院長BLOG

2018.04.28更新

2018年のゴールデンウイークも例年通り、カレンダーどおりに診療します。

5月1日は火曜日で午前午後診療します

5月2日水曜日は午前のみです。

 

5月は体調が良い時期ですし、健康診断もまだ始まらない月なので、比較的のんびりと診療しています。

この時期は紫外線がすごいので、外出時にはサングラスなど必須となりますね。

投稿者: 三本木クリニック

2018.04.27更新

惑星は自分で光ることはできません。恒星は自分で光る星です。たしかそういう定義だったですよね。

人は本来みな自分で自分を光らせることができる存在だと思います。つまり恒星のような。

一方、惑星は誰かに照らされれば光るけれどもそうでなければ真っ暗です。地球がそうです。地球の衛星である月も自分では光れません。

 

何が言いたいのかというと、惑星として、例えば地球からみた明けと宵の明星である金星は、いっとき光るときにはその時間帯のどの他の星よりも明るいのですが、それでも自分で光っているわけではなく、あくまでも太陽の光に照らされての輝きだということで、

人に例えれば、

いくら名声や周囲からの称賛などで輝かされていても、それは惑星のような存在であったとしたら、その周囲からの光がなくなれば即座に真っ暗になってしまい光を失うのです。

どんなに小さい光であろうとも、誰もいなくなっても、自分で光ることができればそれは大変な価値があるということです。

本来人は自分が自分で光る能力を持っているはずです。誰から光を与えられなくとも。私はそう思います。

周囲から光を受けていようがいまいが、光を受けたならそれは自分の輝きにプラスしてさらに輝き、周囲の光がなくなっても泰然として自らを光らせることができること。これが自立というものです。

自分は光を放つ能力がある、そういう存在であると、when I find myself in time of trouble、という、ビートルズの歌詞じゃないけれど、そういうときに、思い出したいものです。

自分が光っていて初めて誰かを本当の意味で光らせることもできる。それが線香花火のような弱い光であったとしても、ですね。

まわりから照らされているだけであたかも自分が光っていると(本当は自力では光っていないのに)勘違いしてしまうと、自分自身を見失ってしまいます。相対的幸福と絶対的幸福との違いはそういうことです。

 

これこのこと凄い良いたとえだと思いますよ、我ながら。でもおそらくとうの昔に誰かがこういう例え話はしていることでしょう。調べもしてませんけれど。

 

どんなに光っていてもそれが自分の光によって出ない場合には注意せよということですし、どんなに小さい弱い光であっても自分は光れるのだと知っていればそれは堂々とした人生を送れる素質を持っているということなのです。

 

余談ですが、下医は目の前の患者の病を治す、中医は民を治す、上医は国を治す、という言葉が中国の古い本にあるそうですが、私に言わせれば、上も下もないです。光に例えれば下医は弱い光かもしれません、上医は一等星のようなものかもしれませんが、別に光の多寡は相対的比較にすぎないのです。恒星が自分一人しかいなければ比較もないし、それが光の100%なのですから。私は下医として、ホタルのような光でもたくさん集まれば大きな光になる、と思っています。

投稿者: 三本木クリニック

2018.04.23更新

昨日おとといの土日はあちこちに移動した週末でした。

まず土曜日はもろもろと雑用などして、また1週間の疲れがたまりクタクタになりつつも、夕方には中津川に向かい、中津川市民病院副院長の関谷先生と会食し、いろいろと勉強になる話を聞かせてもらいました。

1泊して朝早めに日進に戻り、前日みた患者さんの処置をして、ダッシュで今度は岡崎で10時から漢方セミナーがあったので向かいました。

漢方セミナーは最近何度か続いて参加できているのですが、参加するたびに漢方学の道のりの遠さに嘆息してしまいますが、それでもやはり毎回勉強になる度合いが大きいと思います。

今回の講師はなんと私より2学年若い、脳外科が専門の來村先生という、現在は開業医をされていますが、それまでは和歌山医大、千葉大学で脳外科と漢方の専門家として研鑽を積まれた先生でした。千葉大学は私の母校ですので途中からとはいえ來村先生に親しみを感じながら講演を拝聴しました。

