院長BLOG

2019.11.15更新

昨夜はめずらしい講演会に参加しました。

爪水虫の診断と治療に関する、ガイドラインにもとづく講演会です。

いま爪水虫の治療は内服では3社3種類、外用は2社2種類がでておりますが、これらをどう使い分けるのかということと、そもそも診断をどうするのか、ということまで振り返って、ガイドラインの内容を参照しながらの内容でした。

問題点はやはり爪白癬に似た別の疾患をどう判定するのか、ということがまず1つ。顕微鏡検査で菌糸を見つけられなかったときに、ではどういう疾患なのか、ということ。

もう一つの問題点は、難治性の症例、病変に対しての工夫や薬剤の変更のタイミング。

さらにいえば。病型によってですが、いつ治療を終わって良いのか、という点。

 

このあたりになると教科書的な領域からだいぶ逸脱してきて、実践的にはなかなかそうそう半年でけりがつかない事例のほうが多い、という臨床現場での思いがどうしてもでてきます。そして今回の講演でも、最初の半年が無効だからといって諦めると勿体ないことがあることが示唆されました。

また、分厚い爪になってしまった場合には、適宜削り処置を行うことは有用であることも示されました。当院でももともとそういう考えは理解しており、個別に対応しているところです。

たかが水虫といっても爪水虫はなかなか厄介な疾患です。薬剤費も高額なので、モチベーションが維持することが大変ではありますが、高齢化社会において、感染源拡大阻止のためには、爪白癬の治療というのは大事なことではないかと思います。

投稿者: 三本木クリニック

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