院長BLOG

2018.08.27更新

昨日は猛暑の中名古屋栄はど真ん中祭りでにぎわっていましたが、熱中症は大丈夫かいなと思うほどの蒸し暑さでした。

私は春に引き続いてまた、かかりつけ医研修会を朝9時半から17時半まで受講してきたのです。何ともいえません。

近い過去に同様の研修をしているので内容は似たり寄ったりではありますが、多少は新しい知見も得られました。

中性脂肪は心筋梗塞もそうですが、脳血管障害により悪影響である、ということや、悪玉コレステロールLDLは心筋梗塞やアテローム血栓による脳血管障害の原因としてより特異的である、ということなど、以前より細かいエビデンスが続出している近年のようです。

かかりつけ医の機能ということで、主としていかにして健康寿命を延長させるか、ということが目的で、内科が主体となります。

糖尿病、認知症、脂質異常症、高血圧症、禁煙指導、健康相談、在宅医療、介護保険、服薬管理、といった内容で講義が進みました。

今回興味深かったポイントをいくつか挙げると、

禁煙についての話で、電気加熱式タバコについては現状はまだ健康への悪影響のエビデンスがでていないが時間の問題で確実に悪影響であることは判明するだろう、ということ。喫煙することそれ自体が病気であること。ニコチンは一時的に脳内報酬系でドーパミン放出を促進する作用があり、これが一瞬の幸福感を生むが、覚せい剤などと同じですぐに枯渇し、またニコチンを欲するという繰り返しになる、ということ。喫煙は各種の癌の他、心筋梗塞へのリスクが突出して高いこと。

つぎに高血圧についての話で、後期高齢者75歳以上の場合、診察室での血圧目標値が150の90未満に引き上げられたこと。とはいえ高血圧は脳出血脳梗塞心筋梗塞に(さらに腎機能悪化)なりやすくするおおきな要素であること。

脂質異常症についての話では、善玉コレステロールHDLはあまりに高値すぎる(90以上)のはまた逆に2.4倍にまで心血管疾患死亡リスクを高めること。またHDLが低すぎるのは従来通りリスクであり、たとえ悪玉LDLが低くても善玉HDLが低いと心血管イベントを誘発するリスクが高いということ。また、トリグリセライドに関しては、空腹時だけでなく食後であってもやはり高値であるのはリスクであり、165以上では心筋梗塞リスクが高いことが分かってきたこと。

他にもいろいろありましたが、やはり健康には気をつけたほうがいいことには変わりありません。常識的に言われていることはやはりエビデンスがどんどん得られているということです。

週刊誌やネットのウソ情報に振り回されないようにしましょう。

投稿者: 三本木クリニック

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