院長BLOG

2019.07.29更新

土曜日は愛知県がんセンターの定例講演会に行きました。

当院からがんセンターに紹介することはめったにありませんが、大学院時代に一緒だった先生が第一線で活躍されており、頼もしく思います。

その後漢方セミナーがまたあり、最近は結構頻繁に漢方セミナーがあるのですが、今回は抗がん剤の副作用対策と漢方というテーマでしたが、これも当院ではほとんど関わることのない分野ですが、普段別の疾患や症状にもふつうに処方する漢方薬が、実は抗がん剤の副作用対策としても使えるんだよ、ということは徐々にエビデンスが蓄積されている印象があります。かなり癌治療の場でも一般化しているのではないかと推察されます。

 

今日は週明け月曜ですが、、先週は研究会への参加が連続して多くて、6、7月はかなり立て続けだったことが分かりました。お盆を控えてしばらく講演会の類はお休みとなるようですので一段落です。

読むべきで購入したがまだ読んでない教科書が山積しており、なかなかレジャーどころでないなあという印象の最近です。梅雨明けとなり猛暑が続く日々となりますが、皆様ご自愛くださいますように、、。

 

先日、私の娘が珍しく肩もみなどしてくれて、あらら自分もそういう年かと思わされましたが、あとで家内通じて聞くところによれば、私の白髪があまりにも増えていることを可哀想だと憐れんでくれていたとのこと。子供というものはカワイイものです。自分としては白髪が激増していることに自覚はあるものの、染めようなどというつもりは皆無ですね。自分がいかに滅びるのかを受容しつつ、かといって元気は維持しつつ、というバランスこそ、いってみれば自分の年代の模範回答なのではないかと思うからです。闘うべきところは闘い、受容すべきとことは受け入れる、というバランス。

若さも老いも等しくいえることは、自他ともに完璧至上主義は危険であって、もちろん、少なくとも臨床ではきっちりと診断治療をすべきですが、それはプロとしてあるべき姿であって、それ以外のことについては、すべての人に100点をもらえることは不可能だと思います。

例えば、私、日曜日にはホスピタリティがすばらしいと評判のレストランにはるばる食べに行きましたが、当たり前のことをしているだけのことであった。ただ、その当たり前がなかなかできないのが現実で、料理の出来、値段とのバランス、接客など、8割きっちりできていても残り2割がダメだったりすると、鋭い批判を浴びたりすることもあるのですね。

タクシーの運転手に聞いた話で、あるタクシー客が、「これから病院へいくんだけど、お金もってないけれど大丈夫ですよね」と訊いてきたというんですね。運転手「さすがにそれはまずいんじゃないですか」と返答したそうですが、なぜ病院はそういうことが許されると思ってしまうひとがいるのだろうと、常々不思議です。実際そういう人、当院や他院での当直先でも経験があります。

なにが言いたいかというと、相手によって、意識的に甘えたり攻撃したりして良いと思う(たとえば芸能人や病院や飲食店など、基本的に文句を言い返さない対象に)のは、完全な思い違いである、ということです。無銭受診に関して言えば、病院は仮に費用を持っていない患者でも診療拒否できないですが、だから診療費を支払わなくて良いというわけではないです。当然のことですが。それが分かってない人が居るのが現実でもあります。

さらに言えば、病院も名前のとおりホスピタリティが重要ですが、保険診療が主体である日本においては、みんなの保険料で支え合う助け合いの精神で成り立っている仕組みゆえ、患者さんは飲食店などでのお客さん(お客様として扱うべきもの)とは異なる、ということと、私は考えています。

投稿者: 三本木クリニック

2019.07.26更新

昨夜は連日となる研究会の参加でした。

最近やたらとこういうのが多くてバテ気味ではありますが、参加すれば何らか新たな知見を得られるので、困ったものです。

糖尿病の新しい治療薬のSGLT2阻害剤は、腎臓での糖の再吸収を阻害する薬で、尿へ過剰な糖を排泄することで効能を発揮します。

この薬は最初の1か月はやや脱水気味になるので水分補給を励行する必要があります。要するに多尿になるのですね。でもそれは一過性のことで、1か月を過ぎると安定します。また、半年ほど経過すると内臓脂肪が減り始めるので、結果的にやせてきます。当然、脂肪肝にも有効、というわけです。

