院長BLOG

2021.05.05更新

少し前、ラジオ番組で中年の芸人さんが話していたことですが、最近はさすがに健康を考えて運動を始めている、というのですね。

その人は昨年いろいろとストレスなどで体調を崩すようなことがあって、生活習慣も見直さないとヤバいなと思ったらしく、さりとて、どうせなら続けなければ意味がないということで、たしか毎日40分程度、2,3kmをゆっくり走るということを始めたのだといいます。

普段ランニングをしている人からみたら40分程度で2,3kmというとずいぶんゆっくり、というか、歩くより遅い?というように思うかもしれません。実際、歩いている人に追い越されるそうです。

でも、その程度の負荷がその人には続けやすいということで無理しない設定にしたそうなんですね。それで、それでも体調はみるみるよくなってきたと言います。どんんだけメタボ生活だったんや?と思いますが、芸人さんというのはそうなのかもしれませんね。飲み会などは多いでしょうし人付き合いが仕事のようなところがあるでしょう。

実際、コロナ感染した有名人などの報道を見ると、どうしても隠れ宴会が原因じゃない?って邪推してしまう人が目立ちます。これはたまたまなのかどうなのか分かりませんから一概には言えませんけれど、芸能人やスポーツ選手というのは宴会に呼ばれやすい、宴会好き、ということはどうしてもあるでしょう。普通の職業と違いますからね、、ことにテレビタレントとなると、余計にそういう傾向にあるだろうな、と。

ともあれ、どんな職種であれ、中年になったらいよいよ健康のありがたさや重要さに気づくことは、その先の人生にとって、早く気がついて良かった、と思うほど、命に直結する大事なことです。

先述の芸人さんのように、わずかずつでも毎日継続できる内容を設定することが、メタボ対策には大変重要で、思いついたその日だけ、というのではダメだし、いきなりハードな内容でも続かないでしょう。

まず続ける。その上で、徐々にレベルを上げていく、というのが一番だと思います。自分の健康維持は「イイ格好しい」でやるのではなく、あくまでもその人なりの課題やできる範囲によって決まるので、最初は30分とか1kmとか2kmとかでもいいじゃないでしょうか。最初は歩きで徐々にジョギング、というふうでも良いし。

私もちょうど去年の今頃から、本格的登山へのリベンジを目標として少しずつ愛知池のランを始めたばかりですが、結局は日課となっています。自然自然に、自分にはどうすると良いか、というのがにじみでてくるんでしょうね。週に3回だけでなく毎日のほうが良い、というように。

運動、とくに自然の森や山や池や川、といったような、あまり自動車がワンワンいないようなところ、信号交差点などがないようなルートでの運動をすることは、単に肉体だけの効果だけでなく、何度もいっているように、精神への効果もあるんですよね。

バイクやドライブもその時によってはストレス解消にもちろんなりますが、運動効果はどうかというと、クルマはどうしても良くはないですわね。バイクはまだ運動効果があるにしても。自転車とかスポーツジムとかもいろいろあるでしょうけれど、地べたを歩く、走る、ということが結局は一番足腰の基本になることは間違いないことでしょう。

脳内セロトニンを増やすためには朝の光を浴びながら散歩なりランニングなりをすることが必要だと、精神科ユーチューバー作家の樺沢先生がいつもおっしゃられています。朝から晩まで室内で日光を浴びることができないような仕事ではどうか、というと、たとえば土日や休日には朝の光を浴びるようにするのと、運動に関しては夜でも全然そん色なく心身ともに好影響は実感できます。

たとえば夕食後、1,2時間後というのは、最も血糖値が上がりやすい時間帯です。その時間のころというのは、通常のお仕事をされている人ならばまだ寝るには早い時間でしょうから、その時間に1時間、運動、ジョギングなりウオーキングなりをすると一番に、食後高血糖にならないために有効なんですね。なおかつ心身ともに浄化作用があるんです。軽く汗をかく程度どころじゃなくて、大いにジャバジャバ発汗しましょう。デトックス効果はすばらしいです。最近はあまり流行ってないかもしれない岩盤浴で発汗するよりも自分でサウナスーツのように服を着て運動するほうが健康的だと思います。もちろん、脱水により脳や心臓や腎臓にリスクがある動脈硬化の背景をもつ人は程度を考えないといけませんけれど。

