今の時期は1日の中でも体感気温が変わりやすく、また、花粉症の時期でもありますので、しばしば聞かれるのが、
「風邪か花粉か分からない」という症状です。
私自身も長年の花粉症もちで、まさにそういう症状のことは度々経験します。
私の場合ですが、まず花粉症の治療をして、それでも何か変だな、となると風邪の合併を考えるのですが、梅の花がよく咲いてるこの時期から桜が終わるころまでの間、花冷えといって、実は結構まだまだ体は冷えやすいころなのですね。
私自身、運動不足だとすぐに冷えやすいので、大げさかもしれないけど、冷えは万病の元だなあと考えたりします。
冷えは受動的に温めてもなかなか効果が出て来づらいです。布団かぶって寝ていても、全然温まらなくて、やむを得ず暖房つけて部屋を暖めるんだけれども、それはそれで空気が乾燥してしまって、ノドや鼻の粘膜を痛めることになってしまいがちです。
受動的な温めでいうと、サウナや温泉が想起されますが、サウナは脱水気味の人、水分摂取が少ない人では逆効果だろうし、温泉の場合も水分摂取が必要なのですが、温泉の場合には四肢末端は循環が良くなるけれども体幹がむくみやすいというデメリットがあります。
結局、芯から能動的に温めるには、勇気と気合をもって、ずばり、有酸素運動を最低でも30分以上、通常1時間といった風にして自発的に発汗するような発熱を促す行為が一番良いことになります。つまり、内側から内臓から温まるわけです。有酸素運動では内臓の動きも良くなりますので、飲食も消化吸収しやすくなります。
かくいう私、先週は風が強くて寒い日が多かったのと、ランニングはやはり週2しかできなかったのと、土曜日夜寒い日も会合で出かけていたりして、結局は冷えでしょう、水曜日にはおなかをこわしてしまい、昨日の日曜は午前中から昼過ぎまでずっと寒くてしかたない状態でした。昨日の場合、ちょっとした風邪状態だったと思います。葛根湯を服用しつつ、花粉症の薬も服用しつつ、しかし冷えはやはりなかなか温まらないので、一人トボトボとランニングをしました。午後の無風状態となった少し暖かくなった時間帯を逃さずに、今だ、とばかりに。
例によって1時間もかかって走ったら、首こりと後頭部の頭重感と体全体の冷え症状がすっきりととれました。しかしそれで安心してはなりません。すぐに風呂に入って汗を洗い流して頭もちゃんと洗って、というフォローが大事なのです。以前、着替えだけして次の用事にでかけたことがあるのですが、それではやはりダメなのでした。風邪ひいてしまいます。
葛根湯を服用することで同様の効果を得るためには、エキス剤では弱いので1回に2袋ほど服用したほうが良い印象があります。そして暖かくする、ということです。
ともあれ、こういう場合でもやはり運動、とくに有酸素運動というものは、しかもじっくりと焦らずに時間を1時間かけて行うということが、やっぱり体には良い効果をもたらすのだということを、改めて思うのでした。
体重を減らそうと思うと週3回以上は走らないといけなくて、しかも腹八分未満を心掛けることで初めて少しずつやせるのだろうと思います。実際週5以上走っていたころは飲食は全然制限せずとも太ることはなかったのです。年齢や普段の活動程度などの個人差がありますので、このあたりの収支バランスは各々いろいろ各人検討評価すれば良いかと思います。
ともあれ今年度はコロナなどの対応で運動する回数が減ってしまいましたので、これからは暖かくなるし、まずは週3回に増やすことから意識しようと思います。
低体温は免疫機能も下げますからね。さて今週もボチボチと頑張りましょう。