昨日の日曜は、がん治療認定医の更新のための必修授業と専門分野など関連領域の授業などを受け、ウェブでの授業ではありましたが合計5時間ぶっつづけの講習となりました。
最近では手術治療の進歩というよりも、むしろ薬物治療や放射線治療といった非侵襲的な治療の進歩が目覚ましく、たとえば化学療法や分子標的薬や免疫療法といった薬物療法の総論各論のさまざまなものや、放射線治療の概論と各論、また、臨床試験のルールや倫理、がん患者に対する精神医学といったソフト面での講義が主役となっていました。
さらに私が関わることのある分野で自主学習としては、胃がん、肝臓がん、大腸がん、皮膚がん、乳がんといった内容の最新医療の現状を学び、さらには緩和ケアについてなど、こまごまと多数の項目を聴講しました。
地域医療のクリニックでがん診療に関わることがあるのか、と思われるかも知れませんが、がんの早期発見と紹介や、治療後の病診連携などで、それなりに継続的に関わっているものです。
また、消化器が専門といえども、昔の知識をアップデートしていかないと、どんどん新しい治療が入ってきていることに取り残されてしまいますので、こういう機会をいい意味で活用しているわけです。
総論各論いろいろ多々情報がありすぎて、ここで紹介するのは無理ですが、ちなみに最新の日本での統計によると(2017年の調査による)、がん死因のワースト5は、一位が肺がん、二位大腸がん、三位胃がん、四位膵がん、五位肝臓がん、となっています。
罹患率でいうとまた状況が変わってきて、たとえば女性の場合罹患率一位が乳がん、二位大腸がん、三位胃がん、四位肺がん、五位子宮がん、といった結果でした。乳がんについては日本の女性の11人に1人が罹患するとされています。
そんなこんなで日曜はそれとランニング2回しただけで終わってしまいました。
前日の土曜日は仕事終わってからランニングして、雑用などしていたらすぐ夕方になり、そこからは名古屋市内でまた勉強会に参加しています。
このところ立て続いている高血圧診療、心不全診療の内容です。昔同じ病院で勤務していた後輩の本多医院の本多先生が座長を務めたことも参加した要因ですが、高血圧や心不全については冬の時期には季節的にトピックになりやすい、発症しやすい、という面もあるし、適切な治療の選択というのは高血圧も心不全も治療薬がどんどんでてきているので、つねに吟味して最適なものを、患者さんに合わせて処方しなければならないということもあるので、チャンスがあればなるべく参加して知識のアップデートをしています。
運動も先週は山にいかない代わりに愛知池を1週間で9回まわりました。本当は金曜か日曜に猿投に行こうかと思っていたのですが、天候が思わしくなかったことや、往診患者さんの対応などがあったため行かずに終わりました。今月はまだ半分ありますのでどこかであっさりと登ってきたいと思います。