 

また、今回の研究会では最近長期処方が可能となったばかりの、新しい中性脂肪治療薬の説明もありました。この薬については過去何度か講演会に参加しているのと、当院でも数十例の経験値の時点でまとめて評価したことがあるので、その効用については大変期待するところです。

いま話題となっているNASH、つまり、非アルコール性脂肪肝については、このSGLT2阻害剤と新しい中性脂肪治療剤の併用が、まずはステアトーシスを改善し、かつ肝炎病態を改善するという、ダブルでの効果が期待されるのですが、各々はへパトサイトとジヌソイドセルの別々に作用することで肝保護効果を来たすということが、今回の講演で教えられました。

何せ今回の講演者の先生はこれらの薬剤の開発に携わった本人ということで、生化学的な内容がハイレベルすぎて、また進み方と喋りが早いため、何百人かいた参加者の先生のうち、どれだけの割合の人が、きちりと理解できたかなあと甚だ疑問に思うほどにあれこれ盛りだくさんの内容でした。当然私もあまり理解できない基礎的なことが多々ありました。とりあえずエッセンスだけでも持ち帰れたものはあると思います。

SGLT2阻害剤の利点は、ライザップや短期的ダイエットのようにはリバウンド肥満にならない、という点です。私も自費で実験的に服用することにします。昨年ダイエットしたのにいままた肥満にもどり、ダイエット以前よりも太ってしまいましたので。まさにリバウンド。

投稿者: 三本木クリニック

2019.07.25更新

昨夜は2件の研究会に参加しました。

2件が同じような時間帯での開催だったため、半分ずつしか聴けませんでしたが、なんとかかけもち受講です。

1件目は看護師さんによる講演で、糖尿病などによる腎機能障害を有する患者さんにどのような腎症ステージでどのような指導をするか、ということが話されました。

現在日本では毎年3万人が透析導入を新規にされており、うち1万5千人が糖尿病が原因ということです。いまは透析の技術も向上しており、また、その原因疾患の管理が改善していることもあり、透析導入後20年生存、というのも珍しくないようですが、それでも週3回、半日透析治療を受けることは通常の社会生活とはいえない支障があります。それを長年やらなければならなくなるのか、なるべくそういう事態に陥らないように予防医療を頑張るかの二択です。

栄養指導など認定資格をもった看護師が患者さんに指導するのに、患者さん達からの反発は凄いそうです。医者から指導するにも今の時代煙たがられるのに、ましてや看護師なんかに言われたくない、という気持ちがあるようです。

予防医療はその効果が一個体の中で比較できない診療行為のため、なかなか理解が得られにくいのが日常臨床をしていて本当に悩ましいことです。しかし最近の平均寿命の向上は、いわゆる健康ブーム、そういう健康志向があちこちのメディアや日常生活でさかんにいわれるようになってからますます記録更新しているのは関連があることでしょう。

症状があってから治療することは分かりやすくありがたいわけですが、そうではない場合、たとえば高血圧の放置とか、高脂血症の放置がいきなり大きな症状や後遺症、または絶命に至ることになることは分かりきったことですが、悪い週刊誌やネット情報によって、都合の良いように解釈されてしまうことによって、あとで後悔することになるやもしれないわけです。

私が関わった、ある若年のメタボの人たちは、仕事仲間が生活習慣病を放置していたがために、急死してしまったことを見ているにも関わらず、自分らは別だとばかりにやっぱり治療されないまま終わってしまっているようです。

 

この話題についてはこれまでに何度もブログで記述しているのでこれくらいにしておきます。

 

2件目の研究会は前立腺がんの最新の診断、治療、について、です。最近、MRIによって、前立腺がんの診断精度を上げようということを耳にしますが、これはMRIの画像処理ソフトを専用のものにバージョンアップすることで得られる診断向上だそうです。

