院長BLOG

2019.01.21更新

痔核の治療に際して事前の局所麻酔をするうえで、バルーニング(ballooning)という手技があります。

手術時や通常の診察時では怒責状態ではないので、排便や怒責時のイボ痔の膨らみ具合が分からないので、それをイボ痔本体に局所麻酔剤や生理食塩水といったもので局所注入し、実際にどの程度イボ痔が膨らむのかを確認する作業のことです。

この作業を行う施設、行う症例、いろいろあるかと思いますが、これの意義は何かというと、例えば切除する場合には切除範囲が明確になる、ということです。ジオン硬化療法を併用する場合には、切除は最少範囲にとどめておいて、根部の血流遮断はジオンに任せるという方法があり、その場合にも有効です。

ジオン単独での治療の場合にもこの手技を行なうことが、施設や医師によってはあるかもしれませんが、一般的には局所麻酔を兼ねて、切除範囲を確認するための手技で、その後その部位を切除する、ということになります。

先日の医師会新年会で、近隣のドクターから、三本木クリニックはジオン治療だけしか行なっていないのだと思っていたと言われましたが、ジオン治療だけでなく、切除が必要な場合には切除を行なっております。日帰り手術で可能です。

先日も切除術を行った患者さんがありましたが、1日目の診察の際、全然痛がられないのには驚きました。通常1日目は大なり小なり痛がることの方が比較的多いのではありますが、、。電気メスの使用を最小限度にとどめたことが良かったのかもしれません。

投稿者: 三本木クリニック

2019.01.20更新

昨日は医師会日進支部の新年会に参加しました。

ことしは27名の参加者だったということで、だいたい毎年決まった面々が参加されていますが今年も同様の印象でした。

私もようやく開業して満10周年となりましたが、見渡せば開業30年になろうかという先生から、まだ開業して数か月という先生までいろいろです。

開院してすぐに繁盛している耳鼻科の先生などはまだ開院して数年でしょうのに、余裕そのもので、これは科による違いなのだろうと思います。私は外科と消化器が最終的な専門となりましたが、最初から儲けを考えていたとしたら、外科や消化器などを専門にするはずはありません。ただ、医者としてどの科目が最も実践的に役に立つかを考えると、自分の選択に間違いはないと思っています。専門科目の選択については各医者の興味や選択動機もあるでしょうから一概にどうのとはいえませんが、すくなくとも業務の大変さと診療報酬とは合致しないのが日本の保険制度の問題点ではあります。いまさらやむを得ませんけれど。ただし、私のこれまでの努力苦労については自分自身の自信というか地盤になっているので、目先の利益ではない大きな価値があると考えています。救急救命に一番自信をもって対処できるのが外科ですからね、、。(ちなみに私は麻酔科の標榜医でもありますし、かつては一時的ではありますが麻酔科学会認定医も取得しておりました)

また、開業してからは、幅広い疾患(いわゆるクリニックで日常にみられるもの多数)とたくさんの患者さんに接することで、単に専門領域にとどまらない広がりを感じ、それまでは縦方向だった成長が横方向に広がっている実感があり、それはそれでやりがいというか、面白さはあるように思います。つまり、人間力は横方向やたくさんの人と接することで培われる、ということだと思います。

新年会や医師会での定期的な会議や集まりにはほぼ毎回出席している私ですが、だからといって、どなたかの先生と特別親しくさせてもらっているわけではありません。これは私自身の性質もありますが、なんにせよ医師会入会のときの、当時の東名古屋医師会長だった先生からのしつこすぎるイビリが一番の原因です。これについてはいまだに忘れられない苦しい思い出ですが、当の本人さんは昨日も楽しそうに長話をされていました。何も覚えてすらいないことでしょう。また、いまの時代の医師会はそういうイビリはないだろうと思いますけれども。

