも修行の1つなんだなと思いました。雨ボタボタでも。

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こんな似たような登り道が延々と続くことにがっくりしながらもコツコツと進み、

なんとか登頂。

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最後の写真は帰り道の、お倉岩の付近だと思いますが、写真では分かりづらいのですが雨で路面を水が流れている状態(ピンボケしてしまっていますが)。

しかし不思議なもので、山というのは、単に愛知池を走るとかいうのと違って、何か元気をもらえるような気がするのは毎回思うことで、何故だろうか。やっぱり森林浴の効能なんだろうか。川とか海はそういうことはないです。海は浄化する作用というのか、疲れたストレスを流してもらう場所という印象があります。山はパワーをもらうところか?

愛知県で一番人気だという猿投山。どういう統計でそういう結果なのか知りませんが、そういう山がすぐ近くにあることはハッピーなことなんだろうなと。

ハッピーといえば、、

運を上げる心がけベスト5というのがあって、いちいち納得なんですが、毎日意識しないとすぐに破戒してしまう内容が、

5位 ネガティブなことを言わない(ポジティブなことしか言わないようにする)

4位 悪口をいわない

3位 水回り(台所やトイレ)をピカピカにしておく

2位 笑顔

1位 感謝する

だそうです。ホントにそうですね、、、。反省してまた頑張ります。

 

投稿者: 三本木クリニック

2022.04.27更新

今年はブログ本の最終巻を発行するつもりなのですが、3月4月が何かと忙しくてとても余裕がありません。ゴールデンウィークに少しでも着手できればと考えています。

忙しいといっても臨床が忙しいというよりは、時間外の雑務や書類作業、ことに、コロナ関連の書類作成、4月からの診療報酬ルール改訂に合わせた書類提出作業が一番面倒でして、なおかつ、電気設備の修理立ち合い、駐車場リニュアル、研究会も比較的頻繁にあったりと、そういう、臨床以外の仕事が立て続いたせいです。

土日もなにかれと約束事ででかけたりして、春の気候変化や花粉飛散などの影響により、とうとう10日ほどまえでした、花粉症が風邪になってしまい、発熱こそないものの、なかなか大変だった。年取ると本当に治りにくくなりますね、、。今週に入ってもなお、肩こり頭痛はまだ治らないわ、胃がおかしくなるわで、治るのに昨日の朝までかかりました。8日間か。

頭痛についてはシップや鎮痛剤内服では無効で、なんと、マッサージでのみ治りました。これはしかもプロの手ではなく(予約が取れなかったり、こちらにも時間がなかったりで)家族にやり方を指示してやってもらったのです。あとは、ストレス食いで暴飲暴食をしていたことで、体がパンパンになっていたことが原因だとも反省し、ちょうど胃が不調になったために食べられないためにかなり自重した食事にしたらものの1日で2kgやせました。どんなけ浮腫んでたんだ?というほどに。

また、首や肩の問題は、やはりジョギングによる自然筋トレが大変重要だと分かりました。ハード筋トレはあくまでも弱く長い時間かけたジョギング筋トレがあって、その後で付け足しでやるべきことで、頭痛がある状態で血圧が上がるようなハード筋トレなどとてもやれません。風邪でランニングも先週は半分お休みしてしまったのですが、それも致し方ない面があるものの、頭痛の治療としてはある程度は必要だった。ただ、どちらが良かったのか、そのあたりは何ともいえません。ともかく水毒の状態になっていたのは間違いなく、そもそもいろいろな治療や食事を、風邪ひいたから栄養つけなくちゃ、とかいってINすることばかりしていたら、それはまた逆効果なんですよね、、。鎮痛剤を継続的に使用すればそのうち耐性で効かなくなるし、胃を痛めるし、そもそもの原因が何か、ということを考慮し、食べ過ぎ太り過ぎならばそれをやはり是正しなければならないし、マッサージでこんなにも一発で治ってしまうんだ、そういう病態もあるんだ、ということを学びました。足し算ではなく引き算の治療というのも、現代のメタボ社会においては、ときには良い治療になるんだなあ、ということです。

