院長BLOG

2022.11.11更新

木曜の夜というのは、結構蓄積した疲れもでてきてなかなかシンドイんですが、その木曜だった昨夜は、日進おりど病院にてセミナーに参加しました。

IBDとは炎症性腸疾患、つまり、潰瘍性大腸炎とクローン病です。

クローンは頻度も少なく専門的治療が必須なので小規模病院やクリニックでみることはほぼないんですが、潰瘍性大腸炎は年々その症例が増加傾向にあり、軽症例や裾野症例をクリニックでフォローすることが将来的に必要となる、という話でした。

いわゆる病診連携とからんでくる話です。

そもそも潰瘍性大腸炎は、本来ステロイドで対応するのはあくまでも短期的なものであるべきであって、主として5ASA製剤を用いるべき疾患です。なおかつ、発症後8年経過すると発癌のリスクが急に上がってくるこの疾患は、ともかくも寛解状態を維持することが必須なのです。

一番の治療選択肢はその5ASA製剤で、内服や注腸剤がありますが、この薬の特徴はあくまでも局所に張り付いて効能を発揮する点です。病変の範囲によって使い分けます。

局所に効く薬なので、つまり、どれだけ内服しても、胃腸を通過する際のパッチとして作用するので、血液中に入り込まないので良いのです。用量による副作用が無い。現状では1日1回だけ内服すればよいという、簡便な内服薬もでてきているので、比較的軽症であれば、そしてちゃんと治療を継続していれば、かなりの率で寛解維持が可能のようです。

当院は日進おりど病院さんとはかなりいろいろ症例の紹介や連携をしておりますので、地域連携という観点から、この疾患についてもコラボしていければと思います。頻度はそれでも低いんですけどね。

 

投稿者: 三本木クリニック

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