院長BLOG

2019.11.11更新

昨日日曜日には毎度恒例のレーザー治療セミナーに参加しました。

今回は3名の講師の先生によるもので、いずれも愛知県の先生方だったので、より身近に感じました。

珍しいところでは豊田厚生病院の形成外科の先生も発表され、そこではロングパルスレーザーとQスイッチルビーレーザーの2種を用いているということで、基本的にはレーザー治療は少な目といったところですが、それでもちゃんと学会で発表するなどして評価しているところはさすがだと思いました。

そこでリアルな症例報告を数々みるに、なるほどロングパルスレーザーについてはやはり当院でいうところのフォトセラピーとかなり似ている、ということを思いました。ただし、疣贅に対してはフォトでは弱いので当院ではラジオ波を使用している、というところです。またシミや毛穴対策としては、いかにロングパルスレーザーといっても遅くとも3か月おきにはやらないと、効き目が上乗せされないということも分かりました。半年置きとかだと変わらないのです。ある患者さんの事例では、それで3か月おきにしたらみるみる改善した、という。

肝斑やもやもやシミに対して、低出力でのQスイッチを圧迫法で行う方法、これは和歌山の先生が開発したものですが、それを愛知の先生も実践してたしかに改善しているという報告もありました。当院ではもやもやシミは弱めのフォトでやるのですが、考えとしては似ていると思います。低出力Qスイッチ圧迫法は当院でもできます。ただし、やられている施設が少ないため、情報不足ということもあり、最近はあまりやっていませんでしたが、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス。最近では遅発性太田母斑というそうですが)にもその手法が有効であるということで、それもフォトでもいいんだろうけれども、その方法も試すべし、と感じました。

長久手の西堀先生の発表もあり、こちらは主として小児のあざの治療での色素レーザーとQスイッチレーザーの実践、といったところで、大変多数の症例数を誇る、全国的にも有名な施設です。著書もだされており私も読みましたが、要するに子供のあざは0歳の時から治療を開始するべし、という内容です。あざの治療については当院では基本的に受けておりません(とくに小児は)が、全国的に有名になると患者さんの数が増えすぎて大変だなあと思う面もありますね。

いろいろな有意義な発表報告があり、今回もたくさんの学びが得られました。ますます自信を深めたこともあるし、あらたにとりいれようか、という内容もあったり、です。

ただ、一つ思ったのは、まだまだレーザー治療フォト治療というのは、特にシミについてですが、各施設や医師によって、やり方や治療デバイスがバラバラである、ということです。そして西堀先生曰く、レーザーはただ当てれば良いというものではなく、当て方にも技術があり、またどのデバイスでなければならないということでもない(もちろん大まかな適応は決まっているものの)、というコメントが印象に残りました。そうなんですよね、機械機種はいろいろあるんだが、たとえばシミ治療という目標は同じだったりすると、その機種に応じたやりかたを医師がどう確立していくか、ということが大事である、ということなんです。それは専門専門外関係ないです。とくにレーザー治療というものは歴史が浅く、たいていは形成外科や皮膚科の先生といってもレーザーを最初から学ぶことはほとんどないでしょうから。

投稿者: 三本木クリニック

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