院長BLOG

2019.10.30更新

二度寝したときに、過去の人生や人間関係を舞台にした悪夢を見ることがありませんか?

私の場合、何かを探してて見つからないとか、誰かに追われるとか、そういう悪夢が、過去に住んでいた場所を舞台にして展開されることがしばしばです。

いまうまくいっていることがなぜかご破算になっていて、などという内容もあります。

そこで考えました。

その舞台になっている場所、過去に過ごしていた場所を久しぶりに訪ねてみよう、ということを。つまり悪夢の回収作業です。

それで何が解決するのか分かりませんが、とにかく行ってみて、ああここだったなと、ここに住んでいて奮闘していたな、とか楽しかったこともあったな、とか回顧することである種の脳内解決が得られるのではないかと期待しています。これは一種の行動認知療法と言えるでしょう。ただし、実際にそこでトラウマがあったわけでもないので、遊びではあります。

ちょっと関係ないことですが、現代は大人でもADHDや発達障害をかかえている人が少なくないということが徐々に認知されてきましたが、私はそれはあくまでも程度問題であって、何かすぐに病気扱いすることが必ずしも良いことかどうか、疑問に思うことがあります。もちろん全例を否定するつもりはありませんが、誰しも物忘れや対人関係の不器用さといった、生きにくさを呈する症状はもっているものです。大なり小なり。

大まかに言って、日本の普通自動車免許を、技能も学科もきちんと受けて合格し、免許取得できる能力のある人はすべからく正常範囲である、と言って良いように思うのです。

うまく社会人として生きられないという人は確かにあるけれど、それらを全部病気として扱って、障害者扱いにするのは、ちょっと違うと思います。人生はそこそこ大変なものです。すべて社会保障の助けに頼りきってしまうのは、最終的にはツケをためていることに他ならないのではないかと。

もちろん一時的に休務することはあるでしょう、必要に応じて。しかし、それはあくまでも区切りがあってしかるべきです。休んでいる間に、復活のためにできることを手配することは生きるためにやることです。それをすらせずに、延々と、というのでは、人間は一度落ちるとなかなか這い上がるのは大変な、慣性に生きる生き物であるだけに、将来が厳しくなります。辛いけど毎日ちょっとずつ行動する、社会人として関わる、ということが大事なのではないかと思います。

 

投稿者: 三本木クリニック

2019.10.29更新

当院で販売しているサプリメント、ナチュラケアADは、ヒアルロン酸を適度に低分子化したECMEを主成分としています。

他にビタミンや微量元素などを適度に配合することで、単なるヒアルロン酸の補給とはことなる位置づけになります。

購入された方はご存じのことでしょうが、このタブレット、黒い錠剤なのです。ソフトカプセルで黒い色のものはよくあるのですが、錠剤で黒、というのはなかなかないでしょう。色が黒い理由は、亜鉛が配合されているからなんですね。

亜鉛は細胞分裂が盛んな部位で必要量が増える微量元素です。たとえば、良く知られていることで挙げると、毛髪、粘膜、生殖器、といったところです。味覚の改善効果があるのは有名な効能です。胃潰瘍の薬としても保険診療で扱われています。

ECMEのヒアルロン酸は、バブルのころに皇潤の主成分としてポピュラーになったサプリメントですが、関節の軟骨についてはすでにエビデンス論文が過去にあり、当院含めた多施設共同臨床試験では、その保湿作用や抗炎症作用について検討し、アトピー皮膚炎の症状を有意に改善させた効能が確認できています。ADの略語はその結果から名づけられたものです。そこへさらにビタミンや微量元素を配合し、商品化したのがナチュラケアAD、というわけです。

 

