院長BLOG

2019.09.20更新

おとといのことですが、名古屋で開催された講演会に参加しました。

今や外科手術後のリカバリーに漢方を使用する、ということが一般化されていて、例えば今回の講演で紹介されたのは、消化器がん手術後の大建中湯とか、肝臓手術後の茵陳高湯ですが、これらは大学病院クラスでも頻用されているようです。とくに大建中湯あたりは漢方の中でも一番販売数が多い部類のものだということです。

今回の講演会の目玉は、名大の外科から梛野教授による、肝門部胆管癌1000例手術のお話でした。

日本の肝門部胆管癌の根治術といえば、梛野先生の先代教授である二村先生により世界中に優れた成績を誇るようになりましたが、今回の講演で知ったのは、二村教授時代に400例、そして梛野教授になってからが600例、という内訳だったということです。

大体が手術時間が12時間以上かかるものがほとんどで、それでも当初からすごく安全性高く行われており、また、しっかりと根治性が保たれるため、5年生存率も40%台という、驚くべき成果を上げられています。

腹部手術の中で再難度の手術をこれだけやられているのは世界でもこの教室だけで、第二位と比べても断然の経験差があるということです。

思えば日本の外科学も1990年以前はまだまだ技術が未熟だったという、つい最近まではそういう時代だったのですが、本当にこの30年ほどで劇的に向上しました。それは肝門部胆管癌のみならずすべての手術において、といえるでしょう。

投稿者: 三本木クリニック

  • まずはお気軽に
    当院へご相談ください
    内科/小児科/肛門科/外科/形成外科/皮膚科/美容
  • common_tel.png