そしてこの先生は、千葉大学の和漢診療科に所属されていたわけですが、その科長こそが、前回ブログで紹介した寺澤先生ということで、直接漢方の大家に指導を受けたわけです。さらに、同じく千葉県内で、あきば伝統医学クリニックという、老健や特養など老人医療を漢方薬のみで対応するという特殊な医院でも漢方の専門度を深めたということで、まあさすがにそこまでやれば達人だろうと、また嘆息した次第です。

今回のテーマは高齢者疾患、痛みに使う漢方、頭痛に使う漢方、現代社会のストレスと漢方、という3題で、ざっと4時間の講義でした。

來村先生は、もともと和歌山県立医大病院で脳外科の頭痛外来を立ち上げたものの、その時点ではなかなか治せない頭痛も多く、漢方の勉強をして幅を広げるしかない、ということで、学び先を模索しているうちに千葉大学へ転勤するという縁を得て、現在千葉市で開業されているのです。ですのでもともとの専門である脳外科として頭痛、とくに実は片頭痛が非常に多いというお話から、一般的な治療のガイドライン、さらには漢方での対応の話まで、一通り分かりやすく解説してくださったので、すぐに明日からの診療の役に立つものでした。

頭痛外来というとあまり全国的には標榜されている医院病院は多くないのですが、それもそのはずです、頭痛程度なら近くの薬局や医院でまずは対応するからですね、それほどにありふれた疾患です。

病院医院の役割としては、二次性頭痛つまり脳腫瘍や脳出血など、重大な疾患からの頭痛を見分けてやることなのですが、そのほぼすべての見分けは問診でできてしまうというのですね。実際來村先生は自分とこではCTなどの大きな検査器械は持たずに診療されているのですがそれで困ったことや見落としはないそうです。さすがだとは思いますが、問診がそれほど大事だということで、問診や理学所見でこれは、という場合には当然しかるべき施設へ紹介し検査をする、というわけです。

漢方の講演をされる先生は、私がいつも思うことですが、人間性が優れていると思います。大変人柄が良いというか人間味があるというか、内科的なんですよね。今回の先生も、脳外科が専門といっても、非常に内科的な印象を持ちました。

若くしてその道のエキスパートとなるのには、やはり名の知れた名医に師事することが必要なのかなあと、実はこれまで師匠らしい師匠に巡り会わないまま生きてきた医師人生を送ってきた私からしたら、少しうらやましく思うこともあります。ただ、そういう名の知れた名医も、実は誰も師匠がいなくて独学で猛勉強したということで名医になったというケースも少なくないので、結局は自分次第なのだとも思います。そして自分はあくまでもジェネラリストである、という自負でやっていきたいと思った次第です。

前置きが珍しく長くなってしまいましたが、今回の講演の内容でポイントと思った事柄を列挙したいと思います。

まず、高齢者疾患、痛みに使う漢方、についてですが、これは來村先生曰く、高齢者は大体が「干からびた」状態であることからくる症状を呈することが多い、ということで、それにより、気力もなえるし、風邪が長引くとか、病み上がりがすっきりしないとか、肩こり腰痛膝痛、抑うつ、という状態になるのだと。疎経活血湯という、今回新しく教わった漢方は、さっそく当院のかかりつけのおばあさんに処方してみようかと思った薬で、難治性の腰痛に有効だということです。

他にも認知症に有効な、とか、抑うつに有効な、とか、気力低下に、とか各々代表的な処方を教わりました。

頭痛に使う漢方、については、さすがに頭痛外来をやられているだけあって、中身がさらに濃いものとなっていました。頭痛に使う漢方は本当にたくさん種類があるのですが、それをどう使い分けるのかということが重要で、しかしそのことについては頭痛ガイドラインには「これらの漢方は頭痛には有効である」と書かれているだけで、具体的にどのように使い分けるのかが記されていないのですね。その部分について詳しく解説していただきました。