投稿者: 三本木クリニック

2019.10.28更新

土日は志摩片田の麦崎灯台でテント泊してきました。

波の音が時間によってうるさくなったり少し静かだったり、やはり潮の満ち引きによる変化があるのですが、基本うるさいレベル、というのがこの磯場の波打ちの激しさです。それなのに灯台下では完全なる無風というやつで、音だけはまるで台風のような轟音なのに無風という不思議な感覚で、例によってあまり眠れないのですが、夜8時にもなれば寒くてもう薄着で外にはいられず、炭の熱も絶えてしまって、友人が風邪気味ということもあり、天の川がうっすら見える真っ暗の中、早々に各テントに入りました。普段、快適な畳の部屋で布団で寝ているので、こういう環境で眠るということの、なんというか訓練のような寝泊まりは、いわゆる快楽的楽しさとはちょっと違うんですね。

朝6時までテントからでることなく10時間近くもダラダラとテントで寝転んでました。スマホの電池もなくなってたので何もやれることもなく。寝返りをうつと幅の狭いエアマットから外れてしまうのでその都度目を覚ますの繰り返しで、それでも明け方4時から6時までは熟睡していたようです。

朝起きたら磯では釣り人が何人かいて、訊けば、結構釣れましたよ、とのこと。こんな荒磯でも釣れるんだなあと思いました。むしろそういうところのほうが大物が釣れるのかもしれません。現地の人といえば、前の日、テント設置する夕方ころに、ビール片手に散歩してたお兄さんが、ここに30年住んでるけど、この麦崎灯台の良さを知ってくるようになったのは最近だなあ、と。年を重ねて分かる味わいというか魅力というか、そういう世界ですわね。

豚汁と炊飯、あとはちょっとソーセージなどを焼く程度のワンオペ料理で、質素な食事ではありますが、ごはんを上手に炊くのは難しいです。やはり中ブタがあったほうが圧力がかかっていいかもしれない。

友人は来週も伊豆でソロキャンプをするそうで、いわゆるオートキャンプ場で有名なところを利用する予定だと。一人だとそういうところのほうがいいでしょう。私の場合、キャンプするのにはやはりガヤガヤしてるところはどうも、、という性質なので、今後そういういわゆるキャンプ場を利用するかどうかは未定です。有名な観光地のキャンプ場だと予約がなかなかとれないほど人気だというのですね。いまはキャンプブーム?

誰もいない岬でのキャンプは本当に非日常を堪能できて、何か今朝の月曜日が違和感があるほどです。費用はかからないけれど快適とはいえない、かつ結構面倒くさい作業などが必須なキャンプ。でも、11月にもまたキャンプをしましょうと約束したのです。問題は、、スケジュールがどうか、ですけれど。

帰りは七栗温泉の湯元榊原館で日帰り入浴して帰りました。ここもひなびて地元の人ぞ知る、という名湯。静かに過ごせます。

 

追記:岬におりて、ひさしぶりに海水をなめてみたところ、激しくしょっぱく、そして後味が苦いこと苦いこと。生命をはぐくむ水、命の母なる海のその味は苦くてしょっぱい。生き物、万物を育むものとはすなわち、甚だ苦くしょっぱいものなり、ということか。

投稿者: 三本木クリニック

2019.10.26更新

ときどき患者さんから整形外科的な相談を受けます。

四十肩とか五十肩の類は肩こりも同様ですが、結局は筋肉不足、姿勢不良が原因であることが多いと思います。

見るからに頸椎症などの器質的背景が疑われる場合は別として、よくある肩の障害に対しては、私が勧めるのは、横綱の土俵入りの真似をするストレッチです。

これ、結構筋トレにもなるんですね。肩甲骨を背中側に寄せるような動きをアイソトニックでゆっくりとストレッチするのです。

男性の私でももう古い言葉でいうに初老という年齢ですので、ちょっと運動しないと簡単に肩がグラグラになります。肩の重みは大変なもので、その重みを支える筋肉がしっかりしてないと、緩んでくるし、痛みもでてきます。女性はなおさらに弱いのでリスクは高いです。女性の場合は、痛みよりも肩こりとして発症することも普通です。

また、可動域を適宜広げる癖をつけていないと肩関節の可動性が制限され癒着の原因になります。そうなるとそれはそれで五十肩の原因になります。それもまた、土俵入りの動作で治療と予防になります。