それにしても、私としては10年ぽっちでも、これだけ必死な毎日をしているのに、20年30年と続けておられて、さらには年齢も先ほどの元会長先生をはじめ70歳となる先生方たちは、どんなけ体力元気なんだろうかと不思議に思う次第です。続ければ続けるほど楽しくなってくるのでしょうか。手技的な業務については難しくなってくるはずですから、横方向の広がりによるものでしょう。まあ、聖路加の日野原先生などは100歳を超えてもお元気だったことを考えると70歳くらいなど大したことないという見方もありますが、今年50歳の私としては、70歳を超えて元気にきっちりとした医者の仕事を続ける自信はありません。現状の業務も、年齢とともに徐々に減らしていくことになるだろうと思っています。そうなるとそういう自分の、医師としての存在価値とを考えながらいつまでやるのか、やめるのか、と決めることになるだろうと思います。怖いのは、すべてにおいて衰えているのにただ単に自分がやりたいからといってしがみつくことに陥ってしまうことです。かつて日進で長年開業医をされていた先生などはたしか80歳を超えてようやく引退され、それはそれで長年の地域医療への貢献として称賛に値することでしたが、さすがに80にもなって医師の実践的業務をまだ続けるなどということはいまの時代、許容されないでしょう。名誉職や昔話の講演活動などは良いとしてもですね。ただ、今後の平均寿命の伸長次第では、いつまで現役でやるのかということは、いまの価値観では測れないことになるかもしれませんが、、。

いろいろなことを感じた会でした。やはり開業医の先生方というのは、人間力が強いので、インパクトが強いです。生命力というのか、そういうものが場を充満させていたような感じです。それにしても幹事の先生が一番大変ですね、毎年。本当にご苦労様と思いますが、その先には医師会で重用される待遇が待っている仕組みにもなっているようですから、苦労は報われる面もあるでしょう。

それにしても、、これだけの面々が集まる会でも、平然と遅刻してくるアホが数名いるのには本当に驚きます。そこには年輩の先生もあり、それも印象悪いですが、せいぜい10分以内だからまだ良しとしても、一番最後に来たやつが15分遅れで、大して年輩でもないのに全く悪びれることもなく堂々としてるのには開いた口がふさがりませんでした。9割の参加者はきっちり時間に間に合って到着しています。遅刻したアホどものために無駄に開始時間が遅れ。乾杯も料理も始まりません。幹事役の先生もやきもきされています。遅刻した奴は例えば10分遅れたら、遅刻してない人たちから各々10分ずつの命を奪ったことになります。例えば25人×10分とすれは、4時間分もの貴重な時間を奪ったことになります。今回のような、飲食を開始する時間が明確に決められている、しかも各々が同じ開業医同士という対等の立場として大人数が集まる公的な会で、簡単な時間さえ守れないような人間は、医師としてまともに仕事ができるはずはないと断言します。そして実際それは大抵これまでの私が見てきた彼ら自身の不誠実な行動と合致しているものです。待たせて当たり前という感覚が本当に理解できません。幹事の先生などはずいぶんずいぶん前から来てて準備して、しかも会計、司会などの労をとられているのですが、遅刻するようなアホアホマンにはそういうことが分からないんだなあ。

 

、、、まあしかし、私も誰かからは、いろいろ至らない面があると思われていることでしょうから、お互い様とも言えますが、時間に関してだけは、命と直結することなので、私的には看過できないです。とはいえ、その場では、、場の空気を凍らせるような発言はできないですからね、、、。

 

投稿者: 三本木クリニック

2019.01.19更新

日進市の年金者の会というのがありまして、そこからの依頼でこれまでに何度か健康講演会で発表をさせていただいておりますが、

今回もまた、今月23日に糖尿病についての概説を行なうことになりました。

糖尿病、高血圧、脂質異常症、という生活習慣病、ちなみにこの生活習慣病という言葉は、日野原先生が命名して広めた功績がありますが、テレビではあまりにもふつうのありふれた疾患ということもあってか、あまり取り扱われることはありません。むしろ、医者が一生のうちに一例もであうこともないような珍しい病気の紹介とか、あまり意味もない番組ばかりが放送されています。いつも私がいうのは、教育テレビの健康講座だけは信用できますよ、というのです。それ以外はためしてガッテン、民放の番組ともすべてダメダメです。極端な編集によって曲解を生む番組が多いからです。

癌、生活習慣病の大きく2つが一番大事なことなのに、ありふれているために、逆に軽んじられてしまっているのが実情ではないでしょうか。明らかに肥満で食べ過ぎ運動不足なのにそれを是正することもなしに、「これは遺伝だから」など言い訳しているような患者さんは本当に困ったものです。