頭痛治療ガイドラインに書かれていないけれども頭痛に効く漢方薬というのはまだまだあって、それらの紹介と、ガイドラインに書かれてるもののうち多くは実は胃薬でもあるという事実も見出して教えてくれました。

片頭痛の薬を月に3回以上服用することが常習になってしまっている場合、それは薬物依存頭痛になっているそうです。それは頑張って離脱しなければなりません。そのためには2週間ほど、トリプタンやNSAIDといった一般的頭痛薬を一切中止しなければならないのですが、その間を取り持つのが漢方薬で、2週間程それで粘れば、相当に、頭痛発作頻度が減少するそうです。

千葉大学の寺澤先生が來村先生に語った言葉として「頭痛を治すには患者全体を診られるようにならなければならない」というものがあって、つまり、内科的なことを勉強しなければ頭痛の治療を向上させることができないよ、ということです。それは開業医をしていると本当によく分かる話で、でも実は若手の専門医には分からないことなのでしょう。これはいかに患者をたくさん診る機会があるかに依存するし、専門外来だけやっていたら幅広い疾患の患者さんに出会うこともできないでしょう。そういう意味では毎日外来をやっている開業医は患者さんをたくさんみることには絶対的アドバンテージがあるわけです。所詮医学は臨床であり経験学です。

最後の、現代社会のストレスと漢方、については自分自身もストレスにさらされて生きている自覚があるため特に興味をもって拝聴しました。そこで面白い言葉を知りました。「奔豚気病(ほんとんきびょう)」という病気、というか症状名です。要するに発作性のドキドキバクバク症状であり、いまどき風に言えば、パニック症状なのですが、パニック症状の中でもより具体的な症状の1つとしてこういう病名があるというのは、昔の人は面白い表現をしたものだと。

一言でパニック障害といっても、いろいろな病状があり、またそれに対応する西洋薬もいろいろあるし、漢方薬もいろいろあります。漢方は一般的には副作用や依存性がないので、安心して使える利点があります。

東日本大震災のとき、避難生活を余儀なくされていた患者さんは、いつもの不眠症の薬を、避難所では飲めないというのです。なぜかというと、夜中寝ているときに、もし津波や地震などでさらに避難しなければならないときに、寝入ってしまって逃げ遅れることが心配だから、という。それで漢方の出番、となるわけですね。

抑肝散や四逆散や黄連解毒湯といった、眠剤としても使える処方例を紹介していましたが、睡眠障害に効く漢方は、添付文書の効能書きからピックアップするだけでも17種類もあるのですね。

30年来の頭痛が釣藤散で雲散霧消したという老人の例なども紹介されていました。

ちょっと書ききれないのでいったんこれで終わりとしますが、他にも大変勉強参考になる話がたくさん聞けて、大変有意義な勉強会でした。漢方診療については、私が将来、老医になったときに、主として扱っていこうかと思っている診療であり薬なので、今後もさらに少しずつ勉強したいと思います。

 

投稿者: 三本木クリニック

2018.04.21更新

漢方薬の桂枝茯苓丸は瘀血の治療薬の代表格ですが、「和漢診療学」の寺澤先生によれば、桂枝茯苓丸はなぜ瘀血の治療に効果があるのかを実験的に確認されています。

そもそも瘀血とは寺澤先生の言葉表現をそのまま使えば「すらすらと流通すべき血(けつ)が何らかの障害によりスムーズに流れなくなった病態」です。

それを科学的に明らかにしよう、ということで実際、眼球結膜の微小循環を確認されたそうです。

その結果、瘀血の患者では、直径100ミクロンの微小血管のなかの赤血球が塊を形成し、ドロドロと流れ、流速が著明に低下していたが、桂枝茯苓丸などの駆瘀血剤を使用して1か月後なり半年後なり経過したころに再検査し改善されたことを確認できた、というのです。