 

膝の外側やら内側やらの痛みを訴える患者さんには、これもあきらかに高齢で膝関節の変形や腫れがある人は別として、比較的若い人で変形などの器質的異常がない場合には、スキーの回転のような要領で、もしくは反復横跳びをするような意識で、膝を左右にスイングさせる筋トレが良いと思います。

運動やスポーツを普段からする人は、そういう動作や筋トレを無意識に自然に行なえていることが多いので良いのですが、普段運動不足と思っているような人では良くあることです。

膝が痛いからとか、肩が痛いからといって、すぐに何でもかんでもヒアルロン酸の注射をしても意味がないこともあります。もちろん急性期や痛みがひどい場合にはトリガーポイント注射やヒアルロン酸注射は良いですし、当院でもふつうにそういう治療もやっていますが、まあ、いつまでもやれる治療でもないことと、長らくそういう治療をしているのに今一つという場合には、病態がそういう治療の適応でないことがあるよ、ということです。

いずれにしても、他力的なリハビリや注射などに頼るばかりではなく、自力で筋トレストレッチをすることが大事です。ちなみに肩関節や肩こりの問題については、ラジオ体操やダンベル負荷というよりはまずは土俵入り動作が良いと思います。それが勢いつけないアイソトニック運動で、かつ、肩甲骨を寄せることと斜め背側上方に上肢を支持する力を高める筋トレになります。

投稿者: 三本木クリニック

2019.10.25更新

昨夜は仕事終わりすぐに豊田へ向かい、C型肝炎治療の最先端の話を聴いてきました。

講演は名大の消化器内科の先生、トヨタ記念病院消化器内科の先生、そして大垣市民病院の消化器内科の先生によるものでした。

最後の大垣市民病院の豊田先生による特別講演で、抗ウイルス薬によるHCV排除の大規模調査による効果確認についての内容は、他施設合同でのデータをまとめた凄い発表で、すでにインパクトファクタの高い英文雑誌にも掲載されているものもありました。

要約すれば、現在、HCVは高額だが非常に効果も高い薬が行き届いており、ウイルス除去率SVRは100%に近い結果だということ。そして肝硬変を伴う症例でも延命効果があること、ただし、肝がんの既往がある患者には、高率にウイルス除去できても、いきなり肝がんが再発してとたんに悪化するケースが目立つというものでした。それでもそういう不幸な例の確率はかなり低くて、おおまかにいえばモノスゴイ駆逐率と延命効果を誇る、という内容です。

このように、最新の抗ウイルス薬のいろいろによって、日本においてのC型肝炎は激減するはずです。これこそ費用対効果があるというものです。基本的に根絶できる病気ということになるでしょう。B型肝炎についてはまだそういう薬はありませんが、とりあえず大人しくさせておく薬は従前からありますし、C型ほど罹患率が高くないのでマシです。B型についてはなによりワクチンがありますからね。小児ではすでに公費接種となっています。一方、C型はワクチンがありません。ですので、いまあるC型患者さんをすべて治療してウイルスを根絶させることが今後の課題です。スクリーニングでいまは住民健診でも肝炎ウイルス検査を行うことができます。そこでいかに全員がそういう検査をしておくか、ということも、知らないうちに感染しあってしまう危険を減らす方法でしょう。

昨日も今日も雨日ですが、昨晩も雨の中、意欲のある医師が参集して講演を聴くという行為をしているわけです。会場はこじんまりして、かつ人数も少なめでしたが、こういう会に足しげく通って勉強する、ということが大事なんです。専門家は専門家で宜しいのですが、それでも一般的知識は必要だろうし、また、専門領域でもポカをしてしまうことはあります。となると、専門領域はもっていていいのだけれども、一通りまんべんなく人体は関連し合っているのだからして、やはり幅広い知識と勉強は必要だと思います。

