院長BLOG

2020.06.28更新

糖尿病、高血圧、高脂血症といった、三大生活習慣病は、脳卒中や心筋梗塞や腎不全などの重大臓器障害を来たさないための予防治療が主たる治療になります。

つまり、治療中の殆どは、自覚症状がないわけです。

そうすると、どうしても治療をだんだんサボりがちになったり、そのうち通院しなくなったり、そういう傾向になりやすいです。

そこで、医師である私としては、自分の家族や自分自身のことを引き合いに出してまで、いろいろと治療の重要性を説くのですが、その際にこちら側と患者さん側の温度差が大きいと、大変悩むことになります。もちろん、こちらが、です。

本当に大事な患者さんと思えば思うほど(たとえば比較的まだ若い患者さんとか、生活習慣病以外でもいろいろと通院されている患者さん)、ついつい熱意が高じてしまって、結果的に相手にしてみればお節介すぎる説教、押し付け、医者の傲慢な態度、という風にとらえられかねません。

それで、患者さんの気分を害してしまうことも実はあることでしょう。それを後になって自分でも反省はするんです。それがずっと何日も頭を離れない。

申し訳ないと思う気持ちと、でもちゃんと治療してもらいたい気持ちとのジレンマです。

意図するしないに関係なく、早死にする「自由」というのもあることは、頭では、理屈では分かっているんですけれど、どうしても感情が許せないんですね。別にこちとら患者さんを支配しようというつもりはないんです。でもとらえられ方によってはそういうふうに思われてしまうケースもあると思うんですね。

だから予防医療というのは本当にややこしいんです。いっそのこと、、もう、、と毎度思うのですが、やはりそこはバランスの問題ですから、どちらにも極端に寄せるのもよろしくないんです。

つまりは、もっと謙虚にやらないとイカンなあと、反省しているわけです。なんというか、そういう時代です。

昨日、心臓外科教授をしている昔の友と会いましたが、心臓外科医で教授をしているのに反して薄給極まりないというんですよ。土曜日も夕方まで仕事してるし、日曜も午前なりには出勤して患者さんを見に行くわけです。外科医の性(さが)ですけれどもね、、。にしても、凄く高度な手術、命に直結する大手術を毎日のようにするのに、しかもそれが数々の若手を育成する指導すらもしているのに、その価値が十分に認められていない、ということです。あまりにもの謙虚さを強いられ、受け入れなければならないんです。心臓外科医ですら。

だから私も、ということにはなるんですけれどもね、。しかし、日々反省ですわ。

投稿者: 三本木クリニック

  • まずはお気軽に
    当院へご相談ください
    内科/小児科/肛門科/外科/形成外科/皮膚科/美容
  • common_tel.png