院長BLOG

2019.11.23更新

これから冬ですが、まずどういう影響が一番最初に来るかというと、乾燥です。

乾燥の影響は皮膚と粘膜に最初に現れます。

ノドとか鼻とかが乾燥すると、インフルエンザウイルスなどの病原体が付着停滞しやすくなります。

ウイルスなどの病原体にやられていなくても、乾燥というだけで粘膜は荒れます。そして痛くなってきます。

この、ノドの痛みにどういう治療をするか、というのが意外に手がすくなくて、とくに西洋薬ではまあどうでしょう、痛みどめとか、トラネキサム酸とか、トローチとか、うがい薬といったところでしょうか。

痛みどめは表面のノドの痛みとか軽度の炎症レベルで服用するにはやりすぎの気がしますし、トラネキサム酸は充血性の病態に有効ですが、これも初期の病態に使用するには第一選択とするには無理があります。トローチやうがい薬については、基本的に消毒薬ですので、あまり使いすぎるとかえって、粘膜障害を引き起こす可能性があります。とくにうがい薬については細菌性の膿苔でもないかぎり使用しなくていいはずです。トローチはのど飴効果として、唾液を増量させる意義はありますがそれだけではのど飴と何ら変わりないのですが、これにも消毒薬成分が含まれているので、基本的にはばい菌がないウイルス性のノドの炎症や乾燥性のノドの炎症に第一選択とはいえません。

ではどうするか、ですが、うがいにも使ってよし、飲用してもよし、という漢方があります。それが桔梗湯というやつです。

これは即効性があり、また、うるおい作用もあります。

慢性の経過症例には(ただし細菌感染所見が無い場合には)小柴胡湯化桔梗石膏という応用版の漢方もありますね。

これからの時期、こういう便利な漢方を使うとかなり未然に重症化を防げると思います。

投稿者: 三本木クリニック

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