かれこれ私、毎週のようにこの類の講演会やら勉強会やらに参加しています。学会はいろいろありますが、各々、年に1回しかないし、日程的にも参加困難なことも普通にあります。そして、実験的基礎医学研究の話などを学会で聴いても臨床現場にはあまり関係ないこともありますので、最先端の実地臨床を学ぶには、大病院やらメーカーやらが主催する勉強会に参加するのが一番効率的です。しかもたいていは無料で授業を受けられますからね。

今の時代、医学部を希望する学生が多くてすごく偏差値が上がっているようですが、昔と違って、いまの時代の医者の仕事は本当に大変だと思います。勉強すべきことは何倍もあるし、業務も複雑になっているし、サービス業としての素質も要求されます。試験ができるだけではダメな業種ですし、一生勉強を必要とします。私はいま高校生だったら、医学部受験する自信はありませんね。

 

 

投稿者: 三本木クリニック

2019.10.21更新

今年も台風豪雨により長野や関東、東北などの広範囲の被害がありましたが、先週末は岡山県真備地区の復興の状態を見てきました。私の恩師が倉敷在住で、その親友夫妻が真備地区で見事自宅のリフォームをほぼ完了したのをお祝いに訪れたのです。

とはいえ、そのお宅は保険などの面で最も幸運な部類であって、他にはまだ廃墟のまま取り壊しの順番待ちという住宅も散見されるという状況。当時、高さ4メートル以上にまで浸水したしるしがあちこちに残されています。

古くから水害にさいなまれてきた歴史があるこの地区の理由は、一級河川の高梁川の一部と、その支流の多くが天井川ということによります。

長年の川の治水の歴史にあって、堤防をどんどん積み上げていく、そして川は川底に土砂が堆積して、それを取り除く浚渫(しゅんせつ)工事をしてこなかった経緯により、ほとんどの住宅地域の地盤の高さよりも、川面の高さのほうが高いという状態となり、そのことを天井川というふうにいうのですね。

となると、ひとたび堤防が決壊すると、住宅はすべて川の水位よりも低い位置に存在するために、あらかた水浸しになってしまうのです。これが、一部の地域というよりはかなりの広範囲でそうなっているのです。

大昔は田んぼばかりだったでしょうが、そこが、いまは街を形成しているのです。

今後またいつなんどき水害に遭うかも知れない、そして高齢の住民となると、こんな災害にあってしまったあとは、終活というものを真剣に考えるようになる、というのですね。

さらに年老いた超高齢の母親が病院にていつ死ぬかも分からない状況など、いろいろと深い憂いをもちながらも、日々を懸命に生きていることがよく分かりました。

若い世代の子や孫でもあればまた別ですが、少子高齢化の象徴とでもいうべき、そのお宅には子供さんがいないので、余計になんともいえないようです。でも頑張って生きがいをもって生きていらしてます。

私の恩師が実に1984年といういまから35年も前の時点で、高齢化社会における課題という論文を残しており、それがたまたま私が間借りした部屋の棚にあって、手書きで書かれたその論文は太い辞書2冊分もの分厚さという量でしたが、それによると、その時点ですでにいまある少子高齢化社会を予見して、その当時の寝たきり老人を各々たずねては調査し、という繰り返しによって、どういう傾向にあったのか、どういう経緯で寝たきりになったのか、ということを推察されたのですが、結果としては、寝たきりとなるには、その前に住まいを転居するようなことや、家族と分かれたり、また同居など、住む環境が変化することが契機になっている、という傾向があったということです。

もともと、在宅で終末期を迎えるという思想というか風習は日本に特徴的にあるということで、海外ではそうでもないというのですね。それは2世代3世代が同居していた農耕民族(漁業もそうでしょう)だった地質学的な背景があるとは思いますが、いずれにしてもそういう特徴があるのが日本というところですが、すでに核家族となり、また跡継ぎもいないということになると、35年前の慧眼は凄いものだと思いました。

