当院で今年1月から稼働している美顔機器ノーリスですが、まだ比較的新しい機種ということで、昨夜、専門家による症例経験を勉強させてもらえるウェブセミナを視聴しました。
当院では初回照射ではデフォルト設定で実施し、以後は患者さんの状態に合わせてパラメータを調節しています。
ただ、強ければ良いばかりでもないのでそこは専門家の実践経験が大変参考になるわけです。
かつ、このノーリス、改めて知ると、これまでのフォトセラピーにない、より病変に特異的に作用する機能が備わっていることが分かりました。つまり、無駄に正常部位をやっつけずに、結果的にダウンタイムを軽減できるということです。
またさらにこのノーリスは、拡張性が広く、フラクショナルレーザーや、ロングパルスYAGレーザーのハンドピースも接続できるということで、当院では別の機種ですでにフラクショナルは持っていますので、血管病変により効き目が強い、YAGレーザーは新たな戦力として魅力を感じた次第です。ロングパルスYAGレーザーは、(血管豊富なタイプならば)イボにも効き目があるので、そこもありがたい機能です。
通常のIPL機器では難しい、もやもや血管病変(肝斑も)や表在性血管病変に、ノーリスが有効であることの理由は、その出力波長の工夫にあるそうです。そしてそれは前述したように、ダウンタイムが少ない結果にもつながっています。
当院ではこのように、新型フォトセラピー機器のノーリスと、従来型の機器と、2つ備えています。ノーリスは7千円、従来型は4千円で提供しています。従来型タイプでも昨年まで保有していた機種よりはアップグレードしたものですので、パワーは弱くないですが、ノーリスのほうがさすがに洗練度は上というのはありますね。
通常のシミにはQスイッチレーザーも相変わらず頑張っていますし、そこへYAGが追加となれば、ほぼすべての皮膚色素病変に対して治療できることになろうかと思います。どうなりますか、、、値段次第ですね、、、。
当院では、小さい人から高齢者まで、すべての人たちが、心身ともに何か、元気に楽しく強くなれるような、そういう医療スタンスを提供したいと、いつも思っています。すこしずつですが日々向上していきます。