で、そういう中で、あえて糖尿病について、改めて啓蒙することは大変価値があると思います。

一般的な話から、最近のガイドライン、そしてエビデンスから導かれる治療選択の順位の変遷、そして動脈硬化についてなど、トピックを交えて説明する予定です。

投稿者: 三本木クリニック

2019.01.19更新

当院での痔の手術は硬化療法だけでも切除でも日帰り手術です。

私の手に負えないような症例の場合には専門病院へ紹介しますが、ほとんどは当院の日帰り手術で可能です。

今回は、イボ痔の手術治療として、ジオンによる硬化療法単独とするか、はたまた切除したほうが良いか、という選択について説明しておこうと思います。

最初の診察の時点ではジオンだけで良いだろうと判断してあっても、実際に、麻酔がかかった状態、手術の体勢をとったときに、実はジオンだけでは多分不十分ですぐに再発するだろうと思われる症例も多々あります。こういうケースについては事前に患者さんに説明しておきます。

たとえば他院で、ジオン治療だけ取り扱っている施設があるようですが、そういうところでは、いざ切除となると、無理でしょう。そういう準備をしていないわけですから。

で、そもそもジオンだけでは無理めな病変の場合、結局1年以内に再発、ということもあります。先日も実際にそういう症例がありまして、当院で治療をしました。再発ということもありましたが、切除根治術を施行しました。その際思ったことは、その症例は最初からジオン単独では無理だったろうな、ということです。患者さんとしてはなるべく一度で終わらせたい疾患ですので、最初から切除併用が望ましい病変ならば、ちゃんときっちりした治療をする、というのがやはり王道だと思います。

また、日帰り治療の中でも、最近専門施設で多いのが、ジオンだけの場合、無麻酔で治療する、というものですが、これも、相当なエキスパートがやればさすがにうまくやるのでしょうが、それでも再発率は1,2割ある、というのが実情です。ジオン治療はメスを入れない治療ですので患者さんにとっては負担が少ないですから、その割には素晴らしい成績をもたらす治療ではありますが、無麻酔で開始してみたけれど、実は切除が望ましいと判明することも少なからずあろうかと思います。その場合、では切除に切り替えるというのも事前にそれなりに準備してないと、麻酔の問題など無理だったりしますね。

当院ではいずれの術式でも可能なように、基本的には全例同じ麻酔方法で行なっております。

 

投稿者: 三本木クリニック

2019.01.11更新

現在当院では痔の日帰り手術は眠る麻酔を使用しつつの局所麻酔で行なっておりますが、

最近ではALTA療法、つまり注射で治すイボ痔の手術ですね、それを無麻酔で行う施設がだいぶ増えているようです。

通常は眠る麻酔をしたほうが患者さんの手術中ストレスは軽くすみます。

ただ、眠る麻酔が怖い、という人もいるかもしれません。

また、たくさん手術をされる施設では、1件あたりの所要時間を少なくする必要性もあるでしょう。そういう場合には事前麻酔なしとする選択が徐々に増えてくる理由になるでしょう。

当院ではこの際どちらでもOKとしようと思います。

基本的には眠る麻酔で、と思いますが、患者さんの要望があればそれに応じて対応しようと思います。ただしこの無麻酔法はALTA療法単独でやる場合に限られます。

投稿者: 三本木クリニック

2019.01.11更新

今月13日は日曜日ですが、当院の開院記念日です。

今回は10周年ということで、記念品を出しておりますが、最初の記念品である、卓上カレンダーがだいたい終わりましたので、次、ボールペンになります。

これも限定100本ほどになりますので無くなり次第終了となります。

意外に高級感のあるペンですよ。

 

投稿者: 三本木クリニック

2019.01.11更新

来月の話になりますが2月7日木曜日は午後診療を午後5時過ぎから開始とさせていただきます。

集団保険指導という会が名古屋であり、保険診療を行う医師は必ず参加するべきもので、今年は木曜日のためやむをえず午後診療開始時間を遅らせることにするのです。

 

 

投稿者: 三本木クリニック

2019.01.08更新

シミがある、という症状で受診される患者さんのなかには、案外多いのが、シミではなくイボだというものです。

見た目が似てるので間違えるのも仕方ないですが、触ればすぐわかります。ボツボツ隆起しているならイボかホクロになります。ホクロは見た目ですぐわかるでしょうからシミと区別しづらいのはイボ、となります。