それで対策はどうするのか。いま国は在宅医療を推進していますが、いかんせんマンパワーが不足しますし、家族がだれかいないと結局は無理です。私が担当している特別養護老人ホームなどは比較的安くて、かなり良い仕組みだとは思いますが、それとて入所者本人からしたら、満足というものでもないでしょう。

移動を強いられることが寝たきりを呼ぶ、ということは傾向として分かったとして、さて、ではどうしたら良いのか、ということについてはなかなか難しい問題だろうと思います。

災害と高齢化社会というのは、結構密接にからみあっているのだと、つくづく感じた週末の訪問でした。

投稿者: 三本木クリニック

2019.10.18更新

昨晩はひさしぶりに藤田医科大学(以前の藤田保健衛生大学)に行き、小児科主催の、ワクチンに関する講演会に参加してきました。

藤田医大もずいぶんと建物全体が一新されて、とてつもなく巨大な施設になっていました。もう何年も来てなかったのだなあと思うと同時に、広すぎてこれは迷子になるなあ。

足腰の弱い患者さんだと大変でしょう。規模が大きくなると対応能力も上がるわけですが、なかなか受診するのも大変です。とんでもなく長い距離歩かなければ各部署やら駐車場やらを往復できません。

ワクチンについては、来年秋ごろからロタウイルスのワクチン投与が公費化される見込みだということで、それに伴う良いことや懸念されることなどが述べられました。

ワクチン行政というのは、費用対効果というものが配慮されるので、すべて理想的にということにはいかないので、常識的な落としどころを、ということになります。

当院ではあまたある小児科とは全く異なるスタンスを、ワクチン接種に対してとっています。すなわち、1つのワクチンを1回ずつ行う方式、ということです。ワクチンによる副反応、副作用というのは実際にはほとんどない(いま実質休止状態の子宮頸がんワクチンは別として)のですが、それでも万が一のことを考えると、3種類以上を一度に接種するやり方はどうも採用できないです。ゆえに当院では子供さんのワクチン接種の件数は他の小児科単科のところに比し圧倒的に少ないと思います。が、それはそれで構わないと思っています。また親御さんも、一度に何種類も済ませられる医院のほうが利便性が良いということでしょうけれども、当院ではまとめ接種は今後もやらない予定です。そういうポリシーを理解し賛同される方だけ、というのが現状ですね。

 

投稿者: 三本木クリニック

2019.10.16更新

当院のオーロラフォトセラピーですが、実際にはE-Maxといって、3種類の出力デバイスを備えています。待合室の動画で紹介している、トリニティという3種類の組み合わせ施術が可能、ということです。

シミ治療のフォトRF(フラッシュランプとラジオ波)、引締め治療のダイオードレーザー+ラジオ波、そして深部のたるみ取りとして、深部にラジオ波が届く赤外線+ラジオ波、という、3種類の出力ができます。

機材の点検が完了しましたので、いよいよ希望者かつ適応症例に限り、10名までの人数限定でモニターを募りたいと思います。

一回の施術費用はセットで9千円(+税)で提供します。

いってみれば、トリプルオーロラ、というようなイメージでしょうか。

ご興味お持ちの方はお声かけください。

 

投稿者: 三本木クリニック

2019.10.15更新

今年はあまり山登りができてなくて、

連休にひさしぶりに猿投山の登頂できました。

登頂は実に正月明けにした以来で、それからこれまでは途中で引き返すパターンだったので、今回はもう、すごくゆっくりで良いから、とにかくみんなに抜かされながらでも最後まで行こうと決めての山登り。でも結果的にタイムはさほど悪くなく、普通でした。

台風一過の晴天で、猿投は神社でもお祭り行事、そして登山する人もたくさん。この翌日が1日ずっと雨だったので、結果的に貴重な日だったというわけです。

登りながらしみじみと考えたことは、このお山には本当に目に見えない癒しを実はたくさんいただいたという過去の日々のことです。猿投山に登るようになったのは開業した年つまり10年前からで、それ以前は登った記憶がないので、なんだかんだいって自分にとっては特別な存在なんですね、。