米のごはんなどは、中高年には1日1食程度にしておかないと、糖毒性の餌食になりかねません。せめて例えば朝昼は米ごはんを食べても、夜はおかずだけにするとか、そういう指南をするトレーナーもいますが、米ごはんは中高年は控えないと危ないですね。お酒も同様です。お酒は私などは本当にここ数年は飲めなくなってきています。飲みたいのに飲めない。飲んでもおいしくない。それはもう大抵メタボだったり水毒だったり、そういう原因背景があるんだろうと思いますね、、、。

体が美味しいと思わない飲食は、いくら精神ストレスの解消にはなるかもしれないにせよ、やはり身体には毒になるのだと思います。残念ながら、年齢とともに燃費効率がどんどん良くなってしまい、ついつい相対的に食べ過ぎてしまっている、ということでしょう。食べることは生涯を通じて失われない楽しみであることは間違いないんですが、それとて、中高年では本当に少量を心掛けておかないと、まるで美味しくない、楽しくない、体にも悪い、ということになるんだなあと、本当に思いましたね、、。

薬物治療についても、普段の薬も種類によっては、シックデイ、つまり体調をくずしたときなどは、医師に相談して休薬することもときには必要です。これから梅雨や猛暑といった季節がやってきます。世の中はどんどん複雑化しており、現役世代はますます忙しくさせられます。そんな中、やっぱり健康が第一なんだ、命が第一なんだ、ということを、ときに体調を崩したりすると心底実感できます。肩こりや頭痛だって、内服や外用の薬物治療や、普通の電気マッサージ程度ではどうにも治らないものもあるわけです。メタボや運動不足を解消するようにして、なおかつ、用手的治療もときには有効だということが、まあ、あるんだなあ、ということです。それを身をもって体感した、このごろの私です。

活動も飲食も、無理をせず、腹八分目を常に意識することが、中高年には本当に大事なんだと、本当に思いますね。なかなかついついそれができなくなりがちなんですけれどもね、常に自分を俯瞰して観察することがやはり大事ですね。

なんだか最近はまるで梅雨のような変な気候で、とても4月末からゴールデンウィークの本来の天候ではないんですが、気象に愚痴っても仕方ないですからね、自分をどうやって守るか、元気を維持するか、それを見直すきっかけにしたいです。

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投稿者: 三本木クリニック

2022.04.22更新

昨夜はウェブ形式でしたが、1時間半の講演を受講しました。

小児救急救命蘇生に関する講演と、食物アレルギーの新規約に関する講演です。

前者については、我々地域医療診療所において、乳幼児が急変したときに実際にどういう救命をするのか、ということについて、現在進行中の教育実習プロジェクトの紹介を交えながら、解説をしていただきました。

後者については、2021年に食物アレルギー診療ガイドラインが改訂となったことをベースにして、その変更点や、一般臨床でよくみられる疾患など各論についても網羅的に講演していただきました。

食物アレルギーについては、私のブログでもずっと以前に記述したことがありますが、少なくとも親御さんがその発生を予防することができることとして、皮膚湿疹の治療をちゃんと行なってあげることが非常に重要です。乳幼児期の皮膚炎、湿疹、アトピーにより、皮膚のバリア機能が正常に機能しないと、患部からアレルゲンが侵入感作し、食べたことのない食物にたいして事前にアレルギー抗体を作成させてしまうことになります。乳幼児の場合、米や小麦、卵、といった、食物の基礎となるものに感作されてしまうことになるので、その後の人生に大きな影響を与えます。

食物と関係ないように思われる花粉症も、実はアレルギーの関連疾患として重要な要因となっており、たとえば、花粉アレルゲンと、果物や野菜のタンパク質アレルゲンとが免疫構造的に類似しているために、口腔アレルギー症候群を来たしてしまうということはいろいろな組み合わせであるそうです。たとえば、花粉症があるとトマトを生食したときに口腔内アレルギ症状になるとか、「花粉ナビ」というサイトに具体例が紹介されているそうです。大抵は口腔内症状だけで終わるのですが、豆乳だけはハンノキの花粉症を有する人にとっては全身症状を引き起こすそうです。

