院長BLOG

2021.02.27更新

昨日の夜、愛知池を走ってみたところ、通行止めはありませんでした。

工事予告看板を見直してみると2月22日から3月6日まで一部通行止めとなっているのですが、平日に限る、と記載されていましたので、金曜の夜からは解除となっているのでしょう。つまり土日はOKということなのですね。

今回は雑草や樹木の除去整理ということのようで、だいぶすっきりした箇所があり、なかなか良いです。

日々の仕事やストレスで頭がパンクしそうになると、やはりこういった運動はどうしても必要なんですね。年齢いくと足腰が衰えますからそのためにも必要なことと痛感しています。

先日、ちょっとしたツーリングの際に立ちごけしそうになって、グッとこらえたときに右大腿部の付け根に普段使わないほどの力を入れて耐えたため、以後変なところが痛みます。いわゆる筋肉痛ですが、大腿部の付け根の、座骨と会陰のあたりの内部の筋肉なので、なんという部位の筋肉名か分かりませんが、ランニングをするとちょっと痛みが増強しますが、こういうちょっとしたケガというのは、地味に骨折や捻挫も含めて、あまり安静にしすぎないことのほうが結果的には強くなると思います。なので、過度に負担にならない程度の運動はやはりしていきたいと思っています。

今週は火曜日が祝日だったりして曜日感覚がおかしくなっていますが、今日も土曜日なりに頑張ります。

投稿者: 三本木クリニック

2021.02.25更新

昨日の晩はひさびさに研究会があり参加してきました。

心不全診療ー臨床経験から得られた最近の知見 と題した内容で、愛知医科大学の中野教授先生による講演です。

昨今は新しい薬が出てきているものの、心不全のどのステージレベルで、かつ、急性期か慢性期か、そしてどの順番でどの薬を投与するか、ということがなかなか系統的にはまだ完全には固まっていない状況ではあるものの、今回の聴講により、慢性心不全における薬剤選択や投与の順序について、最先端の知見を得ることができました。

慢性心不全の患者さんにはたいてい高血圧の時期があるはずで、たいていは当院で通院されている患者さんはそういう時期の患者さんが多いので、その上で慢性心不全をもつ場合、ACEブロッカーまたはARB製剤、βブロッカー、抗アルドステロン製剤、という3種類をだいたい揃えて投与し、それでも、という場合に新規心不全治療薬を投入する、という扱いをする、というのが基本で、さらに今後はこれらの順番がより変化してくるだろうと。

最初にβブロッカー、その次に新規心不全治療薬であるARNIと呼ばれるタイプの、利尿剤+ARB剤、その次にMRAと呼ばれるタイプの利尿剤を投与する、という順番に切り替わりつつあること。

さらにさらに、抗バソプレシン製剤のトルバブタンや、脈拍のみを下げることで心負荷を軽減するイバブラジン、さらには糖尿病治療薬であるSGLT2阻害剤が心不全の治療として有意に心不全入院回数を軽減する結果がでているなど、新しい治療の枠組みが増えつつあるということです。

保険適応との兼ね合いがあるので、最先端の組み合わせをいきなり適用することはまだ叶いませんけれども、そういうように、病気病態としては普遍的なものである心不全というものの治療については、時代とともにどんどん新しくなっていく、ということでした。

今回の講演で得た知識を、患者さんの投薬の整理するのに役立てたいと思います。これからも勉強が必要です。

 

投稿者: 三本木クリニック

2021.02.25更新

Sk表紙sk裏

いよいよ、当院窓口から販売開始となりました。

1袋で約半月分となります。3500円(税別)です。2袋のまとめ買いは6800円、3袋だと9500円となり、まとめ買いがお得となります。

投稿者: 三本木クリニック

2021.02.24更新

今週はもう満月が近くなってきましたが先週の土曜は半月で上弦の月でした。愛知池を日曜と昨日とランニングして、夜見ると、時間帯によって同じ右側が照っている月でも上寄りの光り方だったり、下寄りの光り方だったり、時間帯と太陽との位置関係によって、多少変化するのだということがなんとなく分かりました。