おそらく同じように思う人たちはたくさんいて、そういう人たちが猿投山のファンなのだと思いますが、本当にたくさんのハイカーに愛されてる山です。

いま登山ブームで、ハイレベルの登山から、猿投のようなハイキング的な登山まで、本当にいろいろなタイプの人たちが山登りをするようになっているのが良く分かります。ここにも多様性をみるわけです。みなそれぞれが登山でなにかしらのカタルシスやストレス発散などの癒しをいただいているのは間違いないでしょう。

山登りはどうして癒し力があるのか、またそれがモノスゴイ癒しというほどでもないということも含めて、不思議なものだと常々思います。ちょっと神社や寺のような作用もあるようにも思います。それほどに、目に見えない。

たんにジョギングやジムで筋トレをするのとどう違うのか、バイクでツーリングをするのとはまた違うし、やはり自然に包まれた感があるからでしょう。ずいぶんとお世話になったものだと、今回はつくづく思い返した回でした。この日はそのあと自転車でも出かけたりして、多少運動になったなあと思う日で、自転車もなかなか楽しくていいです。当然、運動になります。

癒しというのは、いただく方も、提供する方も、どちらもあまりそれを意識しないことによるものが最も癒し力があるように思うんですね。まあ、しんどいけどこつこととやる、という日々の積み重ねというか。

日々に疲れた人たちに、自分がどういう処方で快癒へ手助けできるかというと、甚だ無力であるとコウベをうなだれるしかない現実があります。そもそも鬱などというものは、理論的な薬でいかにも治るタイプと、そうでもないものとあって、そうでもないタイプのほうが地味に多いように考えています。西洋薬などより何気ない漢方薬が効果だったり、また、それと同時に、とにかく「アンタを見守ってる」というスタンスで、診療のたびに顔を合わせて二言三言交わしたりして、ということが、冥益となるのではないかと、いささか図々しいようですが、思っている次第です。

所詮ウツ抜けだのまたウツに沈むなどということはフワフワした日常茶飯事であって、ある日から突如モヤが晴れるようなことでもないんじゃないかなというのがリアルなところかと。

アラフィフ世代の、趣味や運動にハマることが多いのには、そういう時期の体の衰えや精神の低下に対する、自然な対処法という背景があるように思います。頭だけでなく体を動かせ、ですし、また、バーチャルでなく、実際に現場に行く、ということが、くたびれるけれども思い切って行くことが大事。それができないときは寝るしかないですが、せめて美味いもの食って、何かしら自分に褒美を与えることですよ。で、少しでもなにか外に出ようかなと思ったなら、その辺散歩するだけでも、いわゆる無目的な行動でもしてみたらどうですか。それでも何かしら体験があるもんです。それが結果的にずっとつきあうことになる趣味や楽しみにであう、つまり生きがいとかの多少のたしになる存在にであうきっかけになるかもしれないじゃないですか。

投稿者: 三本木クリニック

2019.10.07更新

長久手や名古屋市内で学級閉鎖沙汰が散見されるようですが、早くもインフルエンザが流行している地区が限局的にあるようです。

当院では10月1日からインフルエンザワクチンを供給しております。まだあわてることはないとは思いますが、流行のニュースが広まると急にニーズが増えて、ワクチン不足となりますので、10月後半から11月前半のうちに接種しておいたほうが良いかと思います。ご予約は電話でも受け付けています。

今年は10月になってもまだ台風がウロウロする年で、梅雨は雨が多め、夏は猛暑と、比較的季節の特徴がはっきりする年ですが、この10月は朝晩と昼間の寒暖差が大きいように思います。蒸し暑さで寝苦しいように思っていると明け方寒くて風邪をひくというケースがやや目立ちます。