花粉症と別ですが、たとえば生焼けの豚肉を食べて数時間後たってからじんましんがでる場合、ネコアレルギーが原因ということがあるそうです(ポークキャット症候群)。他にも、牛肉たべて3時間後にじんましんがでた、という例では、マダニに対する抗体を持っている場合があるようです。これは例えば犬を飼っていて、散歩で犬がマダニに食いつかれて、それが自宅で飼い主にも、ということや、動物を飼っていなくとも、野外活動でマダニに感作されて、ということもあるでしょう。生卵でじんましんがでる、というのではセキセイインコの血清アルブミンタンパクによる原因ケースもあるそうです(バードエッグ症候群)。納豆食後翌朝じんましんとかでは、マリンスポーツや海水浴などでクラゲにさされたことがある人に発生した抗クラゲ抗体による交差性によるものだとか、いろいろあるんですね。これらは成人になってからでも当然なり得るわけで、やはり外的要因に注意することや、皮膚のバリアを整えておくことは常に重要だということです。

主婦湿疹などは、主婦でなくとも昨今のコロナ対策でアルコール消毒をする習慣などで手の皮膚バリアが破たんすることにより誰でも発症しうる皮膚疾患です。これを放置することは、いままでは問題なかったアレルゲンを新たに発生させてしまう要因になるので、大人だから関係ない、ということは一切ないのです。茶のしずく石鹸事件(小麦アレルギーを誘発した)は、このパターンに該当します。

小児の食物アレルギーを適切に診断し治療する場合、血液検査が必ずしもすべてではなく、血液検査では問題ありとなっている食材でも実は経口摂取試験をやってみたら大丈夫だったということもあるようです。たとえば湿疹やアトピー皮膚炎が悪い状態で採血した場合には、実際よりも過剰にアレルゲン陽性という結果がでてしまうことがあるので、一時的な採血結果だけですべてその要因を回避すると決めつけるのも短絡的である、という話もありました。

このあたりの対応はケースバイケースの面があるので、一概には言えませんので、それぞれのケースで対応すべきかと思いました。小麦グルテンアレルギーの子に毎日少量ずつのうどんを食べさせる治療法では、治療を続けているうちは感作性が軽減するが、しばらく安心して中断してしまうとまた感作性が再燃してしまうこともあるということで、こういう根性的な減感作治療が必ずしも有意義でないこともあることを示唆しています。

その一方で、上述したように、あまりにも短絡的にリスク回避しすぎるのも考え物であって、生ものはまず止しておこう、というくらいのスタンスで、ある程度は免疫的寛容に期待する、という手法も普通にありだと解説されていました。

物事はすべて、バランスが大事です。そして重要なルールや法則もあります。そのあたりを上手にとりいれて対応する、ということが最も賢いと思います。そして、治療すべきことは治療しておいて、無用なリスクを増長させることは決してしないこと。それは親御さんの義務だと思います。

 

投稿者: 三本木クリニック

2022.04.21更新

先週末のヒドイ花粉から影響をうけて、このところの多忙さで鼻かぜをひいてしまっていましたが、昨日水曜日には午後いろいろとやるべきことの流れがあって、なんとか遂行しました。

まずはこのところ凄い勢いのある雑草の処理。クリニックの道路側に面した一帯、といっても大したことのないほんの小さいスペースなのですがそれでも結構な重労働ですよね~草取り作業というのは。薬局さんにも協力をいただいて、薬局さん側とそれ以外のところの草取りにもご苦労いただきました。クリニックの建物の道路側に面した植栽のところや、歩道の縁石ブロックの根本から生える強い雑草の撤去も行ないました。これ、真夏だと相当きつい作業だろうなあと思いますがこれからが本番でしょうね、、。ツバメも巣をこさえてくれてこちらの世話掃除も毎日の日課となります。

