院長BLOG

2021.10.22更新

昨夜は本当に少人数だけ集結した、サテライト形式の講演会に参加してきました。

インターネットで配信されたこともあって、名古屋での会場では数名の参加者のみでしたが、意外に良い勉強になりました。

新しい高血圧の薬ですが、慢性心不全の薬でもある、ARNI(アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害剤)という新しいカテゴリーの薬に関する講演会です。

実際にこの9月で発売開始1年となり、世界115か国でもすでに使用されているので、そろそろ一般化してくることだろうと思われますが、従来の降圧剤や心不全薬もいろいろあることもあって、まだ本格的な導入はこれから、といったところでしょう。

具体的な特徴としては、従来からあるARBというタイプの降圧剤に心房ナトリウム利尿ペプチド増強作用の薬剤を結合して作られた新薬です。

これは腎機能の保持をしつつ、ボリューム負荷の心不全や高血圧に効く薬であって、従来にはなかった組み合わせです。もともとナトリウム利尿ペプチド(HANP)の内服薬というのがまだ世に無く、重症心不全の注射治療剤としてのみしかありませんので、その機能を増強する作用の内服薬の利尿剤というのがこの薬剤には含まれているところが新しい。

これからはこういう薬が高血圧性うっ血性心不全の患者さんに第一選択となることだろうと思います。まだ専門家の先生らによる使用もこれから本格化されてくる時期なので、町医者としてはそのあたりの動向を見守りながら採用処方していきたいと思います。

最近はウェブのセミナーが主流となっていますが、緊急事態宣言も解除となったことだし、やはり実際に現地開催(たとえそれがサテライト会場だとしても)の場に赴いて参加する、ということが実効性がある勉強のスタンスだと感じています。

また少しずつこういう会が増えてくることを期待しつつ、少しずつでも勉強とか知識のアップデートをしていこうと思います。

 

投稿者: 三本木クリニック

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