つまり、同じ日でも、たとえば昨日昼間3時ごろに見たときの月はだいたい空一番高いところに位置し、その時はまだ太陽が午後3時なりの位置にいたので、やや上側寄りに光る半月(実際にはもう上弦の月の日は過ぎているので丸みを帯びているが)となっていました。で、同じ昨日、夜にもう一度愛知池を走ったときには結構普通に真横右からの光を浴びて照っている状態だったわけです。つまり、時間帯と太陽の位置関係により変化する、というわけですね。これももしかして錯覚によるもので、じっさいには見え方は同じ、なんてこともあるのかもしれませんが、一応はそういうことです。

さて、雑談ついでに、昨日は天皇誕生日ということで祝日休みだったのですが、土日の疲れなどがまだあったのか、朝イチに仕事の雑用を済ませたあとはぐったりしてしまって、すぐにどこかへ出かけようという気にならなかったんですね、というのも風がすごかったでしょう。あれは体感温度を下げますねえ。それで午前中は読書をすることにして、ちょうど古本を注文したのが届いていたので、

「無冠の男 松方弘樹伝」

を読んだのですが、あの名優の松方弘樹さんは2017年1月にお亡くなりになっているということで、もう4年も経つんですね、。私特別ファンでもなかったのですが、たまたま何かのおりにこの本が出ていることを最近知って、なんとなしに題名が気になっていたところ、とうとう購入しようと決めたのですが、現時点でもう新刊は販売されておらず、古本でしか入手できなかった。

読んでみると、無冠どころか、さんざんいろいろな賞をもらっているし、出演作品はめちゃくちゃ多いわけです。にも関わらず、偉ぶらず、しぶとく俳優人生を生きつづけたといった感想を持ちました。

そこで印象深かったシーンは、お父さんの近衛十四郎という剣劇俳優が亡くなられたときに、それまで出入りしていた人たちが「歯が抜けるように」いなくなったときの、マネージャーさんとのやりとりです。

「・・・・近衛さんといればメリットがあるけど、兄ちゃん(松方)といてもうまみがないと思って、離れていった。役者は利用価値がなくなると近くに誰も居なくなる。そんなときに兄貴(松方)が心配そうに、「川野さん(松方さんのマネージャーさん)、俺と一緒に貧乏してくれるか?」って言ってきたんだ。「何を水臭いことを言っていやがる」と答えたね。「貧乏するもしねえも、俺はずっと兄貴と一緒にいるから心配すんなよ。その代わり、俺はもういっぺん兄貴の看板を掲げてやるから。離れていった奴らをかならず見返してやるから」って言ったんです」 

という、マネージャーさんの述懐があるんですが、このころ松方さんは34歳ごろ。マネージャーさんは松方さんより年輩なんですね。

そして、もう一つ、印象に残ったシーン。2001年、松方さんが59歳のころか。個人事務所ではやっていけない時代だと、公私ともにいろいろあって、無一文になってしまったのちに悟り、マネージャー川野さんに

「川野さん、もう一匹狼の個人事務所がやってける時代じゃないよ」「どうすんだい?」と尋ねる川野に、「これからは大手プロダクションの時代だよ。そこへ行こうと思うんだ」と松方は打ち明ける。「兄貴の思うようにしな」と川野は笑って答え、事務所の扉に貼りつけてあった、川野が自筆で書いた名刺サイズの「松プロ」の表札を剥がした、、、30年近く労苦を共にした松方と川野のそれが別れの日だった、、、。

とあるやりとりです。

以後松方さんは10年ほど、いろいろな役で俳優を頑張られた、というわけですが、私がこの2つのシーンを紹介したのは、マネージャーさんの男気ってやつですね、それが江戸っ子の粋ってのを感じるわけです。もともと京都の時代劇で長年やってきたころからの間柄だと(本の内容から)推察するわけですが、こういう男気はなかなかいまどきはいないんじゃないかな、、と。