そもそもなぜ赤血球は本来バラバラになっているのかというと、膜の表面にシアル酸が分布し、マイナスに荷電しているため赤血球同士は磁石の反発のように相互にくっつかないようにできているそうです。このことは当然ながら赤血球の膜表面の有効面積を最大限に活用し、酸素の受け渡しに効率的に働くのです。これが瘀血患者だと赤血球がいくつも数珠状にくっついてしまって、最大限の効果を発揮出来ない。それどころか、微小循環においては血管閉塞を来たす可能性もあるわけです。いわゆるドロドロになる。

しかし桂枝茯苓丸によって、これが改善される(この原理は、積み重なりくっついてしまう架橋分子であるフィブリンなどの異常タンパクを消し去ることによることも確認されているようです)と、血流が改善、ひいては組織内でのアシドーシスも当然ながら改善されるということになるわけです。

そこで寺澤先生はさらにこのことを経て、桂枝茯苓丸が微小脳梗塞の治療にもなること、脊柱管狭窄症にも有効だろうこと、さらには網膜の黄斑変性や眼底浮腫にも治療効果が発揮されたことを確認し、述べられています。

 

通常、西洋医薬でいう「血液サラサラの治療」というと、抗凝固剤を指します。ビタミンKを阻害することで抗凝固作用をなすワルファリンの系統と、血小板の凝集を抑制させることによる抗血小板剤の系統の、大体2種類です。細かいことを言えば他にもプロスタグランジンEに関連して血管拡張作用をもたらし、かつ血小板凝集抑制をさせる系統のものなどもありますが、いずれにせよ大まかにいうと一般の医者はそれらを想定します。

漢方薬の専門家ならば桂枝茯苓丸と瘀血の関係については基本中の基本のことですので当然熟知されているわけですが、一般臨床医が桂枝茯苓丸が画像的にも分かりやすい意味での血液サラサラに有効であると、多くの医者は知らないことでしょう。この画像のイメージを食べ物で例えると分かりやすいのですが、上手な料理人が作った美味しいチャーハンは、米粒がパラパラになって仕上がる、というのと似ています。米粒を赤血球に例えるわけですが、米粒すなわち赤血球がダマの塊のようにならずに1粒ずつがバラバラになった状態、ということです。このパラパラ赤血球が末梢微小循環のためには健全に働く、ということです。

帝京大学の血管外科医であり漢方の専門家でもある新見先生の著書によれば、下肢静脈瘤の治療に桂枝茯苓丸が明らかに有効である、とあります。微小循環の改善は当然ながら太い血管の循環改善にも役立つ、という良い証拠ですね。

 

投稿者: 三本木クリニック

2018.04.19更新

ヒノキ花粉が昨年の400倍?などという本当かどうか分からない情報もあり、さりとて私の症状と天候やボンネットにみられる黄色い粉の状況との関連からは黄砂が悪さをしているように思うこともあり、どちらがこの今年のひどい花粉症(特に4月)の原因なのか、ということですが、、

 

顕微鏡で確認しました。

 

結論からいえば、黄砂が圧倒的に多いというものでした。100倍の拡大率でみると、一視野あたりに黄砂が5粒に対し、花粉が1粒あるかどうかというものでした。サイズが黄砂と花粉とほぼ同じ程度なのが印象的です。これではアレルゲンとしてもややこしいはずです。

3月も杉の花粉症症状がなかなかきつかったにも関わらず、そのころはボンネットには黄色い粉は見られなかったことと、私の4月のアレルギー鼻炎結膜炎症状がひどいこととそういう日には黄色い粉が多く見られることから、4月の花粉症原因の主体は黄砂である、と思われます。

 

PM2.5については分子サイズが小さいのか、今回の顕微鏡での観察では確認できませんでした。

投稿者: 三本木クリニック

2018.04.16更新

若い学生さんに多いのですが、有効な保険証を正しく提示しない子がいます。

手術のあとの受診をサボって来ず、その後トラブルになってから来院し、文句をたれる子もいます。

若いからってなんでも許されるわけではないです。

社会にはルールというものがあります。約束事ともいいます。

19歳の警察官が銃で上司を射殺した事件がありましたが、ルールを順守できない子供は究極的には泥棒や殺人などの犯罪につながる行動をすることになります。

これは決して大げさなことではないと思います。大人や親がキッチリしてないと子供もこうなるのではないでしょうか。そういう意味では大人の責任でもあります。こういう幼稚な行為は当院ではもちろん許されませんが、社会でも通用しない人間にしてしまいます。

