院長BLOG

2018.06.24更新

昨日は土曜でしたが夜に岡崎市で漢方のセミナーに参加しました。皮膚科と漢方という内容で、比較的珍しいテーマなので興味深く受講しました。

なんとはるばる秋田大学から准教授先生が見えての講演で、岡崎は初めてだとのことでしたが、それはそうでしょうねと思いました。私らが秋田のどこかの市町に行くこと考えたら同じことです。

漢方セミナーは毎回勉強になることが多いのですが、今回も多分にもれずというか、いろいろ勉強になりました。

皮膚科疾患は本当に種類が多い分野ではありますが、その中でも日常臨床でよく目にする疾患を抜粋して講演されましたので大変分かりやすく親しみやすい内容となっていました。

たとえば、ほてり、のぼせ、じんましん、ニキビ、癌患者の皮膚症状、湿疹、など、といったような、医者でなくとも誰でも見たり経験したりする症状に対して、漢方的にはどう解釈し、どう治療するか、ということなどの解説をしていただきました。

私が質問したのは、ニキビ治療についてです。他院皮膚科でもいろいろ難治性ニキビについては苦慮していると思いますが、その表れとして、ビタミン類を一通り処方して、さらに漢方も処方して、さらに外用剤も、というふうになって、それでも今ひとつすっきり治らないという患者さんが当院に来られて相談されるケースがあるので、大学の先生はどう対応しているのかということで。もちろん大学病院でニキビ治療をたくさん扱っているということはないでしょうが、外部の病院などにも週のうち幾日かは勤務されているでしょうから、当然市井の日常的皮膚疾患にも精通されているはずですから。

それでそういう質問をしたのですが、回答としては、いわゆるニキビの治療として良く使用される漢方薬を一通り試しても無効な場合には、ニキビをいったんおいといて、それ以外の腹部所見とか、問診とか、舌診とか、そういう全身的な状態を見ることで、使用すべき漢方が決まってくることもあるというアドバイスをいただきました。なるほどと思い、今後活用していこうと思います。

ちなみに、現状、ニキビの治療で最も有効なのはニキビ専用の外用剤です。抗生剤の外用剤もありますが、一番新しい部類で効果も大きいのはやはり毛穴を詰まらせない作用があるタイプの薬です。各社いろいろ出ていますが、どれも分かりやすい機序です。問題はケミカルピーリング作用によるかさつきやヒリヒリ症状の副作用ですが、上手に塗布の仕方や副作用対策をしないと、効果が出る前に塗るのをやめてしまうということになりやすいので注意が必要です。これらの薬はおそらく、どんなビタミン剤や漢方よりも効き目が期待できる治療ですので、使い方と副作用対策を十分理解して対応することです。副作用は一時的なものですし、塗布する手間も1日1回だけですので、一番手間と効果のバランスが良いものだと思います。

ただ、当院ではこれら保険治療の他に、フォトセラピーという、絶対的に信頼できる治療がありますから、いってみれば最終兵器があるので、ニキビ治療はあまり不安に思うことはありません。自費診療という点がネックではありますが、当院のフォト治療はサービス価格ですので気軽に続けられると思います。

ニキビの場合、20回の照射治療、それも、できれば2週間おきに連続して行うのが一番早く治るスケジュールとなりますが、学校や仕事などでなかなか当院の診療時間内に来られないケースが多いので、そこは頑張ってもらうと良いと思います。得られるもの、効果がきっちりありますから。努力に見合う、というやつですね。

 

投稿者: 三本木クリニック

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