ともあれ、あれほどの名優ですら、3年4年経つともう忘れ去られてしまうのが切ないものだなあと、思うんですね。。いわんや凡人をや。だからね、自己満足しかないんですよ。個人個人の人生なんてのはね。私はそう思いますね。

ただ、ウツウツとした気分をどうするのかと。コロナで遠方の友人にも会えないし、外食や旅行もできない、となるとね。実際、昨日の私なんか、北風ビュービューだし、バイクでうろつく気にならず、この本を読み終わったら無性に虚しくなってしまって(ちなみにこの本は待合室にしばらく置いておきます)、どうしようかと思って、いろいろ考えた挙句、家内を連れて車で、みよし市内にある医王寺へ。行ってみたらここもまあワビサビの世界というのか、お休みの日だということもあり、ひと気もなく、駐車場も閉鎖されていて、それでも一瞬境内をうかがうと、浄土宗西山派とある。医王寺とはなんぞや、の回答となるものはそこには一切なく、縁起などの記載もなく。

その後ネットで調べたところによると、このお寺の起源は平安時代にさかのぼるという。そこである無名の高僧がここへ薬師如来を本尊とする寺を建てたと。そこから医王寺となった、ということのようです。一般に医王寺という寺は全国にたくさんあり、だいたいが薬師如来を本尊とし、病気治療に霊験があるといことになっているようですな。こないだ四国にいったおりにドデカい薬王寺という寺もあったのですがそこもおそらく同じような位置づけなのでしょう。

その高僧に村人が「どこから来なさった」と訊くに「三吉からです」と鳳来町あたりの地名を答えていたが、そのやりとりからこの地が「みよし」と命名されたとか。ホンマかいな?そこまでの凄い寺だったのか!

で、なぜにいま本尊が阿弥陀如来で浄土宗になっているのか、というと、歴史の途中でお坊さんが変わったりして宗旨替えがなされたのでしょう。浄土宗の本尊は阿弥陀仏なわけだから。以前の本尊はちゃんとしまってあるらしい。

考えたら、昔は疫病やらなにやら健康不安があったわけで、衆生救済のためにお寺が医薬の手助けをする役割を有しているのも推察するにうなづけるというものです。

さて、その後昼食をとったのち、さすがに運動しなくては、となり、愛知池を早歩きで一周。それでも結構寒くてグッタリして帰宅。夜は息子とランニングの約束をしているので、また夜にはランニングをしたという。夕食後にもぐったりしてしまって、やめようかなと思ったが、汗をかくことが大事なんやと、また約束は守るということで意を決して、1周52分で走り汗だくになりました。風が相変わらずビュービューでしたが、夜はもう防寒対策を十分にして出たのでOKでした。同じ1周するでも、汗をかくのとかかないのとではずいぶん違うものだと実感しました。汗はかいた方が良い、ってことです。

ヒマと運動不足は心身ともによろしくないです。無理やりでも良いので何かしら行動をする。出かける。運動をする。こういうことが、いいんです。面倒くさいからとテレビやごろ寝と無駄食いしているとどんどん悪循環に陥りますね。

しんどい時こそ外をうろつくというのか、3密にならなければ良いわけで、誰かと野外ランチするとか、体が重くてだるいときこそ、逆に運動をするんや、という気持ちが必要でしょう、と私は思います。誰かとしゃべることも大変重要です。とくに女性なんかは余計にそうじゃないかな。

