ドラえもんの話で、台風のフー子、というのがあるんですが、
この話では、生き物を飼うということは安易ではないこと、異形の生き物として生まれてきたことを本人も家族も苦悩しつつ、どう社会に適合できるか、ということ、そして、友情というのか愛情というのか、そういうお互いの気持ちということと、自己犠牲、といったいろいろな重要かつ重いテーマが含まれている、珠玉の作品です。
私が小学生のころに出会ったこの作品が、53歳のいまでもなお、ときどき思い出されるというのは、どういうことだろうか。
全然関係ないような別の作品だけど、吉田拓郎と中島みゆきが歌った、ファイト、という曲、これは以前にもブログで紹介したことがあるんだけれど、
みんな頑張って生きるしかないし、頑張って生きてほしいなあと、思うんですね。体だけは大事にして、、、。
都心では若い子に梅毒が流行っているというが、現代の日本においてはこれは海外からの流入によるものが発端になっていることは容易に想像がつくんですが、問題なのは、そういうことになってしまうプロセスが、無知慮に蔓延しているという、都会の若者の精神異常の流行とでもいうべき病理に由来するという点が、一番の原因だという点なのです。それは、同様に流行っているらしい、薬物で遊ぶことも同じ精神構造であって、自己尊厳感の欠如や生命力の低下により、肉体を破滅させてもいいとまで思ってしまう自暴自棄行為なのです。意図的な犯罪行為も結局は同類でしょう。
人間は誰しも弱いものです。弱いなかで、だけれども、その場その場で必死こいて、とりあえずは一所懸命に生きるしかないわけで、そこはもう諦めて進むしかないんですよ。
長寿社会になって、相対的精神年齢が、肉体年齢もそうかもしれないが、どんどん低年齢化しているのも、生命力の低下と一種関連があるのではないかと、そして、その根本原因は一体なんなんだろうかと、思う今日この頃です。
ともあれ、人生は闘いなんだと、諦めて受け入れて、闘うしかないんだから。わずかな炎でもとにかく心に灯してね、闘おうじゃないか。
その結果、何がついてくるかっていうのは、何かっていうと、成長ってやつですよ。全てにおいて。生き物というのは、実際そういうふうにできている。