院長BLOG

2020.02.10更新

アジアでは中国武漢を発端として新型肺炎で死者800人以上とも報道されています。たしかにそれはそれで大変なことで、かつてSARSという肺炎が流行したときの死亡者数を今回超えてしまったそうですが、

実は今季、アメリカでは2000万人ものインフルエンザ罹患者が発生し、そのうち、すでに1万2千人以上が死亡しているという報道がでました。おそらくこの数字は今後さらに増加することでしょう。

それにしても、これは桁違いの恐ろしさです。また米国ではこのような大流行は10年ぶりとのことです。それにしても1万人以上が死亡する、というのは、阪神淡路大震災の死亡者の2倍ほどです。

一方、日本ではそこまでインフルエンザの流行はありませんでした。平年通りといった印象です。少なくとも今期、日本ではインフルエンザで何人も死亡したという報道はありません。

これは我が国の国民皆保険制度の恩恵かと思います。

米国ではトランプ大統領が出てきてから、オバマケアが立ち消えになってしまい、実質的に医療保険の面においては現状、完全に後進国である、ということが露呈した形です。

このことを、日本のマスコミでは何かに忖度してなのか、不思議なことに、あまり大々的に取り上げられませんが、実は大変な問題ではないかと私は思います。

米国の医療保険は基本的に任意保険ですが、それに加入していない世帯がとんでもなく多いから、まず診察を受けてインフルの診断となったまでは良かったが、その診察代ですでに高額となり、その後、タミフルの処方箋を受け取ったにも関わらず、その薬代を惜しんで我が子を死なせてしまう、ということが起こってしまっているのです。

日本のこども医療無料制度からしたら、天と地ほどの相違です。

世界でも稀な充実度を誇る、この素晴らしい日本の健康保険制度に感謝するとともに、世界のリーダーのようにふるまっているアメリカの内情を鑑みるにつけ、本当の豊かさとは何なのか、ということを考えさせられます。

投稿者: 三本木クリニック

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