昨日は結局愛知池2周したし、夜爆睡ですわ。愛知池は今日あたりから3月5日まで一部通行止めになるらしく、周回ランは出来なくなりますが、そこ以外は大丈夫です。

投稿者: 三本木クリニック

2021.02.22更新

ちょっとツーリングをしたらもう、たまたま昨日おとといの土日は昼暖かい春日和ということもあり、今朝から普通に花粉症発症、あらら~。

ちなみにツーリングといっても、どこの宿泊施設にも泊まらず、同行友人1人以外誰とも話すこともせず、という状況。食事だけはコンビニとサービスエリアを利用しました。

ワビサビの春、、か。

帰宅後息子とランニング。ひさびさなのにずいぶん速いペースで、こっちはついて行くのがやっとこさ。1周45分。

明日はとくに予定をいれません祝日ですが、しいていえば、みよしの医王寺に行ってみようかと。

孫埼灯台むろと

投稿者: 三本木クリニック

2021.02.20更新

上弦の月は右半分の月で、新月から満月に至るちょうど半分、つまり上旬の月、というふうに覚えるんですが、それで下弦の月というと、満月から新月への途中の半月をいうわけですが、昨日見た月はもうほとんど下半分の器状になっているんですが、これの理由を誰か教えていただけないでしょうか。

多少の斜めならまだしも、かなり下からの半分だから、ちょっと極端やないか、と。季節によっても違うんでしょうけどね、、

このあたりがどうしても分からない。月の解説の本というのが他にもあるんかしらん、書店ではなかったのでネットで教科書を探してみようか、、、

 

2月は短い月の割には何かゆっくりのような今年の印象です。例年でもだいたいインフルの患者さんもいなくなっているのが当院ではパターンなので、このところは処置系が目立つかな、、処置は毎月だいたいたくさんやっているから関係ないか、、。

花粉症が今年は始まりが早いですね。私もそろそろかな、、でもどうやら私は例年どおり3月に入ったら発症の雰囲気ですが、ツーリングでもするとどうなるか分からんですね。

しかし世の中勉強すべきことがどんどん湧いてきて困りますわね。いまは精神科処方の教科書を読みつつあるのですがなかなか少しずつしか進みません。どうも他に読むべき本が次々に出てくるのもあって、、。ちなみに私、小説はほとんど読みません。

昨日も仕事終わり食事したらヘトヘトで、休憩に1時間はかかりました。そのあと息子に1題だけ数学の問題をして、、ひさびさに映画DVDでも観ようかと、ちょっと前に買ってあるのにも結局手をつけず。まだまだ寒いですね~。猿投の登山で体重が増えてしまってマズイのですが、ランニングは日曜にします。登山とかは筋トレの要素もあるのでどうしても翌日の体重が増えてしまうのです。筋肉肥大に水分が吸い取られるからでしょう。

このところのトピックとしては、コロナワクチン業務の説明会が来週、日進市保健衛生会議により催されるようなので、その情報が入り次第、当院でも個別接種ができるように尽力したいと思います。というか、まず自分がどこで接種うけるのかがまだ決まっていない。

その他最近思うこととしては、ジオン注射治療(イボ痔のALTA療法)が当院ではコンスタントに実績が増え、さすがにもう、教科書的なレベルを上方へ超えて、適切な手技と注射量というのが経験的にフィードバックされて落ち着いてきています。イボ痔は個人差が大きいのでそれぞれに対応した手技や量というのがまだまだアナログ的に決まります。ポイントは過激にやらないことが重要であって、それでも根治性はかなり保たれています。当院でのジオン注射治療後の再発は1割未満です。年間のジオン治療の実施症例数と再発例の受診とを比較すると、5%もないと思います。それほどにこの薬の効果は素晴らしいということです。

 

投稿者: 三本木クリニック

2021.02.18更新

昨日は保育園の健診業務のあと、雑用をして、さて午後3時半にやっと一段落したので、かねてから密かに決めていた、夕方登山へ。

4時過ぎにスタートし、例によってランニング形式で(とはいえ早歩き程度の速度しかでません)。

通常の東の宮経由でのピストンです。

ちょっとしたリュックをしょっていたのと、軽登山靴と、外気温は帰路は2度ほどとという寒さで、まあパフォーマンスの悪いこと。

それでもなんとか2時間15分ペースで往復しました。

帰りは珍しく東の宮の鳥居のところからは車道を下る方式で何年ぶりかで。長いですね、、登山路のほうがナンボか早いんじゃないかと思うほどに。もう夢中になって暗い中を一人走って歩いてなんとか御門杉のところに到達したときにはホッとしました。