人間の体はすぐに環境に順応できるわけでもないので、急に涼しくなったといってもすぐに冷たい飲みものを温かくするとか、布団を秋用にするとか急に切り替わることができません。そこをうまくやらないと体調を崩すことになるかと思います。肉体面だけでなく精神面でも不調を来たすこともありましょう。肉体と精神は互いに関与しあっていますから、どちらかが悪くなってもいけません。

今年は消費税が10%となり、実は8%に上がったのもつい5年前のことだったというように、トントン拍子、というと良いことの擬態語のようで変ですが、とにかくじつは短い間に増税が繰り返されていまして、当院は自由診療や院内販売のものを消費税をいただかない価格設定を、これまでしてきましたが、もう、さすがに消費税を通常に負担していただこうということにしました。ですので外税で10%の負担が増えることになります。これについては自分でも心苦しいのですが、いままでずっとこちらで負担していたことを考えたら、まあ許してもらおうかと思い込んでいるところです。インフルエンザワクチンについても然りです。

消費税が上がると、実質的な物価高となり、日本でも海外のように日用品や食料品でも徐々にインフレになると予想され、それ自体は政府の思惑通りとなるかもしれませんが、インフレは実質経済が向上して初めてあとからついてくるのが本来なのであって、無理繰り官制値上げをするようなことは景気には逆効果だということはあまたのエコノミストが危惧していることです。労働人口がどんどんへっている現状の日本では、馬車馬のように働いてなんとかやっている、という人が大変多いのではないかと思うのです。どんどん余裕がなくなっていっている。家族であそびでキャンプにでかけるのに、お父さんだけが遅れて深夜に現地到着するなどということが、あそびに行くのにもあるわけです。過酷ですよ。

先週末に少人数で受講したセミナーでは、日本の医師は勤務医は完全にブラック企業状態を強いられていることが多いこと、その割に報酬が異様に少ないこと、また、開業医はもろもろの開業支援悪徳業者に騙されて多額の負債を抱えることになることが多すぎる現状が赤裸々に語られていました。私もつい3年前くらいまで、多いときにはひと月に10日も当直などのアルバイトを何年もしつづけました。恥ずかしながら、これほどの長い期間、開業医がアルバイトをし続けるなどということは、他の開業医の先生にはおそらくほとんどいないだろうと思いますし、いまとなっては、こんな頑張りは誰もやらないだろう、というレベルでの私の努力した過去として一種の苦労自慢というか自負していますが、いまそれをやれといわれてもまあできません。体力がもちません。

セミナーで講演された、大変に繁盛している小児科クリニックの先生にあっては、経営的には集患も良くて、非常勤医師も毎日入ってもらうほどで2診体制でやっているということですが、毎日夜10時(!)まで外来診療をしているというお話でした。これは、経営的には確かに良いのかもしれませんが、医師自身の健康や家庭のためには甚だ危険な労働時間かと思いますし、一緒に働くスタッフも、交代制でやりくりするとはいえなかなか大変なことでしょう。若いうちはそれをやれていても、徐々にしんどくなりはしないかと、他人事ながら心配してしまいました。

私の研修医時代の仲間だったある先生は、勤務医時代にあまりにも過重労働すぎてこのままでは死んでしまうと思って、開業の道を選んだそうですが、開業後も月に何度も医師会の休日診療を担当したりさせられているそうです。みずからの命を守るために開業したのに、やっぱり過重労働というのは、なにか違うんじゃないか?と私は思います。

先週末はセミナー参加の前に、私の後輩が小牧市で開院したのでお祝いに行きましたが、彼もこれから勤務医時代にはなかったしんどさをいろいろ経験しなければならないので、お祝いしたい気分と、彼の年齢で新たに開業は大変だなあと心配してしまう気分と半々でした。

インフルエンザの話から外れてしまいましたが、体調を崩すときというのは、たいてい背景に過重労働や疲労やストレスがある、ということが言いたいのです。もちろん、季節の変化や気候変化などによりちょっとした風邪をひくのは日常茶飯事ではありますが、それも頻度を減らすなど防ぎようがある、ということです。

 

 

 

 

投稿者: 三本木クリニック

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