どのみち病理生検はしなければならないので、MRIで生検の代用とはならないのですが、判断材料が増えることは喜ばしいことです。

前立腺がんは手術治療も普通に行われ、ダビンチというロボット手術でもずいぶん前から保険適応となっています。またホルモン治療や抗がん剤の新規開発も著しいものがあり、どの薬を選択するのか、専門医でもなかなか判断に迷うほどではないかとすら思います。私がかつて見聞きしていた前立腺がんの補助療法の時代とは比べられないほどに、ずいぶんその治療種類が増えていることを今回学びました。

放射線治療についてもいまは機械がずいぶんと良くなっていて、なかでも一番良いのはサイバーナイフとかトモセラピーと言われるタイプですね。

投稿者: 三本木クリニック

2019.07.22更新

昨日日曜日は早朝からの日帰りで、東京御茶ノ水で開催された。内痔核治療法研究会に参加しました。研究会といっても実際の規模や発表形式からいえば、これは学会といってもいい会と思います。

 

かれこれ何年も連続で参加していますが、要するにALTA療法、ジオン注射治療をテーマにした学会です。今回は2つの大きい検討項目について、発表の常連の先生が多数発表してのパネルディスカッションとなっていました。

1つはALTA療法の有害事象について

もう一つはALTA併用療法のベストセラピーについて

です。

 

まず参加者の人数が今年は大変多くて驚きました。日帰りと入院といろいろな対応はありましょうが、扱う施設や医師が急激に増えているのかもしれないと思いました。

1つめのテーマについては、いろいろ副作用がありますが、まずは発熱。そして直腸や肛門の潰瘍や膿瘍、出血といったことが論じられました。熱については、その原因が無菌性なのか大腸菌由来なのか、ということで、一般的には無菌性の反応熱と考えられています。ときに菌血症となることもあるようですが相当稀ということです当院でも特別に対処に困るような発熱の経験はありません。手術当日か翌日に発熱を来たすのと、術後10日経過のころに発熱を来たすのと2パターンあるということですが、当院では術後10日後くらいに発熱を来たすケースが1割未満ほどの頻度であります。これは自然解熱するか、患者さんが来院された場合には抗生剤を一応投与し解決します。手術当日翌日に発熱がある、というのは大規模症例病院ではあるようですが、当院ではほとんどそういう発熱を経験していません。ある施設からの報告では、ジオンの注入量が一定以上多くなると発熱の可能性が増える印象があると述べられましたが、別のたくさん経験数のあるクリニックの先生からは、初期の発熱は基本的にないはずだと言われました。直腸肛門粘膜の潰瘍や膿瘍や難治性の出血といった重篤な合併症は稀ながらもあるということで、どうやらその理由は私が思うに、過量投与、深すぎる層への投与が関与しているだろうと思われましたが、発表された先生方はそういうことはない、と言っておられました。

ジオンは教科書指導的には、痔核のサイズに対して注入量が決まっている、となっていますが、実際にはあまりに形式的に注入すると危険なことも有ると思います。そのことをある先生が発言され、要するに各々の痔核に応じて、あまり圧力をかけすぎない注入量と速度で、ということを言われており、その通りだと思いました。

また、2つめのテーマ、切除とジオンとの併用療法についてですが、以前は施設ごとにかなりいろいろなやり方がバリエーションありましたが、今年の発表をみるに、大体みんな同じような手技に落ち着いてきたなという印象です。私が最初からやっている手技です。外科手術というのは、常識的なところに結局は落ち着くもんだなあと納得しました。ただ、そうはいっても、微妙に違う面もあり、各々の先生が、自分が一番上手だという自負でやっている印象があり、肛門外科の先生たちというのは独特だなあ、、、と思います。

 

投稿者: 三本木クリニック

2019.07.18更新

昨日は夕方の1時間だけですが、豊田厚生病院にて定期的に開催されている、乳腺病変の画像と病理の比較検討会に参加してきました。

いかにもマンモグラフィで典型的な症例があったのと、一方で逆にのう胞の多発に紛れて初期の癌が発生していたという症例と、対照的で興味深いと思いました。

今回、水曜日ということもあってか、開業医の先生はあまり参加されていませんが、厚生病院の女性職員が多数を占めて参加しているという印象でした。それは毎回そういう印象ではあります。

