院長BLOG

2021.02.15更新

昨日日曜日は、愛知県独自で、医療関係者向けの、新型コロナワクチンに関しての講演会がyoutubeで公開されました。

医療関係者向けといいながら、発起人が愛知県の衆議院議員で医師の今枝さんという方であったためか、一般の人たちでも視聴できる状況でした。非常に分かりやすい内容でしたので、一般の人でも視聴して勉強すると良いかと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=i8Vg6G6bwo0

この動画で学んだ点を要点だけ示したいと思います。

ファイザー、モデルナ社のワクチンはいずれもmRNA(メッセンジャーRNA)タイプで、2回の接種で有効性は95%と高率

このタイプは生ワクチンではない。すなわち、ウイルスそのものを原料としているわけではなく、感染のリスクはゼロ。mRNAを人体に投与することで、人体の細胞の中でそれからつくられるたんぱく質を誘導し、そのウイルス情報をもつたんぱく質を異物と認識する免疫機能が発揮されて、抗体作成を促す。

このワクチンによって、コロナに感染するリスクはない。

投与したワクチンは、その後は速やかに代謝されて10日ほどでほぼ消失してしまう。(おそらくそのために、皮下注射でなく、筋肉注射にする必要がある)

アストラゼネカ社のものはDNAタイプ。DNAを、無毒化したアデノウイルスをベクターつまり媒体として使用して人体の細胞内に届け、そこで上記mRNAタイプのワクチンと同様の流れで抗体産生を促す。

コロナワクチンによる副反応は、注射部位の痛み、だるさ、頭痛、発熱、筋肉痛、寒気、といったもので、その頻度は0.5%程度。約3週間の間隔をあけて2回投与するのだが、これら副反応は2回目のときにおこりやすい。

重篤なアナフィラキシー反応の可能性は20万人から40万人に一人の確率ということだが、そういう稀な副反応を来たすのはアレルギー体質の人がほとんどである。またアナフィラキシー反応は摂取後30分以内に発生するので、ワクチン注射に過去に重篤なアレルギー反応を示した既往のある人の場合には30分は注意をする。

ちなみに、抗生物質によるアレルギー反応の頻度は一般的に0.02%だといわれているので、それよりもずいぶん低いリスクではある。

ワクチンは妊婦も可。むしろ、妊婦にコロナが感染すると重症化しやすいので妊婦も積極的に接種するべき。

mRNAタイプのものは安全性は非常に高いが、失活しやすい欠点があり、冷却保存管理が難点ではある。

コロナウイルスはインフルエンザウイルスのような多種類の抗原因子(インフルエンザウイルスはA型B型のほか、16種類のHA(ヘマアグルチニン)、9種類のNA(ノイラミニダーゼ)部分、さらに変異しやすい他のパーツにより構成されている)をもっていない単純な造りをしているため、毎年接種する必要はない。また、変異をするといってもインフルのような大きな変異はしないため、仮に変異株にあっても、ワクチンの効果は高いままである。

一般にワクチンの開発には年月がもっとかかるはずなのだが、今回コロナワクチンがなぜこのように早急に開発製造ができたのかというと、アメリカでは国がメーカーの損益リスクを担保することで、臨床試験と製造作業とを同時進行のようにして時短で行ったからである。臨床試験に参加した人数や評価はこれまでのワクチン開発のそれに決して劣ることはなく、むしろ感染者数が全世界にパンデミックとして広まったことから、臨床試験にエントリーする人数は通常以上に集まることができ、またその評価も統計学的にしっかりとしたものが得られている。

 

動画を視聴すれば、このほかにも質疑応答などでいろいろな情報が得られ、ワクチンに対する不安が払しょくできると思います。私も実はワクチンには一抹の不安を抱いていたのですが、今回の講演の説明によって、一切不安が無くなりました。安心して接種したいと思います。

 

投稿者: 三本木クリニック

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