往路は上から下ってくる若い人とかいろいろありましたが、それでも数組くらいかな、、で、帰路はもう私しか居ない。当たり前ですわね。平日で、雪ちらつく寒い日で、風もビューで、夕方暗い中。

ひさびさにヘットヘトになりました。帰宅後の風呂が最高にありがたいことよ。そしておあつらえ向きにおでんで、ビール、と、寒い→温かい風呂→冷たいビール→熱いおでん、という順番にすると幸福感はなかなかですよ。くたくたですけどもね、、。

帰りに神社にも立ち寄りましたがここでも境内には誰も居なかったなあ。ありがたいことです。

山頂

山頂2

神社

投稿者: 三本木クリニック

2021.02.17更新

最近読んだ本には、運の良い人に背中を触ってもらうと運のおすそ分けが得られるとのことです。

目に見える医学にまだまだ限界が多々ある現在にあって、運だとか縁だとか、見えない作用というのはまだまだ大きな割合で存在するのだろうと常々思っています。

魂の向上過程において、さまざまな失敗や反省を繰り返しながら、修正改善していくことが、ひいては運の向上にもつながることは自然の理というものでしょう。

そのうえで、こういったことを日々意識して、すべての物事を高めていきたいものです。

魂の向上は無限に続く道のりであって、あとあとの自分からしてみれば現在の自分は甚だ未熟なことは間違いないのでしょうけども、さりとて現実世界は事実としてうけとめて、徐々にでもレベルアップしていきたいと心底思います。

自分の医学知識技術や診療のやりかたではどうしても解決しない、それこそ目に見えない原因をとらえて、それをただ認識するだけではなく、治療治癒せしめることがどうしても希求せざるをえないテーマとして重々常々、私の心に存在しています。

例えば漢方医療というのは西洋医学にない大きな価値がある分野ですが、さりとて、漢方薬が飲めない、という人にはいろいろな飲み方の工夫をもってしてもそれでも無理という場合には、残念お手上げに終わることが普通にあります。

まあ、薬の種類によって拒否してしまうというのは現代の贅沢な話ではあるし、いってみればそこまで困っていない顕れともいえるのですが、そうはいっても、という面があります。

こういったところを、どのように方便を尽くして、それこそ目に見えない何かしらの力をもてば、良いことができないものかなあと、自分の未熟さや限界を感じるたびに痛感するのです。

さいわい、コロナ下にあって、よりシンプルな診療スタイルに余儀なくされた感がありますが、それが却って幸いしている気がしている今日この頃です。そういうことも含めて、いろいろなことを追求していきたいと思います。

投稿者: 三本木クリニック

2021.02.15更新

日曜は朝2.5kmランニングし、その前の日土曜日に多少多めに飲酒してしまったために、体が重くてだるかったのですが、ランニングで汗をかいたら少し楽になりました。

午後は春の陽気にて、愛知池を早歩きで1周。

夜には20時から今度はランニング。息子は試験期間のため今週は誘っても断られました。1時間くらいは運動する時間つくれるはずなんですけどね、気持ちの問題でしょうか。

都合、昨日は合計17.5km、走ったり歩いたりしましたね。

この土日は急に春らしい陽気で4月並みの気候でしたが、また今日月曜からは雨だったり寒くなる週となりそうです。

自粛期間が延長となり、気分的にどうしてもウツウツとしてしまいますが、前回のブログでも書いたように、コロナワクチンが大変に有効かつ安全であることを知り、もう早くワクチン接種をみんな次々に受けてですね、すっきりとしたいですね。

それまでまだなんだかんだで1年ほどはかかるでしょうから、その間、やはり自分なりの楽しさというか、どうやったら与えられた限られた環境において、生きがいを創出するか、ということです。

私も仕事の悩みは尽きずにあります。どうやったら患者さんに予防医療や継続治療の重要性を理解してもらえるのか、どうやったら認知症予備軍(MCI mild cognitive impairment:軽度認知障害)の人たちを早期治療介入して先々の認知機能の確保をしてもらうか、などです。それでもなんとか頑張って毎日毎日闘うんです。