ともあれ雑草を片付けたのちに、今度は予防として砂利の敷き詰めをして雑草予防としました。たくさんの敷石を必要としましたのでホムセンに2往復して。

一段落したらもう4時半になろうかという時間、、、。

そこから帰宅し愛知池ランニング。猿投山はいつ行けるのか、とか思いながら、まあ今月中にいければ良いわけですから。

ランニングが終わって風呂したらもう6時で、その後まもなくして到着のタクシーで研究会へと。

今回は漢方のツムラの主催の講演会でしたが、

手術手技と漢方を学ぶ会 という凄い題名で、それが私の所属する名古屋大学消化器外科教授の小寺先生が今回の代表世話人であったことと、2つの演題のうち最初の演題「合併症の少ない肝胆膵外科手術を目指して」の演者が現順天堂大学医学部教授の齋浦明夫先生によるものだったことで、これだけは是非見に行こう、と思っていたのです。齋浦先生は昔世話になったことがあって、私が東大で幕内先生の肝移植チームに国内留学として所属していたころ、当時借りた下宿アパートと東大病院との通勤に使う自転車をその時期ずっと貸してもらったのです。そのころ齋浦先生は臨床免除で研究活動に没頭されていました。研究棟にキャンプ道具や寝袋持ち込んで住み込んでおられました。その先生が20年の時を経て、いまや順天の教授ですよ。体格風格立派になられて、、。私にとっては恩人ですが、齋浦先生自身は通りすがりの私のことなど覚えておられないでしょう。東大では国内海外問わずいろいろなところから研修に出入りする若手医師がわんさかいましたからね、、。そういえばそのとき親しくなったタイから来た留学医師のエキ先生もいま本国ではかなり偉い立場になられていると思います。

私はしがない田舎医者だけど、、

齋浦先生の講演内容は、さすが幕内先生の弟子ということで、すばらしい治療成績を示されておりました。昨今は肝炎ウイルス肝硬変をベースとした肝臓がんの手術は減少しているので、主として大腸がんの肝転移の病変切除といったところが主体という印象がありますが、それでも患者さんの高齢化や持病合併症の問題などが昔よりは多いので、決して気を抜けない分野というのが肝胆膵外科の領域です。

膵臓がんについてはなかなか、薬も手術も難しい面がある臓器ですが、それでも根治性と安全性と機能温存を両立させる手術を、ということで、肝臓と合わせていろいろ提案をされていました。

一番重要なことは3つ。術前評価。そして合併症を発生させないERASという対処概念。そして手術手技。

なかでも手術手技については、解剖の熟知と基本手技の習熟、ということを強調されていました。最近の外科医は糸結びが下手になった、という話もありました。手術道具が便利になると外科医の基本手技が下手になる、ということがあるわけです。車の運転もそうですよね、、。最近はヒドイ運転手さんも多いから。

それにしても、、幕内先生のお弟子先生方は本当にたくさんおられて、あちこちで教授などになられているのがスゴイ。私も研修中に一度だけ「呉!」と幕内先生に呼ばれて指導を受けたことがあり懐かしいなあと思います。そういえば名大同門会でわざわざ名古屋まで来られて講演されたときにもちょっとした挨拶したっけ、、覚えていてくれた。まあ、そういう偉大な先生だった、そしてその弟子や孫弟子が全国に散らばっている、ということか。

帰宅して風呂に入ったらもう、クタクタ。まあでも、クリニック駐車場もキレイになったし、それに追随して植栽の足元もちょっとは雰囲気作りましたよ。まだまだ完成度は低いですけれどもね、、。

 

投稿者: 三本木クリニック

2022.04.18更新

日曜日は晴れ予想だったのですが午後から雨となり、翌日の今朝もずっと雨続きですが、そんな中、駐車場のアスファルト敷き直し作業を頑張って完遂していただきました。

雨の中作業工事の皆さん大変ご苦労様でした。

プロの根性というのかな、そういうものを感じました。いろいろな日程や費用や人員確保などの制限があるなかで、天候の気まぐれにも対応しながらも、大勢の人たちが協力して一つの仕事を立派にやりとげました。

またこれで、気持ちも新たに頑張ろう! 

それにしても先週は夏日の暑さがあったと思いきや週末に寒さが戻り、雨も降り、と、コロナでなくとも普通に風邪をひきやすい状況にあります。

ボチボチで仕事や学業や健康をバランスたもってやっていきましょう。無理しないこと、臨機応変に対応すること。

 

投稿者: 三本木クリニック

2022.04.16更新

今朝車に乗ろうとしたら、、黄砂なのか花粉なのかいっぱいこまかい粒子が付着していました。

早速顕微鏡でみてみたところ、、、

 

黄砂でなく、花粉でした!!!ヒエーー!!!

