院長BLOG

2018.07.21更新

今日は土曜ですが、午後から老人ホームへの往診のあと、東名古屋医師会主催の講演会に参加しました。高尿酸血症と心疾患との関連性について文献的考察をたくさんされて講演されていました。

結論としては、人類にとって尿酸の意義というものは今一つ分かっていない、ということが一つと、もう一つは、細胞にはすべてDNAがあり、それが代謝されると尿酸が生成する、ということで、それは摂取食物からも加算されますが、それが高値となると、痛風になったり、腎機能に悪影響を及ぼしたりするということです。

メタボの人には尿酸が高くなる傾向があるのは想像に難くないことですが、それを薬物治療などで下げることは、痛風の予防や治療、そして腎機能の保護、ひいては寿命の延長に有効である、ということです。

ただ、尿酸が高値となるのはあくまでも結果であって、たとえば心臓疾患を抱えた人が尿酸が高値であることは疫学的に分かっていても、薬で血中尿酸濃度をさげたからといって心不全が予防できるわけではないだろうということも、現時点では判定せざるをえない状況です。

尿酸の問題は圧倒的に男性に多く見られ、また、尿酸の濃度がかなり高くても余裕な欧米人よりは日本やアジア人は低い濃度で人体に悪さをすることも示されました。

 

という講演を聴いたあと、すかさず名古屋駅付近のホテルで行われた肛門の手術の研究会に参加しました。今回は非常に興味深い内容で、深部痔ろうに対する手術、というテーマでした。

症例経験がたくさんある施設から3題発表されましたが、当院ではまだ深部痔ろうの患者さんを診察したり治療したりしたことはないので、もしそういう症例があったらさすがに専門病院に紹介となるのでしょうが、本質的には非深部痔ろうと考え方は同じだと思いました。

あとはいかに本質を理解した手術を、かつ機能的後遺症を残さずに行うか、ということになり、発表された先生の中で最も成績の良い先生の術式はさすがにきっちりしており、なおかつむやみに大きな傷を加えることなく上手にできておりました。その先生に対する質疑応答を聞いていましたが、さすが、成績の良い手術をする先生は本質的に肛門手術、とくに今回の場合は痔ろうの手術ですが、そういうものを理解されていると思いました。

深部痔ろうの症例が当院にくるようなことはおそらく今後もあまり可能性としてはないと思いますが、深部の症例でなくても痔ろうは複雑なものになることは多いので、再発率少なく、キレイに、なおかつソイリングなどの後遺症を残さないようにする。。これが大事です。

当院では肛門の手術、鼡径ヘルニアの手術を週3件ずつ行なっています。すべて日帰り手術です。絶対に入院が必要だろうという症例を無理して行うことはしておりませんが、たいていは出来ます。日帰りでできるものについては明確に基準があります。私なりの経験にもとづいたもの、ですが。

現時点で8月の最終週から予約枠が空いております。大体1か月待ちといったところですので、ちょうど良いのではないかと思っています。

投稿者: 三本木クリニック

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