院長BLOG

2022.05.26更新

今年はコロナウツだの五月病だの、なにか心身症の様相を呈したような患者さんが目立つような気がします。

かくいう私自身が「今年の5月はどうしてこんなにしんどくて怠いんだろう」と不思議に思うほどです。

3月4月の疲れが蓄積して、というのは確かに否定できませんが、いろいろ考えた結果、これは気象病(季節変化による)ではないかと結論づけました。

というのは、今年の5月はゴールデンウイークから今一つすっきりとした5月らしい天候気候ではない印象が強いです。まるで梅雨のような印象があります。

実際、そろそろ梅雨入り近い湿度と雨の天気が増えてきています。結果として、カラッと快晴5月というのが少なかったと言えます。

ということは、当然、ただでさえ春から夏へ向かう変化にやられる時期、かつ、新年度なり社会的環境変化もある中、今年はとくに気象病としての5月病が増えたのではないかということです。

よって、安易にうつ病だと決めつけて、簡単に抗うつ剤や睡眠剤を処方しないようにしたいところです。

運動についても、しんどくてちょっと無理、という場合には無理せずに休みましょう。私もこのところはそうしています。ストイックに毎日やりつづけることもときとしては称賛すべきことですが、やはり何ごともバランスということが重要です。

ともあれ、今年の5月病風患者さんが多いのは、気象病によるものだと結論づけておきます。体がダルくて通常の業務ができないからといって、自分や相手を責めないように。長い人生、いろいろあります。焦らなくていいです。休んで、また出直せばいいんです。もちろん、やれるならやりましょう。普段の根性努力は必要ですから。

投稿者: 三本木クリニック

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