ヒノキ?イネ科?スギ?

 

だいたいが丸い形のものですが、なかには特徴的なミッキーマウスのような形のものがあって、それはなんだろうかというと、秋の草であるヨモギ?に似ていました。まさかまだですよね、、。

ヒノキもイネもスギも、参考画像を見ても区別がつきません。とにかく花粉ですわ。ひどいこと。前日前々日雨が降って、その後の風ですからね、、しかしここまで明瞭にばら撒かれるんだ、、。

 

皆さん気をつけましょう。

 

投稿者: 三本木クリニック

2022.04.15更新

18歳以上の成人を対象としたコロナワクチン業務ですが、予約される方が激減しているため、当院では5月7日実施分をもって、一旦終了とします。

また状況が変わりましたら対応とします。

なお12歳から17歳までの年齢層については、いまのところやはり予約される方がおられませんので、こちらについても実施は未定です。

11歳未満5歳以上の小児についてはとりあえず受付継続としておりますが、予約人数がゼロになり次第終了とする方針です。

 

投稿者: 三本木クリニック

2022.04.15更新

当院では非侵襲的な部分ヤセ、たるみ引締め治療器を幾種類か備えています。

ちまたではHIFUという、超音波での侵襲的な皮下組織たるみとり治療機が高額な施術費で扱われているところもあるようですが、当院では幸か不幸か、その高額な機種は取り揃えておりません。あくまでも非侵襲的な機種です。

このごろ、自分自身も含めてですが、下まぶたのたるみというのか、クマのように見えるふくらみが気になるという症例をいくつか目にすることがあり、これまでのところでは、その症状所見に対する治療はなかなか難しい、つまり、一時的にしか効かない、という回答をしてきたのですが、自分自身で、例によって一度治療の研究をしてみようかと思っています。

このところ、新年度のバタバタなどで何かしらとまとまった暇が取れない状況ですが、たとえばゴールデンウィークなどを活用して、そういう実証研究をしてみようかと考えています。当院の非侵襲的な治療器械でどこまで良くなるのか、ということです。

ゴールデンウィークといえば、アダプトゲン製薬の社長さんを当院にお招きして、ひさびさに医療機関専用サプリメントであるナチュラケアシリーズのことについて対談し、その動画を作成する予定があります。

コロナ禍でかれこれ2年も過ぎ、実際に何が大事かというと、やっぱり健康なんだ、ということと、ボチボチでも仕事や学校などが続いていること、ということを、この数か月、ことあるごとに感じて、患者さんとお話しするときにも、安否確認というほどのことでもないけれど、ボチボチやってます、という反応があることを幸せな事だと言い合っています。

まだまだマスク生活が終わらないと思いますが、そういった機会に、いっそのこと、イボやホクロやシミ、たるみといった美容的にリフレッシュする治療をしてみるのは自分自身をチアアップするのに大変有効かと思います。実際かなり若返りますし、第一印象が見違えます。当院では内科があくまでも主体ですから、美容部門はサービスとして認識しております。費用もリーズナブルで効果大だと思います。詳しくは院内ポスターやホームページの案内などをご参照ください。

肛門疾患や鼡径ヘルニアの日帰り手術も継続して執り行っております。そちらもホームページの各々説明をご覧いただくと、当院での治療のメリットがご理解いただけるかと思います。よろしければ参考になさってください。

心身一如といって、心が健全なら体も健全な方向に向かうし、そういう行動をとるようになります。逆に体が健全ならば当然ながら心も健全になります。当院では診療所とはかくあるべし、のモットーとして、心も体も元気、ということをいつも意識して診療に当たっております。

投稿者: 三本木クリニック

2022.04.12更新

今月、駐車場のリニュアルを行います。日曜を使っての1日での完成ということですので、患者さん方にご迷惑をおかけすることはなく済みそうです。

現在外構照明器具の一部不具合があり、修理待ち状態となっていますが、なるべく今月中には解決してもらう予定です。

昨日は手術および内視鏡室の戸棚をシンプルコンパクトなものに入れ替えする作業がありました。このところいろいろな機械(胃カメラ、美顔治療機、手術器械)が大きくなったり増えたりしていたので、そういったものの出し入れが楽になりました。なかでも、とくに胃カメラの光源や記録媒体などの機械のサイズが増大したのが一番大きな要因です。架台がやたら大きいのです。ともあれ、そういった問題を、戸棚のコンパクト化により解決させました。