一人でも自分の志を分かってもらえれば良いんだと、そういう気持ちで頑張りたいと思います。

 

投稿者: 三本木クリニック

2021.02.15更新

昨日日曜日は、愛知県独自で、医療関係者向けの、新型コロナワクチンに関しての講演会がyoutubeで公開されました。

医療関係者向けといいながら、発起人が愛知県の衆議院議員で医師の今枝さんという方であったためか、一般の人たちでも視聴できる状況でした。非常に分かりやすい内容でしたので、一般の人でも視聴して勉強すると良いかと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=i8Vg6G6bwo0

この動画で学んだ点を要点だけ示したいと思います。

ファイザー、モデルナ社のワクチンはいずれもmRNA(メッセンジャーRNA)タイプで、2回の接種で有効性は95%と高率

このタイプは生ワクチンではない。すなわち、ウイルスそのものを原料としているわけではなく、感染のリスクはゼロ。mRNAを人体に投与することで、人体の細胞の中でそれからつくられるたんぱく質を誘導し、そのウイルス情報をもつたんぱく質を異物と認識する免疫機能が発揮されて、抗体作成を促す。

このワクチンによって、コロナに感染するリスクはない。

投与したワクチンは、その後は速やかに代謝されて10日ほどでほぼ消失してしまう。(おそらくそのために、皮下注射でなく、筋肉注射にする必要がある)

アストラゼネカ社のものはDNAタイプ。DNAを、無毒化したアデノウイルスをベクターつまり媒体として使用して人体の細胞内に届け、そこで上記mRNAタイプのワクチンと同様の流れで抗体産生を促す。

コロナワクチンによる副反応は、注射部位の痛み、だるさ、頭痛、発熱、筋肉痛、寒気、といったもので、その頻度は0.5%程度。約3週間の間隔をあけて2回投与するのだが、これら副反応は2回目のときにおこりやすい。

重篤なアナフィラキシー反応の可能性は20万人から40万人に一人の確率ということだが、そういう稀な副反応を来たすのはアレルギー体質の人がほとんどである。またアナフィラキシー反応は摂取後30分以内に発生するので、ワクチン注射に過去に重篤なアレルギー反応を示した既往のある人の場合には30分は注意をする。

ちなみに、抗生物質によるアレルギー反応の頻度は一般的に0.02%だといわれているので、それよりもずいぶん低いリスクではある。

ワクチンは妊婦も可。むしろ、妊婦にコロナが感染すると重症化しやすいので妊婦も積極的に接種するべき。

mRNAタイプのものは安全性は非常に高いが、失活しやすい欠点があり、冷却保存管理が難点ではある。

コロナウイルスはインフルエンザウイルスのような多種類の抗原因子(インフルエンザウイルスはA型B型のほか、16種類のHA(ヘマアグルチニン)、9種類のNA(ノイラミニダーゼ)部分、さらに変異しやすい他のパーツにより構成されている)をもっていない単純な造りをしているため、毎年接種する必要はない。また、変異をするといってもインフルのような大きな変異はしないため、仮に変異株にあっても、ワクチンの効果は高いままである。

一般にワクチンの開発には年月がもっとかかるはずなのだが、今回コロナワクチンがなぜこのように早急に開発製造ができたのかというと、アメリカでは国がメーカーの損益リスクを担保することで、臨床試験と製造作業とを同時進行のようにして時短で行ったからである。臨床試験に参加した人数や評価はこれまでのワクチン開発のそれに決して劣ることはなく、むしろ感染者数が全世界にパンデミックとして広まったことから、臨床試験にエントリーする人数は通常以上に集まることができ、またその評価も統計学的にしっかりとしたものが得られている。

 

動画を視聴すれば、このほかにも質疑応答などでいろいろな情報が得られ、ワクチンに対する不安が払しょくできると思います。私も実はワクチンには一抹の不安を抱いていたのですが、今回の講演の説明によって、一切不安が無くなりました。安心して接種したいと思います。

 

投稿者: 三本木クリニック

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