イボの場合、物理的に焼灼して除去するのが一番手っ取り早くキレイに早くなおります。

当院ではこのようなイボの治療を得意としております。

投稿者: 三本木クリニック

2019.01.08更新

この時期乾燥肌の症状の患者さんが目立ちますが、その多くの人は保湿剤を希望されます。保湿剤で改善する場合というのは比較的初期対応の時期です。

女性などは化粧や洗顔により日頃から顔の皮膚を傷めている生活をしていることが多いため、また、男性より皮膚が白くて薄いため、乾燥しやすく、また、そこから皮膚バリア破たんを来たして皮膚炎となり、結果としてのシミを発生させてしまいます。

シミの治療はたんにレーザーを当てればいい、というふうに誤解している人が少なくないですが、レーザーやフォト治療をしても、日頃のスキンケアができてないと、たとえばピーリングをするなどもってのほかですが、この冬の時期はとくに、皮膚を保護するような処置をしたうえででないと、光療法は効果がでません。

化粧水を多用されていることも多いかと思いますが、化粧水もアルコールが含有されているものが多いため、たいていは塗った瞬間だけしっとりするだけで、保湿の持続時間は甚だ短いと思います。

保湿については乳液やローションタイプではなく、なるべくクリームタイプを使用するようにしてください。

また、一旦皮膚炎になってしまったら、やみくもに保湿剤だけで対応するのは治りにくいので、当院に受診し相談してください。

投稿者: 三本木クリニック

2019.01.03更新

年末年始のお休みをいただきましたが、当院は明日4日から診療再開します。

昨日、1月2日は日進市にある東名古屋医師会休日急病診療所での当番業務でした。

年末31日は豊橋市内での病院での当直でした。

私的には飛び石でのお休みをいただいた形になりました。

昨日の休日診療所では予想通りインフルエンザ外来の様相でした。なんと過去最高受診者数200数名という記録を打ち立てたそうです。なんともはや、という気持ちです。私と小児科専門の先生との2人態勢、受付事務員さん、薬剤師さん、看護師さんも2倍態勢でのものでしたが、それでも最初から最後まで混雑していました。

中でも受付業務が一番時間がかかるといってもいいでしょう、何せたいていの患者さんは初診ですし、問診を記録したりカルテを作成したりするのにどうしても時間がかかります。その上また診療後には会計業務があるので、事務員さんが一番大変だったのだろうと思いました。

それにしても、東名古屋医師会休日診療所が設立されてからもう何年何十年にもなっているでしょうが、その歴史の中で最多数記録を成してしまったということは、これからもっと増える可能性がある、ということが予想できます。

インフルエンザ患者さんの多くはやはりワクチンを接種していませんでした。ワクチンを接種している人もありますがそういうひとは感染してもやはり比較的元気な印象があります。

正月から休日診療所に行く羽目にならないように、なるべくワクチンは接種すべきなのですが、なかなかできない人も少なくないですね、。これだけ有名な風物詩となっているワクチンなのですけれどもね。また今シーズンはワクチン供給がやや不足気味だったということも残念な結果を生み出したと思います。これもメーカーの人に反省してもらいたいことですが、毎年一定数のワクチンが必要なのですから、普通に毎年同じように数を用意しておけばいいだけのことですが、あるメーカーはワクチン製造過程がずさんだったり、その結果行政のチェックにひっかかって製造しなおしということになってしまったり、また、そのメーカー会社自体が消滅するようなことになってしまったそうです。私から見れば、難しくない仕事を軽視しているからそうなるのだと思わざるをえません。ただ、そのメーカーも、看板だけすげ替えて中身そのままでまた再開するのですから滑稽だなどと笑ってすまされない話です。看板が替わったらまた安心してしまうというのも我々としては反省すべきことかもしれません。

昨日の仕事中、一人救急車を要請する事態になりましたが、受け入れ先でも患者さんが多数あったらしく、受け入れ拒否をされてしまいました。やむなく救急隊に行き先を探してもらう対応としましたが、形式的な書類の体裁がそろっていないなどと、救急隊が官僚のようなことを言っていたそうなので、それはさすがに腹立ちました。本質的に何が大事なのかを良く考えて仕事してもらいたいものです。早く受け入れ先病院に搬送することが一番大事なことなのです。

 

投稿者: 三本木クリニック

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