良性ののう胞が多発しているということで、一応フォローはされていても、ごくわずかな異常所見を見落としがちだから、思い込みでスルーしないように、という意味で、2例目の症例は良い勉強になりました。

開業医は一人でやっていることが多く、だんだんと独善的になってしまうリスクがあるので、常に他の病院での科学的な検討の仕方を意識して取り入れるようにすべきですね。時間的に余裕がないので深い検討を行うことがなかなか難しいのが外来診療主体であるクリニックのリスキーなポイントです。

昨日はその研究会のあと、胃薬についての大規模講演会があり、名古屋に出向きました。1時間という短い講演ですがたくさんの参加者があり、たまにしかないが大規模で講演会をやるT社のパターンだなと思いました。内容についてはちょっと御用学者的な偏りは否めませんでしたが、大学の教授先生ですからいろいろな方面からの臨床的検討をされており、やはりこれも反論できない内容です。ちょっと宣伝色が強すぎるのが玉にキズというやつです。

このところ、勉強には本当にキリがないことに嘆息する日々ですが、それでも歩き続けなければならないのが人間の生活というやつなのでしょう。

 

投稿者: 三本木クリニック

2019.07.17更新

帯状疱疹後の神経痛とか、特発性三叉神経痛とか、変形性脊椎症からくる四肢のしびれ痛みに対して、最近出た薬が、実地臨床的に非常に有効で驚いています。

それ以前にも似た効用の薬はあったのですが、ふらつきなどの副作用がでやすいため高齢者などではやや使いづらい印象がありましたが、今回出た薬ではそういう副作用がないので重宝しています。

実際、この手の症状、しびれ痛みで悩む患者さんは結構多いと思います。

 

ガマンする必要はありません。それほど良く効きます。

新薬はどんどんでてきて、それを覚えて処方するのに日々勉強しなければならないのが大変ですが、意義はあります。勉強といえば、我ながら、あちこちに勉強会にでているのに、ザルで水をすくうかの如く、なかなか身につかなくて、情けない思いをしております。ただ、言葉の定義とか臨床試験の名称などを細かいこといちいち覚えることはないですから、本質的にどういう作用機序でどういう結果が出ているのかを理解すれば良いのだと割り切っています。

投稿者: 三本木クリニック

2019.07.16更新

日曜日は休日診療所の業務をして、その後岡崎の愛知病院で一緒だった整形外科の先生(いまは開業されている)と10年ぶりに会ってきました。

休日診療所はいまの時期は混雑なく夏風邪といった患者がほとんどでした。空いた時間に、診察室に置いてあった皮膚科アトラス問題集を読んでいたのですが、世の中にはこれほど優れたドクターがいろいろいるもんだなあと感嘆してしまいました。

早速その続きを勉強しなければと同じ本を購入したところです。

 

夕方からは岡崎の先生と会食しいろいろ教えてもらいました。同年の先生ですが、やはり繁盛人気のある先生からは学ぶべきことが多々あります。

その中で、診療報酬についての情報もありました。当院は施設基準を満たしているのに申請登録していないかかりつけ医機能があり、それの申請をしていなかったようです。さっそく手続きの手配を開始したいと思いました。散々講習会やらでまくっているのに、まだまだトロいところがあると、我ながらガッカリしてしまった次第です。クリニックドクターとしてのスタンスについてもいろいろと教わりました。同年の先生でもこうも自分と違う大人な態度で診療するものかと、なかなか真似できないと思いました。

天才は諦めた、というのは有名芸能人の書いた本の題名ですが、私まさにこの境地です。賢さやきっちりとした勉強、そして医師としての人間性、ともに、自己嫌悪に陥る羽目になった連休でした。

祝日の月曜日、海の日ですが、この休日中はずっと雨か曇りだったのでとてもあちこちでかけるような気にならないながらも、久しぶりに愛知臨床外科に参加してきて、とりあえずランチョンセミナの講演だけ聴いてきました。癌研有明病院の胃外科の部長による、腹腔鏡手術の詳細やコツについての内容です。

