院長BLOG

2019.10.26更新

ときどき患者さんから整形外科的な相談を受けます。

四十肩とか五十肩の類は肩こりも同様ですが、結局は筋肉不足、姿勢不良が原因であることが多いと思います。

見るからに頸椎症などの器質的背景が疑われる場合は別として、よくある肩の障害に対しては、私が勧めるのは、横綱の土俵入りの真似をするストレッチです。

これ、結構筋トレにもなるんですね。肩甲骨を背中側に寄せるような動きをアイソトニックでゆっくりとストレッチするのです。

男性の私でももう古い言葉でいうに初老という年齢ですので、ちょっと運動しないと簡単に肩がグラグラになります。肩の重みは大変なもので、その重みを支える筋肉がしっかりしてないと、緩んでくるし、痛みもでてきます。女性はなおさらに弱いのでリスクは高いです。女性の場合は、痛みよりも肩こりとして発症することも普通です。

また、可動域を適宜広げる癖をつけていないと肩関節の可動性が制限され癒着の原因になります。そうなるとそれはそれで五十肩の原因になります。それもまた、土俵入りの動作で治療と予防になります。

 

膝の外側やら内側やらの痛みを訴える患者さんには、これもあきらかに高齢で膝関節の変形や腫れがある人は別として、比較的若い人で変形などの器質的異常がない場合には、スキーの回転のような要領で、もしくは反復横跳びをするような意識で、膝を左右にスイングさせる筋トレが良いと思います。

運動やスポーツを普段からする人は、そういう動作や筋トレを無意識に自然に行なえていることが多いので良いのですが、普段運動不足と思っているような人では良くあることです。

膝が痛いからとか、肩が痛いからといって、すぐに何でもかんでもヒアルロン酸の注射をしても意味がないこともあります。もちろん急性期や痛みがひどい場合にはトリガーポイント注射やヒアルロン酸注射は良いですし、当院でもふつうにそういう治療もやっていますが、まあ、いつまでもやれる治療でもないことと、長らくそういう治療をしているのに今一つという場合には、病態がそういう治療の適応でないことがあるよ、ということです。

いずれにしても、他力的なリハビリや注射などに頼るばかりではなく、自力で筋トレストレッチをすることが大事です。ちなみに肩関節や肩こりの問題については、ラジオ体操やダンベル負荷というよりはまずは土俵入り動作が良いと思います。それが勢いつけないアイソトニック運動で、かつ、肩甲骨を寄せることと斜め背側上方に上肢を支持する力を高める筋トレになります。

投稿者: 三本木クリニック

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