院長BLOG

2019.07.26更新

昨夜は連日となる研究会の参加でした。

最近やたらとこういうのが多くてバテ気味ではありますが、参加すれば何らか新たな知見を得られるので、困ったものです。

糖尿病の新しい治療薬のSGLT2阻害剤は、腎臓での糖の再吸収を阻害する薬で、尿へ過剰な糖を排泄することで効能を発揮します。

この薬は最初の1か月はやや脱水気味になるので水分補給を励行する必要があります。要するに多尿になるのですね。でもそれは一過性のことで、1か月を過ぎると安定します。また、半年ほど経過すると内臓脂肪が減り始めるので、結果的にやせてきます。当然、脂肪肝にも有効、というわけです。

 

また、今回の研究会では最近長期処方が可能となったばかりの、新しい中性脂肪治療薬の説明もありました。この薬については過去何度か講演会に参加しているのと、当院でも数十例の経験値の時点でまとめて評価したことがあるので、その効用については大変期待するところです。

いま話題となっているNASH、つまり、非アルコール性脂肪肝については、このSGLT2阻害剤と新しい中性脂肪治療剤の併用が、まずはステアトーシスを改善し、かつ肝炎病態を改善するという、ダブルでの効果が期待されるのですが、各々はへパトサイトとジヌソイドセルの別々に作用することで肝保護効果を来たすということが、今回の講演で教えられました。

何せ今回の講演者の先生はこれらの薬剤の開発に携わった本人ということで、生化学的な内容がハイレベルすぎて、また進み方と喋りが早いため、何百人かいた参加者の先生のうち、どれだけの割合の人が、きちりと理解できたかなあと甚だ疑問に思うほどにあれこれ盛りだくさんの内容でした。当然私もあまり理解できない基礎的なことが多々ありました。とりあえずエッセンスだけでも持ち帰れたものはあると思います。

SGLT2阻害剤の利点は、ライザップや短期的ダイエットのようにはリバウンド肥満にならない、という点です。私も自費で実験的に服用することにします。昨年ダイエットしたのにいままた肥満にもどり、ダイエット以前よりも太ってしまいましたので。まさにリバウンド。

投稿者: 三本木クリニック

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