私がいまさら腹腔鏡の講演を聴くのもなんですが、いまの最新の手技や術式はどうなっているのかなと知るには良かったと思います。癌研やがんセンターといった癌専門病院は臓器別にチーム制となっており、なおかつ全国からたくさん患者さんが集まるので大変たくさん症例をシステマチックに次々と楽々こなしていくという印象があります。なおかつレジデントの指導も連綿と行なっており、そこで学んだ先生らが地元に帰って技術をフィードバックするということになるわけです。

癌の治療はこれからはこういうところに集約されることになるでしょう。

私が最後勤務医として在籍していた愛知県がんセンター愛知病院はいまはがんセンターという名前も外され、県立でもなくなり、岡崎市立愛知病院となって、そこにいた消化器内科や消化器外科、肺外科の面々はすべて消滅異動され、隔世の感を禁じえません。また、来年からは、我が大学院時代を過ごした名大医学部第二外科も第一外科との合併となり消滅するということで、かつての所属元が次々と崩壊していくのを見聞きするのはさびしいものです。そして、そのままそこに在籍していたらいまごろどうなっていたかと思うと、やはり開業しか道はなかったのだと、合点するのです。これらの流れはやはり勤務医の相対的減少、地方病院の縮小、といったことが背景にあるかと思います。とくに消化器や外科(眼科は外科ではありませんので含みません)という、キツイ科目に入ってくる医師が少なくなっていることが原因でしょう。癌治療のセンター化もあるでしょう。

今後段階の世代がいよいよ一斉に後期高齢者になっていくにつれ、相対的医師不足は続いていくことでしょうし、それは看護師も同様でしょう。医療に限らず介護もそうですし、あらゆる職種業種において、構造的に少子高齢化により働き手人口が相対的不足となるのでどの業種も多忙になっていくことは今後もますます加速していきます。

先の岡崎の開業医先生の場合、休日当番が月に2回とかも回ってくるとか。岡崎では朝9時から夜5時まで勤務して(当番持ち回り制のため、自分のところの診療所に患者さんが集まる仕組み)、その後夜は医師会館にある診療室で夜11時まで夜勤をしてやっと終わるというのです。岡崎は医療過疎地で、なおかつ、一次二次救急については岡崎市民病院は正式に断っているらしいですので、近隣の私立病院や開業医がその役割をしているそうです。

なんとも苦労が絶えない話で、実際10年ぶりに会った先生も、疲れていらっしゃる印象でした。私などまだまだヒヨっこだと、わびし~い思いです。

投稿者: 三本木クリニック

2019.07.14更新

土曜日午後から勉強会に参加しました。

1件目は、つい数日前にも同様の内容で八事日赤でも勉強した、下肢静脈エコーについての話です。

テーマは同じで、かつ、基本的な説明も同じではありますが、やはり復習にもなるし、記憶固めにも意味があるし、講師が違うといろいろ細かいコツや知識も違うのでやっぱり良いなあと思いました。

今回はスライドの印刷された資料もいただけたのでこれもいざというときに仕えるのでうれしかった。

 

2件目は尋常性乾癬についての講演。もともとマイナーな疾患、というか、実は結構多い病気なのだがあまり知られていない皮膚の難病です。

当院でも何人かの患者さんが治療されています。尋常性乾癬についてのかなり実践的かつクリニックとしての対処法、すなわちどの程度までの治療をクリニックで担うか、またクリニックならではの利点などについて具体的に説明され、かなり興味深く聴講できました。

外用療法、内服治療などありますが、基本は外用療法で、ちゃんとやれば結構効きます。外用療法については、乾癬に限らず、アトピー皮膚炎でもニキビでも、だんだんと自宅で処置しなくなるのが常だそうですので、コマゴマと病院で注意喚起することによって、治療の励みにしてもらう必要があるようです。

また、アトピーや脂漏性皮膚炎にも使える治療として、頭の皮膚の症状に何かいいのがないかなあということについて、治療用シャンプーの存在を今回初めて知りましたので、これについても情報提供、処方、というようにしていきたいと思いました。

湿疹とか乾癬とか、皮膚の慢性疾患については漫然と外用剤を処方しがちですが、ときとして実は水虫菌に置き換わって紛らわしい所見を呈することがあるというので、それについても漫然と思い込みで同じ治療をせずに、いつなんどき変化が起こらないかをチェックしていく姿勢が大事だと思います。

