コロナ災禍問題がかれこれもう3年となりました。
それ以前から世の中が疲弊し、うつ病患者さんが増えてきていたところへ、さらに打撃となっています。
睡眠に効くという効能で乳酸菌飲料が爆発的に売れているのは、背景を推して知ることができるというものです。
健康食品で有意差をもって薬効があるというのは相当難しいことであるわけですが、睡眠障害ならば、効能がプラセボ的な健康食品よりかは健康保険で効能が認定された処方のほうが確実な効果が得られます。
とはいえ、いわゆる依存性が懸念されるベンゾジアゼピン系薬剤やそれに準ずるものはちょっと、という場合、漢方が有効です。
若い子は体力があるから寝るのも得意ですが、更年期以後の中高年となると、眠りが不得意になってきます。
それを苦にしなければ別に構わないのですが、ちょっと困るなあ、という人には、漢方薬をお勧めします。
使い方や種類選択にはいろいろあり、実際の診察や問診により決定しますが、大方のタイプに適合するものは2種類あります。
そして使い方は眠前に服用する頓服方式で構いません。朝起きづらくなる懸念もありません。つまり安全性や依存性の面で優秀なのです。