いまどき、20歳前後の人間なんぞ、体だけでかくなっても精神的には(自分もそうだったが)単なる子供です。とくに学生は社会人より数段レベルが低い。だからこそ、注意をしなければなりません。

私のブログを見て下さる方々にはこういうアホはいないと思いますが、自分はしっかりしていても自分の子供や周囲の仲間がルールを守れないような者がアホだと、それに関わる自分までアホに思われても文句はいえません。それほどの影響を与えてしまうのではないでしょうか。

医者でも約束や時間が守れないとか、普通の常識が全く通じないアホがたまにいます。かつて若手時代に仲良くしていても、お互い同じように社会人として成長しなければ当然合わなくなります。時間が守れないとか、大幅に遅刻しても悪びれないとか、それは相手の時間を奪う行為であり、つまりは相手の生命の貴重な一部を無駄に殺す行為でもあります。それが分からないのは厳しいです。

相手の身内が亡くなって、喪中はがきが届いたならば、お祝いの年賀状は出してはならないのです。そういうことが分からないのが医者仲間にいることがどうしても理解できませんが実際そういうのもいるのです。そういうアホとは常識を前提にした会話が成立しないのは間違いないので、当然断絶するのが正しいです。

10分やそこらの遅刻や、どうしても事情があって、事前に詫びの連絡があって、それで仕方なくキャンセルや長時間の遅刻をするのならまだ分からないでもないですが、約束事の内容や制約によっては遅刻イコールキャンセルとなることだってあるはずです。

人の一生を決めるであろう大学受験や入社試験に言い訳しながら遅刻するやつが受かりますか?当然受かりません。待たせる相手が軽んじて良い相手と認識しているからこそ平然と遅刻したり連絡なしにキャンセルしたり忘れたりするのです。そういう者とは関わらないべきでると私は断言します。そういう者、社会人として人でなく動物畜生といっても良い存在が自分の関わる仲間や組織に居るのならば、それと関わっている自分まで信用をなくします。

イイ年とっていればなおさらそれが厳しくなります。とはいえ若いからといって許されることではなく、若さは無知でもあるので、大人が教えてやる義務もあるのです。

約束、時間、を守らない、人に迷惑をかけるような、ルールを守らないことは、つまり、必ずあとで後悔する羽目になります。彼らを是正指導することは面倒ですが慈悲でもあるのです。

 

投稿者: 三本木クリニック

2018.04.16更新

花粉症は前半がスギで、後半がヒノキという定番な考えがありますが、近年、花粉症後半の時期については、ヒノキが主役ではなく、むしろ黄砂やPM2.5といった中国大陸からの飛来物によるアレルギー症状のほうが悪さをしているように思います。

実際、どこまで確証があるかは定かではありませんが、テレビでの情報でも黄砂やPM2.5の悪影響が、花粉のアレルゲンと結合することにより症状が悪化するということが言われているようです。

まあ、言ってみれば、外来種が在来種を駆逐するというか、在来種よりも悪さをしている、というようなものでしょう。

麻薬や密輸にかかわる犯罪の多くが外国人入国者によるものである日本社会の病弊と似たところがありますね。

私に関して言えば今年はひどい花粉症なのですが、あからさまに黄砂が車のボンネットなどにたくさん積もっているときに症状が比例して悪化するのが如実に分かります。

ただ、別の情報では今年はヒノキが昨年の何百倍も花粉が飛んでいるとか。となると、顕微鏡で調べてみないとあのボンネットの黄色い粉の正体は分かりませんね。

いつまで続くか花粉症。当院ではいろいろな処方ができますのでご相談ください。

投稿者: 三本木クリニック

2018.04.08更新

3月4月は皆さん忙しいスケジュールということもあるでしょう、この時期は痔の手術や鼠径ヘルニアの手術のオーダーが比較的少なく、2週間待ち程度ですぐに手術を予定できる状態です。現在は週3回の手術枠を確保していることもあります。