 

さて、、今日は日進市にある休日診療所での仕事です。本当は私の担当日ではないのですが、別の先生のレジャー旅行のために代理を頼まれたので、、、

こういう役回りは、、思えば、大学院の時代から頼まれやすいなあと、、思います。そういえば最近も、胃がんの検診のダブルチェックの仕事も頼まれたなあ、と。まあ頼んできた先生からお礼を言われれば全然OKなんですけどね、、

 

でも、大学院の当番業務のときはひどかった。みんななんだかんだいって利己主義がひどくて、公平に担当しましょうということで記録簿まで作ってあったのに、私が在籍していたころは私がダントツトップになりすぎて、公平性もクソも何もなく、記録することすら意味がない状態になってしまっていました。他の連中は逃げるのが上手ですわ。そのうえ、最後私が大学院を卒業するときの送別会では、、当時の教官から、何にも褒められないどころか、逆にボロかすに言われました。あ、いまその先生は国立病院の副院長をされている肩書き的に大変ご立派な方です。言ってみれば官僚主義の権化ですな。

いまもそうなんだろうかなあ、当時は大学院に所属していても普通に臨床業務を歯車の一員としてやってました。学生ですから無給です。でも他の有給医師と同じ仕事。そうしながらも大学院の単位は取らないといけないので合間をみつけて授業を聴講し、実習にもでて、などなど。学位もすべて自分一人の力で取得しました。助言だけしてくださった教官には感謝ですし、拙い内容の論文を掲載する許可をくれた当時の教授にも感謝しています。ただ、その当時は千円のお金ですら貴重で、ある日財布に千円1枚しかない状態だったときに、一つ上の先輩に、千円かしてと言われて、つい貸してしまって、自分の昼とかの費用がなくなったのだが恥ずかしくて言えないなんてこともありました。いい年して後輩から千円借りるなよと、いまとなっては思いますが、その千円いまだに返してもらってないんですよね。本人さんは完全に忘却されていると思います。その先生もいまでは開業医をされているようですが、借りたお金は返さないとダメだと思いますよ。どんな商売するにせよ。

ああ、愚痴を書いてしまいました。

投稿者: 三本木クリニック

2019.07.11更新

昨夜は八事の日赤病院で開催された、下肢深部静脈血栓症のエコー手技についてのレクチャーに参加しました。

名古屋市内でもトップクラスの病院である名古屋第二赤十字病院。ここの講堂にお邪魔するのは数年ぶりか。

若手の医師や私のような外部の医師などが参加していました。

その前になされていた講演では、名古屋大学病院からの先生で、抗がん剤を使用している患者さんの心不全(とくに薬剤毒性としての)にどう対応するか、といった内容が解説されていましたが、途中から参加しただけではありますが印象としては、特別な何かがあるということでもなさそうに思われました。

若手の先生から活発な質問がでていたのにはさすがだと感じました。思えばこういう若手医師の時代というのは、まだまだ医師としては全然経験不足なのではありますが、一流の病院に勤務していることで、自然と自尊心が高まるものだなあと、かつての自分を見るようで恥ずかしく思う面もあったりして、、。ガッツリ意気揚々としているわりには、あれ?という質問だったりするのが微笑ましかったり、、、。

それでも彼らが第一線の最新医療を担っているわけですからね。ハイエンドな症例の治療ということでいえばやはりハードソフトともに第一級なわけです。いってみればエリートですな。

エコーの手技と診断についてはいまさらながら、改めて学びなおすということで、大変勉強になりました。さっそく今日の診療から実践に活用していきたいと思います。エコー検査は非侵襲的かつ情報量をたくさん得られる本当に有能な検査機械です。この器械だけでもう、エコノミークラス症候群のリスクを診断できてしまうわけですからね(いまはロングフライト症候群というようですが)。

深部静脈血栓症は、担癌患者さんには高率に発生しうる疾患です。そしていったん発生すれば、すぐに抗凝固治療を開始せねば、肺血栓塞栓症となり、いきなり致命的なことになってしまいます。決してあなどれませんね。

