院長BLOG

2018.04.08更新

イボとひと口に言ってもさまざまなタイプがあります。ウイルスの型によって発現型が異なるからです。

普通に皮膚にできるものとしてはそれでも大体2種類に(かなり大まかに言ってですが)分けられます。そしてその二種類は治療も大きく2種類に分かれます。

発現型としては、アクロコルドンタイプの、小さいニョキニョキしたタイプの1ミリ程度のイボが多発するもの。頚部によく好発します。また、脂漏性角化症と呼ばれる扁平型の表面にぽつぽつとある、一見シミと見間違えるタイプのイボです。これらのタイプのイボは内服薬では治らないことがほとんどですので、物理的に除去します。当院ではラジオ波という手術器械を使用しますが、病変が4ミリ以上などの大きなものでなければたいてい術後1か月もすれば跡形もなくキレイになります。

一方、いわゆる尋常性疣贅といわれるタイプのイボ、これは真皮に根を張るタイプで、血流供給が豊富で、簡単には治りません。外科的切除をする場合もありますし当院でもたくさんの経験がありますが、多発したものやあまりにも巨大なものが多数ある場合にはいきなり手術をするのは大変なので、まずは内服治療から開始します。単発のものや比較的浅い部位に発生したものは外科的除去でラジオ波で良いと思いますがケースバイケースです。乳幼児から小学校低学年の小児の場合、単発でも手術は怖がったりして安静にできないので内服治療のみで対応することが殆どです。そしてほとんどが3か月程度で完治します。内服治療の適応を最近では成人にも拡大して対応することが増えました。1年かかって多発表面型疣贅が内服だけでほぼ全部消失した事例を経験してからです。ポイントというか重要な点は、毎日きっちりと内服治療をする、ということです。それができないと、小児だろうと成人だろうと良い結果には至りません。成人の場合、半年程度は内服を継続する必要があると思います。まだ小児ほど経験値がありませんが、そういう印象があります。3か月以内でグイグイ治る成人のケースもあります。

まとめると、

イボの治療には大体2種類ある。ラジオ波で焼灼切除する方法と内服治療。最近では小児も大人も内服治療を推奨することが増え、成果もかなり上がってきた。ただし、内服治療が効くタイプのイボと、効かないタイプのイボがある。幸い、内服治療が効かないタイプはラジオ波で簡単にキレイに除去できる内服治療が効くタイプのイボは、多発しているもので埋没タイプのもの。小児なら3か月程度で大体治癒する。大人の場合半年は覚悟した方が良いが、いずれにせよきちんと服用すればかなりの率で跡形もなく治癒する。

ということです。

内服治療の具体的内容についてはあまり教科書的には記載されていないので、注意が必要です。ヨクイニンだけでは難しい、ということです。当院はある一例報告の文献をもとに治療を始めました。その程度ですので、教科書には一般に載ってない処方です。

投稿者: 三本木クリニック

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