院長BLOG

2019.12.02更新

先週土曜は夕方から表題の学会があり、参加しました。

各地区の肛門専門施設における手術手技を、動画によって見せる、ということで、並々ならぬ熱意の肛門外科医が集まってきておりました。

比較的クローズな会ゆえの良さというものがありました。時間制限や演題発表の順序に融通をきかせた司会進行、かつ、かなりざっくばらんな意見交換といったところです。

肛門手術、とくに今回は痔核の手術についての手技についてがテーマでしたが、基本的に目指すところと最終的な治癒という点では同じですが、やり方が本当に施設によって、医師によっても相当に異なる、というのが正直な感想でした。

それでも、肛門というのは非常に柔軟かつ再生力の強い部位で、あんなやり方やこんなやり方でも最終的にはキレイに治ってくれる、というのが実際です。

ただし、厳に慎むべきは、いたずらに手術創や侵襲を大きくしないことだろうと思います。また、手術時間も趣味のように長時間かけるのも問題です。施設によっては当院のような日帰り手術でもできる麻酔法を採用していないところがまだまだ多く、老舗ほどそういう状況ですが、いまだに10日から2週間の入院をルーティンにしているところがあります。

どなたかが発言していたことで、いまどき直腸癌などの手術ですら10日ほどで退院するご時世に、肛門の手術で10日以上の入院はいかがなものかというのがありましたが、それは至極その通りで、肛門手術という、どちらかというとアングラな分野といえども、患者さんの利便性を考慮し、時代にマッチした手術と治療期間というものを検討すべきでしょう。

当院の日帰り手術は手術法においてもなるべく侵襲を小さくする工夫をすることで可能にしているのもありますが、日帰りでできる一番の理由はその麻酔方法にあります。通常、入院治療を要する施設では腰椎麻酔(脊椎麻酔)にて行いますが、当院では局所麻酔と静脈麻酔によるものです。

手技についても、専門とされる施設、老舗と言われる施設での諸先生の手技と比べて、当院での手技は決して劣らないどころか、おそらくは、より良い術式というかやりかたを採用していると思います。これまでいろいろな肛門外科のセミナーや学会に参加しておりますが、毎回そう思います。そして、その中でも、一部でもより良いやり方をしているところがあれば、その方法や考え方を採用して、かつ自分自身の経験により、常にモディファイをしつづけております。

投稿者: 三本木クリニック

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