 

ブログで何度も書いてきましたが、普通の痔はもちろん、当院では痔ろうの手術も日帰りでやっています。痔ろうの手術は難易度が高いとされ、日帰りでやっているところはあまり多くないはずです。当院は傷も最小限とし、根治性も確保しています。もちろん痔ろうは再発しやすい疾患でもありますが、たいていはOKです。そして不運にも再発してしまった場合、侵襲度が低く、根治度の高いseton法を選択します。最初からこれを選択する場合ももちろんありますが、このseton法の難点は、治療期間が長いという点と、ゴムで患部を締め付ける方法であるため、日常痛みなどの支障が通常の手術よりも長引く欠点があるので、程度や状況により使い分けます。最近当院でたまたまこの方法を3例立て続けに経験しました。いずれも1か月程度でゴムの脱落に至り、すべて痔ろうについても治癒しました。

日帰り手術の一番の課題は麻酔方法です。先日はある患者さんが他院で日帰りでALTA療法を3度も行なったが治らないということで当院で治療をすることとなったのですが、前医では局所麻酔で外来で行うやり方だったようです。当院ではしっかりとした麻酔、つまり短時間ながら眠る麻酔をしてからのしっかり局部麻酔をするのと、手術台や体位についてもしっかりとした体制で麻酔手術を行うので、中途半端で再発しやすいような手術にはなりません。眠り麻酔が有効な理由はいくつかありますが、まず、このALTA療法は粘膜下層に注入するのですが、ぶらついたイボ痔については、ほんの少し固有筋層付近にも薬液が浸潤するように注入する必要があり、それはawakeでやると絶対に痛いのです。awakeでやるとどうしても患者さんが痛がれば十分な治療をせずに終わってしまいがちとなります。しかしその手技がイボ痔がぶらぶらしないようにするために必要な手技であり、四段階注入法とも言われるこの治療法のうち、第二段階に相当するものです。また、第一段階の注入、これが一番大事なのですが、それはしっかり麻酔を利かせないと肛門管の一番奥の場所になるため視野の展開が難しいのです。第一段階はイボ痔の痔核動脈の硬化収縮を起こさせる注入であり、根治性をあげるためには大変大事な手技です。これがちゃんとやれないと再発しやすくなります。

また、ジオンALTA療法を何回繰り返してやるかというテーマについては、以前ジオン研究会でも特集されたことがありましたが、施設によりいろいろではありますが平均するとせいぜい2回までとする、というものでした。当院では1回ジオン治療をして比較的すぐ再発したならば、従来のLE療法つまり結紮切除術を選択することになると思います。もちろんジオンを併用してなるべく少ない侵襲でということは考えながらもですね。ただ、幸い当院ではあまり再発はありません。high volume centerでの再発率は3%前後だということですが、当院でもせいぜい5%程度だと思います。

とにかく麻酔がキモになるのです。ただ、日帰り手術をするのに、麻酔がいつまでも残ってしまって、半日をクリニックで過ごすというのもまた時間がもったいないですから、なるべく手術が終わったらすぐに麻酔が解けて、なおかつ局所麻酔は効いているので痛みがなく帰宅できる、という優秀な麻酔が必要となります。当院の麻酔方法がそれです。当院での痔の手術での医院滞在時間は1時間です。手術麻酔と術後の説明込みです。これはなかなか他ではできないだろうと自負しています。

鼡径ヘルニアの手術については当院での手術はどんどん縮小手術低侵襲手術へ進んでいます。昨年11月に臨床外科学会で発表して以来、さらに低侵襲かつ根治性確保する手術を心掛け、安定した成績を維持しています。ちなみに鼠径ヘルニアの場合の医院滞在時間は1時間半です。

この時期は手術待ちの日数が短く済みますので、手術したいけどなかなか時間がないのでと諦めていた方はどうぞご相談にいらしてください。

 