コロナの感染拡大は変異ウイルスの影響もあってでしょう、感染力が去年よりも倍増しています。もはやマスクやアルコール消毒をしていればOKということではないようです。だからマスクが不要とまでは言いませんが、いまの変異ウイルスの場合、空気感染よりも接触感染による伝染が主となっていて、なおかつ、少しのウイルスでも体内に浸食する力が強いのだろうと推察されます。

むしろ、自分の免疫力や心肺能力を高めておくことの方が、消毒作業に腐心するよりも自然免疫を獲得するのに重要ではないかと思っています。とにかく、当初のウイルスの性質とはどうも違っているように思います。だからこそ、木々に囲まれた場所でのランニングや山登りなどは非常に良いことだと思います。当院では免疫効果目的に漢方なら補中益気湯の処方もしますし、免疫向上機能を有する特殊な乳酸菌の販売もしておりますが、運動をせずにそれだけ、というのは片手落ちのように思いますね。

精神疾患で、ひきこもっていたり、精神的な由来からくる身体症状で悩んでいる人は、私に言わせればたいていは運動不足です。運動をしましょう。体のめぐりを良くすれば脳のめぐりも良くなるんです。

最近はコロナ不安が社会現象になっていますが、それに伴って、いろいろな財テクで老後や将来不安に備えましょう、とか、ポストコロナ時代には消滅する職業や新たに発生する仕事など、社会のリストラが劇的に進んでいる、云々と、いろいろな媒体で不安をより一層あおられている印象があります。たしかにそういうこと、つまりお金の問題も大事でしょう。ただ、まずは自分自身が健康体であること、持病があるのならそれを良い状態に治療し維持しておくこと、ということがすべての財テクの前にしておくベースではないでしょうか。

いつもいうように、コロナだから一切外出しない、誰とも会わない、家でひたすらテレビ見て、食べては寝て、アルコールの量もどんどん増えて、というのは、最も不健康なことです。これは採血などで一見正常に維持されていたとしても、それはあくまでも皮下脂肪に蓄積させてなんとかしのいでいるとか、肝臓に無理を強いてガマンさせているとか、薬の効果でとりあえず正常に維持している、というだけのことであって、いずれ破たんすることは明らかなことです。ことに肥満はコロナ肺炎の死亡率を有意に悪化させる要因であることがデータとして出ているし、肥満はおなかがパンパンになって、臥位になったら当然横隔膜を圧迫するので肺活量が減るし、肥満体を生存させるために心臓に必要以上の負担を日頃から(じっとしているだけでも)かけているわけだから、データで証明されなくとも過剰な肥満がコロナに限らずあらゆる病気に悪いことは常識で理解できるはずです。肥満の人といっしょに、試しに100メートルだけでもジョギングしてみましょうか?どうなるか?当然息絶え絶えになって100メートルもまともに走れないことでしょう。コロナなどで肺炎になったら、肺の機能が低下するわけだから、日頃どれだけ予備能力があるかによって生死が分かれるのです。ちょっと走っただけでゼイゼイするようではリスクが大きすぎるということです。