投稿者: 三本木クリニック

2019.07.08更新

曇天ながら雨が降らなかったので、思い切って和歌山県にある、紀伊日の岬灯台に行きました。

もともとは明治時代の灯台で、現在ある位置より海岸寄りにあったのですが、地盤の関係で現在の高台へ移設されたのが平成29年ということで、それ以前の趣を見たかったなあと思いますが、現在は灯台周辺はアスファルトで整地されています。灯台自体も新しいものに作り替えられており、それ以前のフレネルレンズ灯台は見られません。

灯台の周辺に建物が2つほどあるのですが、どうやらその一つは国民宿舎で、2015年くらいまでは営業していて、温泉まであったそうですのに、いまは廃墟となっていて、たいそう残念です。この灯台に至るまでの数キロの道のりでも、かつては観光や別荘地でにぎわったのだろうがいまは誰も人影もない状態の建物や家屋がいくつもあって、現在に至る経緯はどうだったのだろうかと、切ない気持ちを味わいました。ときどき道路をカニが横這ったりして。

海岸沿いの道路脇には、高浜虚子がここでの灯台守の仕事を詠んだ、「妻 長女 三女 それぞれ啼く千鳥」の句碑があり、解説によれば、家族3人を飢餓と病気で亡くしながらも灯台守の仕事に人生をささげたことを讃えたものだとか。

この灯台のある山は日の山とかいう名称で、一応登山もできるようなことらしく、今度あらためて行ってみたいと思いましたが、このあたりの丘はクヌッセンの丘というのですね、、デンマークの船が昭和32年にこのあたりを航行中、地元の日本船の火災事故の救助にあたり死去したクヌッセン機関長を讃えたことによるものだそうです。船と海にはこの手の悲話が全国津々浦々に多数あることでしょう、

こういう歴史もありつつ、5,6年前までは営業していたらしい灯台付近のキャンプ場もいまは雑草まみれの空き地となっていたり、それでもそのすぐ隣にある大賀ハスの池はきれいに整備されつづけていたり、何とも言えない光景です。大賀ハスは、3千年まえの地層にあった太古のハスの種子を大賀博士が蘇生させて開花させたもので、それがなぜこの地に?というと、そのお弟子さんにあたる方がこの地区にゆかりのあるということなのでしょうことからハス池が維持されているようです。

それにしても、一般的に国民宿舎はいま大人気なはずなのですが、ここのそれが廃墟となっているのは勿体ないことです。キャンプ場もしかり。

バイクを1時間乗ると200カロリーほど運動したと同等だそうで、そんなに?!と驚きました。4時間なら800カロリです。道理で腹が減るわけだ。そのことを教えてくれた友人に「エアロバイクとか自転車の間違いなんじゃないの?」と訊くも、たしかにそうらしいです。そういう計算する携帯アプリがあるんですね。帰り、名阪国道の伊賀上野パーキングエリアで食べたちゃんぽん麺が700カロリーですからなかなかの運動になるかと。バイクのタイプにもよって消費カロリーは相当違うとは思いますけれど。

また、登山のように、スクワット運動はできてないので、バイク+登山が一番自分的には良い組み合わせなんだなと思います。

次回は日帰りで、日の山とやらの登山とセットで行こうかなと思います。

というのも今回は、テントと自炊で過ごしたのです。背中に敷くエアマットが微妙にパンクするので、結局何の効果もなく、また、ひさしぶりの野宿ということもあって、緊張でほとんど眠れなかったのです。エアマットは思えば大学生のときに購入したものをひさびさに見つけて使ったので、どこか劣化していたのでしょう。帰宅後、即効で捨てました。一方、友人は良いマットを持っていたのと、もともと仕事で世界中を行き来する人なので、結構余裕で寝てました。となりのテントからいびきが普通に聞こえました。さすがです。実は私もそのマットは持っているのですが、今回梱包の都合でもっていかなかったので失敗。次回こそ。

 

 

 

投稿者: 三本木クリニック

前へ
  • まずはお気軽に
    当院へご相談ください
    内科/小児科/肛門科/外科/形成外科/皮膚科/美容
  • common_tel.png