投稿者: 三本木クリニック

2018.04.08更新

イボとひと口に言ってもさまざまなタイプがあります。ウイルスの型によって発現型が異なるからです。

普通に皮膚にできるものとしてはそれでも大体2種類に(かなり大まかに言ってですが)分けられます。そしてその二種類は治療も大きく2種類に分かれます。

発現型としては、アクロコルドンタイプの、小さいニョキニョキしたタイプの1ミリ程度のイボが多発するもの。頚部によく好発します。また、脂漏性角化症と呼ばれる扁平型の表面にぽつぽつとある、一見シミと見間違えるタイプのイボです。これらのタイプのイボは内服薬では治らないことがほとんどですので、物理的に除去します。当院ではラジオ波という手術器械を使用しますが、病変が4ミリ以上などの大きなものでなければたいてい術後1か月もすれば跡形もなくキレイになります。

一方、いわゆる尋常性疣贅といわれるタイプのイボ、これは真皮に根を張るタイプで、血流供給が豊富で、簡単には治りません。外科的切除をする場合もありますし当院でもたくさんの経験がありますが、多発したものやあまりにも巨大なものが多数ある場合にはいきなり手術をするのは大変なので、まずは内服治療から開始します。単発のものや比較的浅い部位に発生したものは外科的除去でラジオ波で良いと思いますがケースバイケースです。乳幼児から小学校低学年の小児の場合、単発でも手術は怖がったりして安静にできないので内服治療のみで対応することが殆どです。そしてほとんどが3か月程度で完治します。内服治療の適応を最近では成人にも拡大して対応することが増えました。1年かかって多発表面型疣贅が内服だけでほぼ全部消失した事例を経験してからです。ポイントというか重要な点は、毎日きっちりと内服治療をする、ということです。それができないと、小児だろうと成人だろうと良い結果には至りません。成人の場合、半年程度は内服を継続する必要があると思います。まだ小児ほど経験値がありませんが、そういう印象があります。3か月以内でグイグイ治る成人のケースもあります。

まとめると、

イボの治療には大体2種類ある。ラジオ波で焼灼切除する方法と内服治療。最近では小児も大人も内服治療を推奨することが増え、成果もかなり上がってきた。ただし、内服治療が効くタイプのイボと、効かないタイプのイボがある。幸い、内服治療が効かないタイプはラジオ波で簡単にキレイに除去できる内服治療が効くタイプのイボは、多発しているもので埋没タイプのもの。小児なら3か月程度で大体治癒する。大人の場合半年は覚悟した方が良いが、いずれにせよきちんと服用すればかなりの率で跡形もなく治癒する。

ということです。

内服治療の具体的内容についてはあまり教科書的には記載されていないので、注意が必要です。ヨクイニンだけでは難しい、ということです。当院はある一例報告の文献をもとに治療を始めました。その程度ですので、教科書には一般に載ってない処方です。

投稿者: 三本木クリニック

2018.04.05更新

3月も花粉症がひどかったですが、、4月に入ったらモノスゴイキツイです。

黄砂によるアレルギー症状についても徐々に研究されはじめており、どうやら花粉プラス、ハプテンとしての黄砂が余計に悪さしているようです。

考えたら単なる砂にすぎないのに、あまりにも細かすぎるとやはり生体に何かしらの異物反応を惹起させるのでしょうね。それはアスベストや粉じんによる健康被害も同様かと思います。

さらにPM2.5やら何やらというものまで吹き込んでくるわけですから、この時期は何かと大変です。

私の場合、内服と点鼻と点眼の3種盛りで治療して何とか対応しています。このようなバランス治療をお勧めします。

この時期しばしば会話にでる「花粉か風邪か分からない」というセリフは、たいてい花粉だと思った方が良いでしょう。でもまあ対症療法として、ノドが痛ければ痛みを緩和する治療も当然併用します。つまり、抗生剤を要するほどの感染性のものはあまりないよ、という意味です。

投稿者: 三本木クリニック

前へ
  • まずはお気軽に
    当院へご相談ください
    内科/小児科/肛門科/外科/形成外科/皮膚科/美容
  • common_tel.png