肥満で糖尿があって、そのうえあろうことかタバコまでバカスカ吸って、一言しゃべるだけでタンが絡んでヒューヒューいっているようでは、若いひとでもコロナにやられたらイチコロでしょう。それがまだ未成年の子供さんを今後も扶養しつづけなきゃならない立場だったら、それは無責任というものです。自分で生み出したものを一通りの年齢になるまで食わせるのは親の義務です。ならばどうするのか。悪い習慣を今すぐ断ち切ることです。酒でもタバコでも麻薬でも、刑務所に入ればやめれるんです。なきゃないで済むんです。ついでに言えば、パチンコだってそうですよ。無駄にお金を捨てることはないでしょう。仮にタバコとパチンコをやる人が居たとして、その人に言いたい。それらに毎月いくら支払っていますか?タバコは大抵毎日1箱でしょう?パチンコだって、いまどき1回1万円はドブに捨てることになるでしょう?月4回パチンコやったとして、4回のうち1回は勝ったとしても他は負けるわけだから、よほどのパチプロでもないかぎり、月に3万は捨てることになる。タバコは1箱500円だから、、、タバコとパチンコをする人だと月に4万5千円は無駄ゼニ払っているわけです。しかもいずれも心身ともに不健康な結果となる。吸ってるときや、玉打ってるときは無心になったりとか、頭がぼーっとして楽になるとかあるかもしれませんが、その後が虚しいだけです。体にも悪い。どうせ依存するのなら運動に依存したらいいんだけど、自分に敗ける人というのはなかなかそうはいかないんでしょうかね、、。自分の子供にそういう恥ずかしい姿を見せ続けているわけだ。そしてそういう生き方で良いんだと子供は勘違いしますよね。負の連鎖が続きますよね。

そんな大げさな、と思われるかもしれないですが、もしそう感じた人は、もうヤバいです。自分は依存してない、自分はパチンコ中毒じゃない、ニコチン中毒なんかじゃない、アル中でもない、といっている人。毎日吸ってる、呑んでる、定期的にホールに行ってる、という時点で依存症かつ中毒です。何を「違う」という根拠があるというのだろうか。毎日やってる時点でそれは依存症なんです。例えばアルコールでいうと、血液検査で数値に異常がでているほど飲んでいるのはアル中なんです。アル中の末期症状のことをアル中というのではないんです。

依存する心というのは、現状がつまらないし面白くないし、不満だし不安だし、というところから来るわけですが、仕事や趣味やそれこそ運動で、楽しいことを見つけましょうよ。ある80歳のおばあさんは銀行などで普通に定年まで働いて、退職後からパソコンを学び始めてハマり、自分でソフトをプログラミングしたり、いまでは政府からおよびがかかってプロジェクトに参加するなど活躍されているそうです。その人曰く「70,80歳なんて伸び盛りよー」と。楽しさはどこに転がっているか分かりません。それは自分自分でいろいろ異なるでしょうから、自分でいろいろな体験をして探すしかない。このおばあさんなどはもちろん特殊な一例ではあるでしょうが、楽しみはいつの年からでも探すことができるということです。タバコ、酒、ギャンブル、といった病的依存の毒物から他の健康的なものに変換することが、先々の自分の元気で長生きで経済的にもボチボチ安心、という状態のために必要なんじゃないでしょうか。精神科に通院されているケースでも、本物の器質化した疾患以外の疾患ならば徐々に大量の薬からの脱却が可能なはずです。依存心をどう克服するか、だけの問題なんです。それが難しいんでしょうけれど、結局は暇だからそうなるんです。何かしらスケジュールをいろいろ組んでみてください。アルバイトとか仕事ならお金も稼げるしなお結構。コロナで仕事がないとかいう話もあるようですが、それは仕事を選ぶからでしょう。選ばなければなんでもあるはずです。いままでのキャリアとかプライドとか、そんなものは他人からしたら一切関係ないです。

パチンコやる暇あったらコンビニでもなんでもアルバイトしてみたら良い。タバコとかパチンコやってて毎月何万もそれに浪費しておいて、「小遣いがないから好きな事ができない」とか言ってる人。そんなのに誰が救いの手を差し出すと思います?

 

表題からずいぶんと離れた話になってしまったのでこのあたりで終わりにしますが、一事が万事というか、このあたりのことはすべてリンクしているのです。病気と、それに対して運動をする、健康になる、ということは普段の嗜好行動とも密接に関係している、ということが言いたいのです。そして現状の不甲斐なさや不安や不満、さらに将来の不安解消のためにも重要なことなのです。

 

投稿者: 三本木クリニック

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