院長BLOG

2019.11.21更新

昨夜は愛知医科大学にて、ニキビ治療に関する講演会に参加してきました。

最初の講演は愛知医大の講師の先生による、アクネ菌がサルコイドーシスの発生に関与していることもある、という内容。かなり衝撃的なことで、おそらく全部が全部とは言わないでしょうが、サルコイドーシスに対して、ミノマイシンという抗生剤が有効なことがあるという点、皮膚サルコイドーシスの発生部にアクネ菌が混在している点などから、今後のサルコイドーシスに対する治療戦略に対してパラダイムシフトを生じさせるかもしれない内容でした。

 

2つ目の講演が主たる演題でしたが、東京薬科大学からわざわざおいでになった先生による、薬学の立場からみた、ニキビ治療の薬剤選択といった内容。当院でもひととおりのニキビ治療として、内服、外用を処方できる体制にしておりますが、外用剤も作用機序のことなるものを組み合わせて使用することや、耐性菌を発生させないためにはどうすべきか、などについて、改めて再確認しなおす、というものでした。

ニキビ治療については、どちらかというとありふれた疾患でもあるし、市販薬でも対応可能であることから、あまりこの手の講演会は開催されないところですが、今回愛知医大と製薬メーカーのコラボにより、比較的めずらしい講演会なのでわざわざ参加してきたというわけです。

私がいま最も関心があるのは、30代前後の、生理周期に関連した難治性のニキビや、思春期のニキビの難治例に対する治療です。当院では保険診療でできることをいろいろしながらも、それでも難治性の症例にはフォトセラピーという武器があるにはあるのですが、できることなら保険治療のみで解決したいのはいうまでもありません。で、今回のような講演会というか研究会の意義があるというものです。私の現状の最大関心事に関してはまだ明確な解答がえられない状況ではありますが、昨日の内容をフィードバックしていきたいと思います。

投稿者: 三本木クリニック

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