4月も始まったところで、これから中旬下旬へと進んでいきます。花粉症やら急に暑い昼間とかで体調コントロールが難しい時期ですが、コロナなどにも気をつけながらボチボチ頑張りましょう。

投稿者: 三本木クリニック

2022.04.07更新

昨夜は「かかりつけ医のための高血圧よろず相談所」と題する講演会に参加してきました。

演者はもはや愛知県を代表する高名な開業医である、戸崎先生(糖尿病専門)と平光先生(循環器専門)で、いずれもたいへん有意義な講演内容を提供していただきました。

戸崎先生からは、開業医が心がける生活習慣病の集約的治療、という題名の内容で、減塩の指導や疾患のミニ知識の提供などをいかにこまめに上手に診療の隙間時間に織り込むか、ということを、具体例を挙げながら説明していただきました。同じ開業医であってもここまで指導の細やかさに違いがあるかと圧倒されてしまいました。当院でもいろいろな資材を用いて情報提供して、もっと患者さんの病態改善のために役立てなければならない、と危機感をおぼえました。

ふたつめの講演の平光先生は、これまでに何度か同様の内容を聴講してきたのですが、流れるような語り口で毎回感動をおぼえます。ただ、こちらの頭が少しついて行けない面もあるほどに流れが早いので、何度聴いても意義深いし、その都度講義内容を思い出し直す、といった印象です。今回印象に残った内容は、心不全の生命予後は、腎機能により明確に分かれてくる、というものです。これは以前聴講した際にも明確な生命曲線でデータを見せて頂いたことがありますが、つまりどういうことかというと、心不全の治療には多くの場合、利尿剤が欠かせないわけですが、その利尿剤にも腎臓を守るタイプのものとそうでないものがあるので、腎臓を守る治療で心不全治療をしないと、良い予後が得られない、ということなのです。以前にブログでも紹介しましたが、心不全治療のいわゆるファンタスティック4、といわれる、4種類の系の治療薬があるのですが、まずはβブロッカー、そしてMRAといわれる系統のカリウム保持性利尿剤、そしてARNIといわれる、腎保護機能のある利尿剤、さらに最後がSGLT2阻害剤。SGLT2阻害剤は本来糖尿病の薬なのですが、現在では心不全と腎不全の治療薬としても確立しているので、米国ではこの4種類の治療薬をすべて用いなさい、とされています。なんと4つのうち3つが利尿剤です。しかもこれらは腎機能低下を抑える作用があるのです。つまり寿命を延ばす、ということです。

心不全のマーカーであるNTProBNPというのがあって、それはうっ血性心不全の状態を把握するのに有用な検査項目ですが、実はこれ、腎機能が悪いとそれだけでも上昇しうるということで、これがあまりにも高値となりすぎるともはや評価がしづらくなるほどだというのです。今回この話は初耳でした。このことからも心臓と腎臓が密接に関連していることが分かりますね。

心不全は外来診療で高血圧だとか糖尿とかで診ている患者さんのうち、それほど居ないなあ、というのが一般開業医の認識だろうと思うのですが、実際にはそれは氷山の一角であって、実際にはうっ血心不全傾向で、ちょっと歩いたり運動したりするとすぐに息切れするようなタイプの生活習慣病患者さんがこれに該当します。こういう場合に、腎機能保護作用のある利尿剤で降圧させてやることが、実はカルシウム拮抗剤(日本では一番人気の降圧剤)よりも寿命を延ばすんだ、ということを示唆されていました。

他にもいろいろなトリビアが紹介されていましたが、いずれにしてもまた今回も学んだことを生かして、今後の診療に反映させていこうと思いました。ことに、この4月からは生活習慣病の診療費が倍増し負担が増えておりますので、少しでもその病態から脱却できることをめざし、なおかつ費用に見合った情報や指導箋などを提供していきたいと思います。

投稿者: 三本木クリニック

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