院長BLOG

2021.06.07更新

当院に長いこと通院されており、80ー20(80歳で自分の歯が20本以上ある)を余裕でクリアしてる方が、今回も私の著書を購入してくださったと報告していただきました。

「難しいところは頭に入らんけども、読み飛ばすことはしないで読んでるよ」

と、驚きのコメントを頂きました。

読み飛ばさずに読むというのはなかなか忍耐と頭脳を要する作業なので、これは凄いことだと思いました。

私も最近は緊急事態宣言の影響で、外来診療が少し暇になったこともあって、またあれこれと本を読みだしたところなのですが、どうしてもグダグダした内容や本質に関係なさそうな部位は読み飛ばしてしまいます。本によりますね。専門書などは読み飛ばすとたいてい内容が分からなくなるから結局じっくりと読まざるを得ない。

私の本の場合、講演会というのか研究会に参加して得た知見の紹介をあちこちに交えたエッセイ本なので、いわゆる書き下ろし本ではないので、それなりに抜粋して凝縮した内容となっています。よって、この患者さんのように、ゆっくりじっくりと読んでいただければ良いかなあと思います。

私は認知症の入所者さんが大勢いる特養老人ホームを12年も担当して見ているので、認知症になる患者さんとそうでない頭脳明晰な人と、その中間の患者さん、というのをいろいろ観察してきました。

どういう傾向で認知症になるのか、ならないのか、そして中間か、ということについて私の頭の中にはそれなりにイメージができあがっているように思っています。

勉強している人、世の中のトレンドについていっている人、目、耳、歯、足腰がしっかりとメンテナンスされている人、というのは、どうやら頭脳明晰な高齢者となる傾向があるように思います。

私の本は医者の書く専門書でもなく、有名人が書けば価値はあるんだろうけども一般人が書いても読者には何の意味もないような、ぼんやりしたエッセーでもなく、言ってみれば、昔シリーズで何巻も出版されていた「読むクスリ」のような本かなと自負しています。

昔流行った「読むクスリ」は、たしか雑誌の連載をまとめた本だったと思います。いろいろな著名人や成功者やらのエピソードを取り上げて、人生にちょっと役立つ生き方のヒントのような内容を提供する本だったように記憶しています。一方、私の本は、誰かにインタビューしてどう、というものではありません。すべて自分の中から出しています。私という人間をしらない人からしたら、また、異様にローカルな内容ということもあり、どこまで読者にとって有益なことがあるかなあと、ちと申し訳ない気もしなくもないですが、かりに私の患者さんでなくても、日進市や愛知県の人が読者でなくても、それなりに読めるように、と考えて作っていて、なおかつやっぱりローカルな内容となっています。これはこれで一つの新しいカテゴリーじゃないかなと思っています。

 

投稿者: 三本木クリニック

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